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研究

宮本 2017年入社
生命科学研究修了

※インタビュー内容は取材当時のものとなります。
入社時の「想い」
長らく第一三共ヘルスケアの点鼻薬を愛用していた宮本。
安心と信頼のもとに使い続けていたその薬は、いつしか宮本にとってお守りのような存在になっていた。
多くの人々にお守りとして頼られ、愛される製品を自分の手で生み出したいという想いから当社を志望した。
苦労を重ねて生み出した製品を
店頭で目にする喜び
私が取り組んでいるのは、半固形医薬品の製剤研究です。半固形医薬品には、液剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、パップ剤、テープ剤など、多種多様な剤型があります。その中で私が主に担当しているのは、ロキソニンの外用剤や口内炎を治すトラフルの軟膏剤です。
製剤研究のプロセスとしては、まず製品の開発テーマに沿って有効成分にさまざまな添加物を組み合わせて処方を設計し、実際に製剤を試作するところがスタートです。試作した製剤の品質や物性、使用感を評価し、より良いものへとブラッシュアップするために、製造委託先の担当者とも意見を交わして検討を重ねます。工場で試作してみると、ラボスケールでは想定していなかった問題が発生することも多く、処方の設計には苦労が絶えません。一定の評価水準に達した何十通りもの処方の中から、最も安定して優れた品質を担保できる処方を選択し、最終的な製品化を目指します。苦労を重ねて発売した製品を店頭で目にすると、努力した日々が報われた喜びと達成感が胸にあふれてきます。
処方を検討する中で得られた有用な成果については特許を出願することもあり、研究のやりがいに繋がっています。蓄積された技術や知見を開発テーマとは異なる方向に活用し、新たな製品開発の種を探索する研究も並行して進めています。

再チャレンジできる環境が成長を促す
製剤研究を担当して7年目になりますが、製品の処方設計は知識や経験を重ねてもなお難しく、とても奥の深い仕事です。製品の機能や品質の担保はもちろんのこと、生活者の立場から使用感にも配慮しなければなりません。医薬品はスキンケア製品と比較すると、使い心地はあまり重要ではないと思われがちですが、私たちは妥協せずに徹底してこだわります。より良い製品にするため、現行製品に寄せられた生活者からの要望や意見などの声を処方設計に反映するべく、製剤研究に取り組んでいます。
以前、生活者からのご要望にお応えしたいと思い、現行品のリニューアル開発において大きな処方変更に取り組んだことがありました。何度も試作品の使い心地を検証した結果、ようやく満足できる使用感の処方にたどり着きました。しかし、その処方では製造条件を満たせなかったので、開発は断念することになりました。処方設計の甘さを痛感しましたが、数年後に再度チャレンジする機会が訪れました。失敗して全てが終わるのではなく、そこから得た学びを次の挑戦に生かせる環境が、研究者としての成長を促してくれます。

自信を持って製品を薦められる幸せ
入社して改めて感じる第一三共ヘルスケアの魅力は、多彩な製品群を通じて多くの生活者に寄り添い、「セルフケア」の実現を目指すという理念を社員が共有し、実践しているところにあります。全ての製品は確かなエビデンスのもと、品質に関するリスクを厳しく評価したうえで生活者にお届けしています。製剤研究に際しても、生活者の視点から新たな付加価値を創出するために、惜しみなく時間を注ぎ、知恵を絞っています。だからこそ、家族や友人に自信を持って薦められます。自社の製品に誇りを持てるのは、本当に素晴らしく、幸せなことだと思います。
今後も、製剤研究においては私自身がテーマとしている使用感を追求していきます。生活者の方々に「かゆいところに手が届く良い製品だ!」と言っていただけるものを数多く開発し、お届けすることが私の目標です。入社以来、ずっと携わってきた半固形医薬品の専門性を深めて、いつか会社の未来を担っていけるようなコア技術を生み出したいと考えています。

ONE DAY

9:00
出社、メールチェックと本日の業務を確認
10:00
委託先や社内との打ち合わせなど
12:00
研究センター内のリフレッシュルームで昼食
13:00
実験・処方の試作、試作品の評価
17:00
実験結果の確認、データまとめ、明日の実験の実施計画
18:00
メール確認後に退社

CAREER STEP

2017年
新卒で入社
半固形医薬品やオーラルケア製品の
製剤研究を担当する部所に配属

OFF TIME

研究センターにいると本社や営業の方とお話する機会が少ないため、退社後に他部所の方々と飲みに行くのが楽しみです。休日には自分へのご褒美として旅行をするほか、アイスショーや劇団四季のミュージカルを観に行きます。仕事で疲れたら、近くに住む3歳の甥と0歳の姪と遊んで癒してもらいます。

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