CARE

ニキビの基礎知識とケア方法

「青春のシンボル」なんて言われる
思春期のニキビも、大人のニキビも、
ともにやっかいなものに違いはありません。
やがて治る…と放っておくと、
長引き、
クレーターのように凹んだ「ニキビ痕」の
原因になってしまうこともあります。
きちんとケアして、なめらかなお肌を
手に入れましょう。

ニキビとは?

ニキビとは、前額部(おでこ)、頬、口の周り、下あごなどにできる発疹をさします。おもに思春期から青年期にかけてよくみられ、胸や背中の中心部などにできることもあります。この発疹は、毛穴に皮脂がたまり、出口が炎症を起こして小さく隆起したもので、すぐに治ってしまう軽いものから、ニキビ痕として跡を残してしまう重症のものまであります。
一般に、思春期にできるものが「ニキビ」、大人になってからできるものが「吹き出物」と言われることがありますが、実は両者の区別はなく、同じもの。どちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気の通称なのです。

イラスト

ニキビの種類

毛穴に皮脂が詰まった状態のできはじめニキビから、赤く腫れた炎症性のニキビまで、
「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の大きく4種類に分けられます。

非炎症性ニキビ 白ニキビ 黒ニキビ 炎症性ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ

ニキビは毛穴の閉塞・皮脂の過剰分泌・
アクネ菌の繁殖がそろうと発症しやすくなります。

「アクネ菌」とは?

ニキビの原因・悪化要因である「アクネ菌」ですが、酸素の少ないところを好む
嫌気性の細菌でほとんど全ての人の皮膚や毛穴に存在しています。
また脂質を好むことから皮脂分泌量の多い顔などに多く存在します。

なかなか治らず、くり返す大人のニキビが、QOL※に悪影響を及ぼしています。 ※QOL = クオリティ オブ ライフ

なかなか治らない、治ったと思ったらまた繰り返す、そんな大人のニキビが、今までニキビに悩んだことのない方も含め、年中通じて生活者の方々を悩ませている。痛みやかゆみだけでなく、見た目や気持ちにまで大きな影響を及ぼしている状況です。

ニキビ発症による悩み・不快感(複数回答)上位5項目

ニキビは誰もが発症する可能性があり、しつこく、くり返し発症する皮膚疾患です。医薬品でニキビ悩みスパイラルに対応しましょう。

ニキビの予防には日々のスキンケアと規則正しい生活習慣を!

ニキビ・吹き出物を予防するには肌質、体質などによって、ニキビができやすい人とそうでもない人がいますが、すべすべの肌を保つために、予防しておくにこしたことはありません。日々のスキンケアと規則正しい生活習慣で、ニキビができにくい肌にしましょう。

バランスのよい食生活
ニキビ予防に有効な脂質の代謝を促し、肌の調整を整えるビタミンB群やビタミンC、ミネラル群を積極的にとりながら、バランスのよい食事を心がけましょう。
十分な睡眠
睡眠不足になると免疫力が低下し新陳代謝が遅れ、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
しっかりと質のよい睡眠をとるように心がけましょう。
ストレスをためない
ニキビの原因の一つにはストレスもあると言われます。適度な運動、入浴、リラックスを心がけ、しっかりとストレスを解消しましょう。

ニキビの発生場所の多くがマスク下。しかし、おでこにも4割発生?!

マスクの着用が常態化したことで、ニキビの悩みも増加しています。

ニキビの発生場所は、やはりマスク下が圧倒的に多く、「あご、フェイスライン」が約7割(67.8%)、「口まわり」が約6割(60.4%)、「鼻」が(37.9%)になっています。
しかし、意外なことにマスク下以外でニキビが発生している割合も多く、約4割の女性が「おでこ」(40.0%)にできています。

※出典:2020年12月 第一三共ヘルスケア調べ n=515

経験した顔のニキビの発生部位(複数回答)

「ニキビができやすい条件が揃うマスク下。おでこのニキビも“マスクネ”の可能性が」

ニキビは、角質が肥厚し、毛穴に皮脂が蓄積し、アクネ菌が増殖して炎症を起こしている状態です。マスクをつけていると、摩擦により角質が厚くなるほか、高温・多湿といったニキビができやすい条件が揃うためアクネ菌も増殖しやすく、“マスクネ”ができやすくなります。また、マスク下が高温・多湿になることで、顔全体の皮脂の分泌が増えるため、マスク下以外にもおでこなどにニキビができやすく、これも“マスクネ”の一種と言えるかもしれません。

土屋 佳奈 先生

土屋 佳奈 先生 (Dr.KanaTsuchiya)つちやファミリークリニック浅草院院長、皮膚科医

東京医科大学卒業。東京女子医科大学で研修後、皮膚科学教室に入局。東京女子医科大学病院、JR東京総合病院勤務を経て、「尾泉医院」にて皮膚科診療を担当。「つちやファミリークリニック」副院⻑を経て、つちやファミリークリニック浅草院を開業。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。

マスクネ:
長時間にわたるマスクの着用が原因でできる
ニキビのたとえ