運動が原因の筋肉痛は、セルフケアにより痛みを軽減できる可能性があります。ストレッチや入浴で血行をよくし、バランスのとれた食事と十分な休養をとりましょう。痛みがつらいときは炎症を抑え、痛みをやわらげる成分を配合したOTC医薬品を使うのもおすすめです。
次のような場合には病院に行きましょう。筋肉痛ではなく、リウマチ性多発筋痛症、線維筋痛症、内分泌疾患などの病気やケガが原因で筋肉に痛みが生じている場合もあります。
運動後の筋肉痛は、セルフケアによって痛みの軽減が期待できます。次のようなことを試してみるとよいでしょう。
筋肉痛がつらいときは、炎症を抑え、痛みを鎮めるロキソプロフェンナトリウム水和物、フェルビナク、サリチル酸グリコールなどの成分が入っている外用鎮痛消炎薬(湿布薬など)を利用して痛みをやわらげるとよいでしょう。
分類 | 主な成分 | 用途 |
---|---|---|
鎮痛消炎成分 | ロキソプロフェンナトリウム水和物 サリチル酸グリコール インドメタシン ケトプロフェン フェルビナク ジクロフェナクナトリウム など |
炎症による痛みをやわらげる |
冷感成分 | メントール dl-カンフル など |
患部を冷やす |
温感成分 | トウガラシエキス(カプサイシン) ノナン酸バニリルアミド など |
患部を温める |
抗炎症成分 | グリチルリチン酸 など | 炎症を抑える |
生薬成分 | オウバク サンシシ アルニカチンキ など |
殺菌作用がある 抗炎症作用がある |
血行改善成分 | ビタミンE | 血行を改善する |
以下の人は、注意が必要です。
インフルエンザや高熱を伴う重い風邪にかかると、筋肉痛のような症状が起こることがありますね。これは、体内に侵入した細菌やウイルスに対して、人間に備わっている免疫機能が働くために起こるものだと考えられています。免疫機能の働きにより体内で炎症が起こり、筋肉痛や関節痛を引き起こします。風邪やインフルエンザの症状が治まれば、筋肉痛も解消されます。治るまで安静にしておきましょう。
「インフルエンザ(原因)」のページへ
筋肉痛対策をサポート
外用鎮痛消炎剤
解熱鎮痛薬