医師監修コラム知っておきたいからだニキビの
ウソ、ほんと

背中やデコルテのニキビ、なんとなく思い込みでケアや対処をしていませんか!? つい良かれと思いやってしまいがちなこと、疑問に思っている人が多いことなどを、ピックアップして◎×△でお答えします。

背中やデコルテにできたニキビは、オイリーな肌が原因? 乾燥した状態にしておけば大丈夫?

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間違いです!
背中やデコルテのニキビは、肌を保湿することも大切です

乾燥した状態になっていると、肌はもっと皮脂を出そうとしてしまいます。皮脂は、背中やデコルテのニキビ、いわゆる「からだニキビ(毛のう炎)」の原因菌が好むもの。また皮脂量が多くなると、毛穴が詰まる原因にもなります。肌が乾燥している場合には、適度な保湿でしっかり肌をケアしましょう。

細菌や真菌などが原因なら、とにかく殺菌を徹底すればいいの?

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間違いです!
肌のバランスを崩し、さらに悪化してしまうかも…。

からだニキビの原因菌は、誰もが持っている常在菌で、普段は皮脂のバランスを保つ役目を果たしています。そのバランスが崩れると、トラブルを引き起こします。そのため過度な殺菌をしてしまうと、皮脂のバランスを崩し、かえってからだニキビが悪化してしまうおそれがあります。健全な肌を保つためにも、ゴシゴシ洗うなどの洗い過ぎには注意しましょう。

生理の時期が近づくと、背中ニキビができやすくなる気が…。これって関係あるの?

ホルモンバランスも大きく影響する場合があります。

生理中はホルモンバランスが崩れやすく、からだニキビもできてしまいがちに。あらかじめ時期がわかっていれば対処もしやすいので、体調に配慮しながら無理をせず、上手に付き合うようにしましょう。

背中ニキビができちゃった…。毛穴を塞いじゃうから、日焼け止めは塗らないほうがいい?

長時間の場合は、弱めの日焼け止めをこまめに塗るのがおすすめです。

もちろんウォータープルーフなど、1度塗って長く効果の続く日焼け止めは、 クレンジングでも落ちづらく毛穴を塞いでしまうことになります。屋外でのアクティビティや部活動などで、長時間外に出て日焼けしてしまうおそれのある場合は、落としやすい日焼け止めをこまめに塗るほうが肌へのダメージは少ないでしょう。

実はお尻にもニキビが…。下半身だから背中やデコルテのニキビとは別物?

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同じかもしれません。皮膚科の受診をおすすめします。

臀部にできるニキビは、背中やデコルテと同様、顔と比較して汗でムレやすいため、真菌などが繁殖しやすく、顔のニキビとは違う原因の場合があります。また、毛穴が詰まりやすい部位なので、背中やデコルテのニキビと同じ、いわゆる「からだニキビ(毛のう炎)」の場合も多いと考えられます。ただし、同じものかどうかは具体的な症状を見なければ診断ができないので、症状が改善しない場合は最寄りの皮膚科を受診してみましょう。

からだニキビのできない良い環境イメージ

監修医:齊藤 真理子医師
(形成外科、美容皮膚科)

からだの赤いブツブツには
正しいケアが必要です。

山本メディカルセンター 院長
昭和大学医学部卒。医学博士、形成外科専門医、分子栄養学認定医
2010年に山本メディカルセンター入職し皮膚科・形成外科を立ち上げる。
アンチエイジング分野にも取組み、メディカルスパ、ドクターズコスメなどの開発・販売も手がけている。
2016年4月同クリニック院長就任。
日本形成外科学会、日本皮膚科学会、日本酸化療法研究会、臨床分子栄養医学研究会、被災地医療支援GMJ、女医+(じょいぷらす)所属。

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※1 化膿性皮膚疾患 
※2 化膿性皮膚疾患用薬として

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