3分で分かる!敏感肌

敏感肌のしくみ

すこやかな肌わずか0.02㎜の角質層が、
すこやかな肌をつくるカギ

私たちの体の表皮は4層で成り立っています。なかでも、一番外側にあるわずか0.02mm(ラップ1枚程度)の角質層の水分量をいかに保つかが、すこやかな肌をつくるカギになります。この角質層は肌の水分を保つだけでなく、外的刺激から肌を守る"バリア機能"としても存在しているのです。

敏感肌
「肌のバリア機能が低下しがちな状態」のこと

敏感肌は、乾燥で肌の水分が少なくなり、角質層のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすい状態のことです。また敏感肌は乾燥だけではなく、紫外線やアレルゲンなどの外部刺激にも反応しやすくなっています。

すこやかな肌
(バリア機能が整ったうるおいのある肌)
健康肌の構造

バリア機能がきちんと働き、水分が充分に保たれている状態。
天然保湿因子(NMF)が、角質細胞内の水分を保持。

敏感肌
(バリア機能が乱れがちなうるおい不足の肌)
敏感肌の構造

角質層にすきまができ、刺激が入り込みやすく、水分が蒸発しやすい状態。また、天然保湿因子(NMF)も少なく、うるおい不足。

*1 NMF:Natural Moisturizing Factor 
*2 細胞間脂質:角質細胞間でバリア機能を維持

敏感肌になったら
どうしたらいい?

保湿ケア=「洗う」ケアからスタート! イメージ

01 保湿ケア=「洗う」ケア
からスタート!

「敏感」な肌状態になった時には、できるだけ悪循環に陥らないよう、すばやい対策を。そのために大切なのは保湿です。しかし、「保湿ケア=与える」ことだけと思い込んでいませんか? 角質層でうるおいを保つ役割をする成分は、洗うだけでも簡単に奪われてしまいます。実は「洗いすぎ」は、バリア機能が低下する原因のひとつ。肌本来のうるおいを奪いすぎない洗浄で、バリア機能を守りながら汚れを落としましょう。

02 与える」ケアで、
うるおう肌へ

「与える」ケアも重要です。与えるケアは、うるおいを「満たす」、「溜める」、「逃さない」3つの段階があります。うるおいを守るには、うるおいを満たしキープするのに欠かせない天然保湿因子(NMF)、水分の蒸発を抑え外部の刺激から肌を守る細胞間脂質、バリア機能の役割を果たす皮脂膜等にアプローチする必要があります。
"保湿化粧品"と一言でいっても、どの部分に働きかけているかは、成分や製品によってさまざまです。敏感肌の人は、うるおいを与えバリア機能をサポートする低刺激性のケア用品を選びましょう。

「与える」ケアで、うるおう肌へ イメージ

天然保湿因子(NMF)とは 

肌の角質層に存在する保湿成分です。一瞬にして水分をとりいれる「吸水性」と、とらえた水分を維持する「保水性」を持ちます。NMFの約半分はアミノ酸でできており、アミノ酸は肌の“うるおいの素”になる大切な成分です。

もっと詳しく「肌とアミノ酸の関係」

コラム乾燥性敏感肌とは?

乾燥性敏感肌とは。天然保湿因子(NMF)やセラミド等が不足し、肌の水分保持能が低下するとともに、バリア機能が低下し、外部からの刺激に対して過敏に反応する状態をいいます。

私たちの体を外部刺激から守っている皮膚は、皮下組織の外側を真皮・表皮で構成しており、表皮は外側から、角質層・(透明層)・顆粒層・有棘層・基底層と4~5つの層から構成されています。

表皮の最上部にある角質層は、わずか0.01~0.02mmと薄いながら、体をラップのように覆い、外部からの刺激や異物の侵入を防いだり、水分の喪失を防ぐバリア機能を果たしています。
角質層は、皮膚細胞と細胞間脂質であるセラミド等で構成されていますが、このセラミドが持つ水分保持機能や天然保湿因子(NMF)により、お肌がみずみずしく保たれ、また表面を覆う皮脂膜とともに外部刺激からのバリア機能を持ちます。

しかし、体質の変化やストレス、気候の変化、環境により皮膚の水分量が不足すると、バリア機能は低下する可能性も。通常は10~30%ある角質層の水分量がそれ以下に下がった状態が乾燥肌。さらにバリア機能が低下し、外部刺激等によって肌がトラブルを起こしやすい状態が、乾燥性敏感肌です。
また一般にアトピー性皮膚炎の方は、角質層のセラミド量が少なく、角質層の水分量が健康的な肌状態に比べ少ない傾向にあるといわれています。

乾燥性敏感肌の場合、皮膚の角質層の水分量の減少が肌トラブルにつながる場合が多いため、先ずは充分な保湿が大切です。