組織風土の醸成

ワークライフサイクルの推進

ワークライフバランスへの取り組みを単なる労働時間の削減や福利厚生策ではなく、社員と会社の継続的な発展という観点からとらえ、新しい価値創造に結びつくよう取り組んでいます。一般的にはワークライフバランスと表現していますが、第一三共グループでは、バランスという両立や天秤のイメージではなく、仕事と生活の好循環の意味をこめて、「ワークライフサイクル」という名称で独自の考え方を提唱し、浸透を図っています。

働き方の工夫による労働時間の見直しによって創出された時間で仕事以外の生活も充実。それによって個人の能動的な成長が生まれ新しい視点を獲得し、新しい視点や知識・経験を活かすことで成果を出すことができれば、さらなる働き方の工夫につながり、生産性が向上。このような仕事と生活の好循環がワークライフサイクルです。

労働組合とのコミュニケーション

労働組合との信頼関係を常に大切にし、労使間の対話を旨として、課題解決を志向した前向きな議論と透明性の高い情報公開を実現しています。労働条件に関する事項については協議方式を基本とし、グループ共通性の観点、協議・報告内容等に応じ、「グループ」「各社」「各事業場」それぞれの会議体で協議・報告を行っています。
また、会社と労働組合の間で労働協約を締結しており、例えば組織変更については、労使報告事項と明記し事前報告をするとともに、社内ポータルサイトにて変更の目的等を従業員に対して周知しています。
労働安全衛生や労働時間管理に関しては、労使委員会を設置し、議論された内容を社内ポータルサイトなどで全従業員へ周知し、PDCAによる労務管理を確実に実施しています。

活力ある組織風土の醸成

ラインマネジャーが自組織のビジョンを自らの言葉でメンバーに語り、想いを共有し、同じ方向にベクトルを向けることや、職場における社員間の関係性の向上を図るコミュニケーションの機会を継続的に設けています。
また、ビジネスを取り巻く環境変化が激しく、社員の価値観も多様化するなかでは、ますます社員間の闊達なコミュニケーションやお互いを理解しあう組織風土の醸成が大切です。そのため、社員同士、あるいは経営層と社員のコミュニケーションを様々な形で推進しています。例えば、日々の業務のほかに、年1回全社員を集めて経営方針を共有する場を設けたり、社内ポータルサイトの中で、全社員の担当業務や顔写真を掲載し、コミュニケーションの機会を創出しています。