筋肉痛の対策

筋肉痛になったらどうする?

運動が原因の筋肉痛については、傷ついた筋繊維の回復を進めるケアで軽減できることがほとんどです。ストレッチや入浴で血行をよくし、バランスのとれた食事と十分な休養をとりましょう。痛みがつらいときは炎症を抑え、痛みをやわらげる成分を配合したOTC医薬品を使うのもおすすめです。

医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

医療機関での受診をおすすめする場合

次のような場合には病院に行きましょう。病気やケガが隠れている場合もあります。

  • 1週間以上経っても痛みやこわばりが取れない場合(まれにリウマチ性多発筋痛などの疾患の場合があるため)
  • 局所に急激な痛みがある場合(筋肉痛ではなく、ケガや骨折の可能性があるため)
  • 全身性の痛みがある場合(他の疾患の可能性があるため)
  • 運動をしたわけではないのに、筋肉痛のような痛みがある場合(内臓疾患の可能性があるため)
  • OTC医薬品を使用しても効果がみられない場合

セルフケアできる場合

運動後の筋肉痛は、セルフケアで軽減できる場合がほとんどです。筋肉痛を早く治すために、次のようなことを心がけるとよいでしょう。

  • 血行をよくするため、38℃くらいのぬるめのお湯にゆったりつかった後、ゆっくりとストレッチをする。
  • 筋肉を補修するたんぱく質とともに、血行促進効果のあるビタミンC、Eなどを含むバランスのとれた食事を摂る。
  • しっかりと休息をとる。

筋肉痛軽減のためのセルフケア

筋肉痛に効果のあるくすりの選び方と注意点

筋肉痛がつらいときは、炎症を抑え、痛みを鎮めるフェルビナクなどの成分が入っている外用鎮痛消炎薬(湿布薬など)を利用して痛みをやわらげるとよいでしょう。

くすりで筋肉痛を抑える仕組み

外用鎮痛消炎薬に含まれる成分

分類 主な成分 用途
鎮痛消炎成分 サリチル酸グリコール
インドメタシン
ケトプロフェン
フェルビナク
ジクロフェナクナトリウム など
炎症による痛みをやわらげる
冷感成分 メントール
dl-カンフル など
患部を冷やす
温感成分 トウガラシエキス(カプサイシン)
ノニル酸ワニリルアミド など
患部を温める
抗炎症成分 グリチルリチン酸 など 炎症を抑える
生薬成分 オウバク
サンシシ
アルニカチンキ など
殺菌作用がある
抗炎症作用がある
血行改善成分 ビタミンE 血行を改善する

以下の人は、注意が必要です。

  • 皮膚が敏感な人=かぶれやすいことがあるので注意が必要です。
  • 妊娠中の人、子ども、ぜんそくを起こしたことがある人=消炎・鎮痛成分の中には使用について注意が必要なものもあるため、購入前に薬剤師に相談しましょう。

(コラム)インフルエンザのとき筋肉痛のような症状が起こるのはなぜ?

インフルエンザや高熱を伴う重い風邪にかかると、筋肉痛のような症状が起こることがありますね。もちろんこれは、運動による筋肉痛とは発生の仕組みが違います。

細菌やウイルスが体内に入ると、人間に備わっている免疫機能がこれらを撃退しようと、リンパ節でウイルスなど異物との闘いが始まります。これによりリンパ節の中で炎症が起こって関節や筋肉が腫れ、痛みが生じると言われています。
運動によるものではないので、ストレッチなどでよくなるわけではありません。風邪やインフルエンザの症状が治まれば、筋肉痛も解消されます。治るまで安静にしておきましょう。
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