労働安全衛生の推進

第一三共グループでは、Environment, Health & Safety(環境・健康・安全)を一体的に推進しており、グローバルでの健康・労働安全に関する方針・目標・施策を定めています。国内グループ会社においては、最高健康経営責任者をトップとした健康経営推進体制を敷き、会社と労働組合で合意した安全衛生管理の中期方針に基づいた安全衛生施策を推進しています。

健康・安全に関する取り組み

2026年度からは「ウェルビーイングの向上により企業理念およびビジョンの実現に貢献する」ことを目指して取り組んでいます。
健康に関する第一三共グループ方針:

  1. 社員の健康増進
  2. 快適な職場・作業環境の整備
  3. 労働安全衛生対策の強化
  4. 教育・コミュニケーション

健康増進については、重点領域を「生活習慣病、がん、メンタルヘルス、運動機能」に設定し、社員の健康増進を図っています。また労働安全については、2021年4月より、労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、労働災害の未然防止および労働災害発生時の被害の最小化を推進し、社員の安全の確保に取り組んでいます。

健康経営の推進にあたっては、2017年に社員の健康課題を把握するため、各種健康関連データを多面的に分析しました。その結果、健康上の課題に対して改善のための行動を自発的に起こさない、または改善する意識がないという社員が少なからずいるということが明らかになりました。

そこで、「健康意識の向上」を重要課題とし、評価指標・目標を設定したうえで、目標達成に向けて保健指導や社員啓発などの取り組みを強化してきました。こうした取り組みにより、一定程度の改善行動が定着したと判断し、2026年度からは「ウェルビーイングの向上により企業理念およびビジョンの実現に貢献する」ことを目指し、健康保持・増進に係る新たな評価指標・目標を設定し、さらなる健康経営の推進を図っています。

第一三共株式会社「社員の健康と安全」新しいウィンドウで開く

労働安全衛生に関する制度・取り組み

制度・
取り組み
概要
生活習慣病セミナーの開催 社員およびその家族に対し、専門医を講師として社内セミナーを開催し、健康リテラシーの向上を図っています。2025年度は疼痛、高血圧、睡眠に関するセミナーを開催しました。
禁煙推進 2021年4月に社長から2030年に喫煙率ゼロを目指す禁煙宣言を発表しました。敷地内、就業時間内禁煙などの環境整備に加え、役員や組織長の率先垂範により、積極的な禁煙推進を図っています。また、オンライン禁煙外来プログラムの費用補助施策を利用した参加者全員が禁煙を達成しています。
DSけんしん これまでの定期健康診断と人間ドックを統合し、法定健診項目とがん検診項目の両方を包含した第一三共グループ独自の検査体制を「DSけんしん」とし、全社員を対象に実施しています。
安心して受診できる環境を整備するために「DSけんしん休暇」を新設し、全従業員へ受診を勧奨しています。また、健康保険組合と協力して被扶養者にも受診を推奨しています。
仕事と治療の両立 仕事と治療の両立を目的として、通院型がん治療における療養休暇の一日単位または半日単位での分割取得を導入しています。また、がんについての基本的な知識や安心して働くための会社の支援制度を紹介する「がんと向き合うガイドブック」を作成し、提供しています。また、がん以外の治療についても分割取得制度を導入しています。
長時間労働対策 長時間労働者に対する医師面接を実施し、事後措置対象者には、産業医・上長と連携し個別指導を徹底しています。また、長時間労働を抑制するために、年間所定外労働時間の上限設定、勤務間インターバルの確保、有給休暇取得促進にも取り組んでいます。
こころの健康づくり ストレスチェックを実施し、高ストレス者・高ストレス組織に対しては個別のフォローを実施しています。また、セルフケア※1・ラインケア※2に関する研修を実施するなど、不調者発生の予防に取り組んでいます。外部のメンタルヘルスカウンセリングと契約し、いつでもカウンセリングが受けられる体制を取っています。
職場復帰支援制度 傷病による療養休暇や休職に対する円滑な復職と再発防止を目的として、職場復帰支援制度を運用しています。この制度に基づき、産業医や産業保健スタッフの関与のもと、体調不良者の復職中におけるフォロー・復職判定・復職後のフォローを実施しています。
からだの健康づくり 社員の健康増進を図るため、多様な対策を実施しています。
  • Walking Campaign and Photo Contest
    運動不足の解消とメンタルヘルスの向上を目的として、ウォーキングと写真コンテストを組み合わせた施策に取り組んでいます。
  • One DS 体操
    社員一人ひとりの健康づくりを促進する、第一三共グループオリジナル体操「One DS 体操」を制作・展開しています。
  • 健康保険組合との連携
    健康保険組合とも協力したウォーキング、個人向けの健康情報提供ポータルMY HEALTH WEB(マイヘルスウェブ)を含め、多様な健康施策を提供しています。
女性の健康 女性の健康サイト「DSフェムケア」を立ちあげ、社内サイトで情報提供をしています。セミナーや産婦人科専門医の解説動画を通じてリテラシーを向上および行動変容を促すとともに、周囲も理解を深め多様な社員が健康で働きやすい職場環境の整備に努めています。
団体長期障害所得補償制度
(GLTD)
万が一の就業不能リスクに備え、病気やケガで働けなくなった人に、最長、定年まで一定の割合で収入補償を行う制度を導入しています。
  • 社員自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを適切に対処して、予防・軽減につなげること
  • 部下と日常的に接する上司が、心の健康のために職場環境などを改善することや部下からの相談に対応すること

健康経営優良法人2026~ホワイト500~に認定

第一三共ヘルスケアを含む第一三共グループは、「健康経営優良法人2026~ホワイト500~」に認定されました。