肝斑を画像で見る

肝斑は治りにくいとされるしみの一種です。

原因や治療法などは、ほかのしみとは異なる特徴があります。
そのために、まずはご自身のしみを肝斑か確認してみましょう。

しみの診断・特定には皮膚科医の診察が必要です。このページはあくまでご自身で確認するための参考情報としてご利用ください。

肝斑は、 特にほほ骨のあたり、 ときには額、 口の周辺に左右対称に生じます。
目の周囲にはできず、 色が抜けたように見える点が特徴です。
  • もやっと広がった蝶々タイプ
    もやっと広がった
    蝶々タイプ

    ほほ骨から下の方にかけて、両側にもやっと広がったタイプ。
    面積が広く顔色全体がくすんで見えることも。
    日光黒子(老人性色素斑)など色の濃いしみの下に、こんな肝斑が薄く広がっている場合もあります。

  • ほほ骨に沿って筆で描いたようなタイプ
    ほほ骨に沿って
    筆で描いたようなタイプ

    ほほ骨に沿って、左右対称に筆で描いたようなしみ。ほほには別の種類のしみが広がっていることもあります。

  • 目尻の下あたりに小さく広がったタイプの[チビ肝斑]
    目尻の下あたりに
    小さく広がったタイプの[チビ肝斑]

    ほほ骨から目尻の下あたりに、左右対称に小さく広がったしみ。または、こめかみ近くに小さく広がったしみ。いわゆる「チビ肝斑」です。

  • 左右対称だが大きさ・位置が違うタイプ
    左右対称だが
    大きさ・位置が違うタイプ

    ほほ骨に沿って左右対称だけれど、大きさが違ったり、また片方が目尻の方に広がるなど、位置が少し違うケースもあります。

  • 額や口の周りにも出るタイプ
    額や口の周りにも
    出るタイプ

    ほほ骨に沿って左右対称に広がるだけでなく、額中央、あるいは口の周りなどにも出ている場合があります。

肝斑の症例写真を見る

しみには種類があります。
肝斑と見分けたい、代表的なしみのパターンをご紹介します。
  • 日光黒子(老人性色素斑)
    日光黒子
    (老人性色素斑)

    しみの中で最も一般的。顔や腕などの肌を露出しやすい部位にできます。主な原因は紫外線です。

  • そばかす
    そばかす

    主に鼻周辺に散らばる細かな色素斑。一般的に3歳頃から発症、思春期に顕著となります。主な原因は遺伝・紫外線です。

  • 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM※)
    後天性真皮メラノサイトーシス
    (ADM※)

    両側性(左右対称性)に顔面、特にほほや額、鼻翼などに小さいまるい青紫~灰色っぽい色素沈着が散在的に見えたり、集まって見えます。
    ほほのあたりに集まる場合、左右対称のため肝斑と見間違うケースがよくあります。
    季節によって薄くなったり濃くなったりなどの変動が少ないです。
    ※ADM:acquired dermal melanocytosis

  • 炎症後色素沈着
    炎症後色素沈着

    ニキビや化粧品などによる肌の炎症が治ったあとに生じます。主な原因は皮膚の炎症です。

日光黒子、そばかす、炎症後色素沈着に

PICK UP!肝斑があると、見た目年齢+約11歳。肝斑の有無は印象を左右?

20~50代女性に、しみのない顔写真としみがある顔写真のバリエーションを提示、それぞれ何歳に見えるかを訊き中央値を割り出したところ、右のような結果になりました。肝斑がある顔写真では、しみのない顔写真の+約11歳と印象が大きく変化するように感じている人が多いことがわかりました。

【肝斑と見た目年齢】各画像の女性が何歳だと思うか、20~69歳の整数で答えてください(年齢は全回答の中央値)
  • しみのない状態
    しみのない状態
    29
  • そばかす
    そばかす
    31(+約2歳)
  • 日光黒子
    日光黒子
    37(+約8歳)
  • 肝斑
    肝斑
    40(+約11歳)
  • 日光黒子+肝斑
    日光黒子+肝斑
    45(+約16歳)

■対象:20代〜50代女性200名
■ 調査方法:各画像を提示、画像内の女性が何歳だと思うか20〜69歳の整数で回答してもらい、結果を全回答の中央値で示した。
■ 調査委託先:ネオマーケティング(2023年10月調べ)