データで見るトランシーノのはたらき



2.トランシーノの臨床試験について

肝斑(かんぱん)の患者さんを対象にしたトランシーノの臨床試験には無作為化比較試験という手法が用いられました。トラネキサム酸配合のトランシーノと効果を比較する対照薬として、すでにシミへの効能・効果が認められている当社のビタミンC主薬製剤を採用。無作為化比較試験とは、医師も患者さんも、どちらの薬剤を投与するか選ぶことのできないもので、症状にかかわりなく客観的に試験を行える方法として認められています。

【主な臨床試験】 ●投与期間:8週間 ●対象者数(症例数):231名

[このデータをもって承認されました。]写真評価委員会の医師が肝斑の色素沈着部分の改善効果を写真判定(ブラインド判定)

ロボスキンアナライザーで撮影した原画像および、白黒の輝度画像の投与前後の写真について、写真評価委員会が評価しました。
投与した薬剤がわからない状態で比較し、5段階(改善、やや改善、不変、やや悪化、悪化)でブラインド判定。改善率は、トランシーノ投与群36.4%、当社ビタミンC 主薬製剤投与群ではわずか2%、トランシーノの有効性が有意に認められました。

※写真評価委員会:治験を実施した医療機関とは別の皮膚科医師(3名)により構成された評価組織。

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参考データ

参考データA 担当医が肝斑の改善効果を5段階評価

投与前から2週ごとに、担当医がスキントーン・カラースケールを用いて明度を測定し、投与前の明度との変化(明度差)によって、色素沈着改善度を5段階(著明改善、改善、やや改善、不変、悪化)で判定。改善率(著明改善+改善)を比較すると、トランシーノ投与群では60.4%、当社ビタミンC主薬製剤投与群では26.4%と、トランシーノの有効性が、有意に示されました。

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参考データB 患者さんの自覚症状改善度を5段階評価

患者さんの日誌を参考に自覚症状改善度を「シミが目立たなくなった」「肌の感じが明るくなった」の2点について比較検討。いずれの質問でも、トランシーノ投与群のほうが患者さんの満足度が高かったことが示され、統計的にトランシーノの有意性が確認されました。

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