江原
2024年入社
農学部応用生命化学科修了
- 入社時の「想い」
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医薬品やスキンケア製品を選ぶ際にどれが一番効くか、安心なのかわからず悩む中で、
有効性や安全性にこだわり抜き、自信をもって世の中に出せるような製品の開発に携わりたいと思うように。
「エビデンスベースド」という考え方を非常に大切にしており、有効性や安全性に関して科学的根拠に裏打ちされたモノづくりを行う
当社ならば自分の納得のいく製品を生活者に届けることができると考えたことが入社の理由に。
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「エビデンスベースドのモノづくり」
を支えて -
入社2年目の現在は特にトランシーノやブライトエイジなどのスキンケア製品を担当し、新製品開発における安全性および有効性の研究と評価に携わっています。具体的には、シミやシワなどの肌悩みを研究し、その改善に有用な成分を探索。また、見出された成分を配合した製剤が、実際に皮膚に対して効果を示し、かつ安全に使用できるかを確認するための評価を行います。生活者に安心・満足して使っていただける製品を開発するために時間をかけて研究・評価を行っており、当社が大切にしている「エビデンスベースドのモノづくり」を支える重要な仕事だと考えています。
細胞実験で良好な結果が得られた成分でも、必ずしも優れた製品に結び付くわけではない点に難しさを感じています。例えば、極めて高い有効性を持つ成分を見つけても、刺激性が高ければ安全性の観点から製剤に配合できる量は限られてしまい、結果として最終的な製品は十分な効き目を示すことができません。生活者のQOL向上に貢献することを目指して製品開発を行っているため、製品として有効性を示すことができないと判断されれば、その成分についての研究を断念しなくてはならないこともあります。そのような中でも、自分が研究した成分が配合された製品が店頭に並ぶことを夢見て、日々研究に取り組んでいます。
- 効果と信頼性の高い製品の開発に貢献する
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第一三共が開発したトラネキサム酸の研究を通じて、エビデンスベースドな製品開発の実現に挑戦している最中です。トラネキサム酸はシミに効果的な成分ですが、近年、乾燥やエイジングケアに対しても有効である可能性があることがわかってきました。しかし、その具体的なメカニズムはまだ明らかになっていません。今後は、トラネキサム酸の肌に対する作用メカニズムをより深耕し、有効性を科学的に証明することで、自信をもって生活者にお薦めできるような製品の開発につなげたいと考えています。
当社は少人数で非常に多くの製品の開発を進めていくため、若手のうちから幅広い業務や重要度の高い業務に携わることができます。トランシーノのように大きなブランドの新製品開発における有用性研究を入社2年目から任せていただいていることもその一つ。大きなやりがいとともに仕事に向き合っています。
- 革新的製品の開発につながる研究成果の創出を目指して
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私の所属する安全性・有用性研究に携わるグループでは、医薬品からスキンケア製品、オーラルケア製品まですべての新製品開発における安全性や有効性の研究、評価を担当しています。グループ内での議論に参加するためには、メインで担当しているスキンケア領域だけでなく、医薬品やオーラルケアなど他の領域についても学ぶ必要があるため、幅広い知識を自然に身につけることができます。
今後の目標は、革新的な製品につながる研究成果を創出し、当社のブランドや製品の魅力をより多くの生活者に伝えることです。そのためには地道なトライ&エラーを繰り返す姿勢が不可欠だと考えています。当社では、自分なりの仮説を持って積極的に挑戦することを歓迎する風土が根付いており、失敗を恐れずに新しいアイデアを試せる環境が整っています。この環境を最大限に活用し、今後も柔軟な発想と粘り強い探究心を持って研究に取り組み、生活者のQOL向上に貢献したいです。
ONE DAY
- 8:45
- 出社 メールの確認と本日の業務を確認
- 9:00
- 実験
- 12:00
- 食堂で昼食
- 13:00
- 社内打合せ
- 14:00
- 実験
- 16:00
- 実験結果の確認、データの整理
- 17:00
- 結果について先輩とディスカッション
- 18:00
- 翌日の業務整理、メール確認後退社
CAREER STEP
- 2024年
- 新卒で入社
製品開発における安全性や有用性の研究および
評価を担当する部所に配属
OFF TIME
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退社後は、家の近所のお店でゆっくりお酒を飲んで過ごすのが好きです。月に2、3回は退社後に、会社の同僚とも一緒に食事に行きます。
休日は趣味の釣りに行くほか、一人旅をするなどして過ごしています。 -












