かぜの養生法・
かぜにまつわる豆知識

かぜの養生3原則

かぜ薬で症状を緩和させ、
ウイルスに対抗できる体力を
取り戻しましょう。

  • 安静

    安静

    安静 無理をせず安静にして
    ゆっくり休みましょう

  • 保温

    保温

    保湿 部屋を暖かくして保温を心がけ
    体を冷やさないようにするとともに
    部屋の温度を保ちましょう

  • 栄養

    栄養

    栄養 消化のよい良質のタンパク質や
    バランスのとれたビタミンなどで
    抵抗力を高めましょう。

以下に当てはまる場合は
医療機関での受診をおすすめいたします。
  • 39度を超える発熱または急激に38度を超える発熱

  • 黄色や緑色の鼻汁、たん(細菌による二次感染が疑われるため)

  • ひどい、あるいは長く続くせき・たん(他の呼吸器疾患などが疑われるため)

  • ぜんそくなどの慢性呼吸器疾患、糖尿病、心疾患などの基礎疾患を持っている人(重症化しやすいため)

イメージ図

覚えておきたい!かぜにまつわる
豆知識 かぜの養生3原則

かぜとインフルエンザの症状の違い

インフルエンザも、かぜと同じく上気道の感染によって起こる病気です。
しかし、インフルエンザを起こすインフルエンザウイルスはかぜを起こすウイルスとは異なり、症状の重さも異なるので、別の病気だと考えておいた方がよいでしょう。
インフルエンザでも鼻水やのどの痛み、せきなどかぜと同じような症状が見られることもありますが、かぜにくらべて熱が高く、関節痛や筋肉痛などの全身症状を伴います。また、インフルエンザ脳症や肺炎など、重い合併症を起こしやすいこともかぜとは異なる点です。

医者
ウイルス
医者・ウイルス

かぜの予防法

  • 温度・湿度のコントロール
    1 温度・湿度のコントロール

    空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜が乾燥して体の防御機能が低下し、ウイルスに感染しやすくなります。また、夏場の冷房や冬の寒さなどで体が冷えると、血液循環が悪くなりウイルスを体外に排出する機能が弱まって、ウイルスが侵入しやすくなります。室内の温度や湿度を適度に保って、感染しにくい環境を整えましょう。

  • 十分な栄養と適度な運動
    2 十分な栄養と適度な運動

    偏食を避け、バランスよく栄養をとることが大切です。かぜの予防効果を高めるためには、体の免疫システムに欠かせないビタミンCと体のエネルギー産生に必要なビタミンB1群、鼻やのどの粘膜を強化する働きのあるビタミンB2、B6を多くとることがポイントです。アミノ酸の豊富な動物性タンパク質を食事に取り入れるのも効果的です。ウォーキングや水泳、ヨガなどの適度な運動でかぜに負けない体力をつけ、免疫力を高めることも大切です。

  • 薄着の習慣をつくる
    3 薄着の習慣をつくる

    厚着の習慣は体温調節の能力を低下させ、抵抗力を弱めてしまいます。過剰な厚着はやめて気温の変化に皮膚や粘膜が順応できるよう鍛えましょう。寒い時期に極端な薄着をするのではなく、温度差の大きい屋外と室内の気温に合わせて、こまめに衣服の脱ぎ着をすることを心がけましょう。

「かぜかな?」と思ったらまずは
症状をしっかり把握し、
症状にあったかぜ薬の
服用など早めの対策を心がけましょう。

あなたのかぜの対処法