生理痛を経験する女性の約9割が、
生理痛のときに何らかの「我慢」をしている実態を受け、
ロキソニンは2023年3月8日に「みんなの生理痛プロジェクト」を始動しました。
生理痛に悩む方が「我慢しない」選択をするために。
痛みのお悩みがある方も、そうでない方も、みんなで理解を深めることで、
生理痛と正しく向き合える社会を目指しています。
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俳優石原さとみ さん
「#生理痛を甘く見ないでほしい」というメッセージについて、どのような印象を受けましたか?
「はっ」としました。すごくシンプルですが、深いメッセージだと感じました。男性に対してだけではなくて、生理痛に悩む女性たちにも向けられたメッセージだなと。痛みって見えないじゃないですか。だから(他者の痛みについて)共感したり、想像することはすごく難しいと思うんですね。それに月経困難症※って痛み以外にも様々な不調が現れるので、それが月に1度、数日間やってくるという大変さや深刻さが伝わってくるようなメッセージだと思いました。
※生理(月経)に随伴して起こる病的症状で、日常生活に支障をきたすもの。主な症状は下腹部痛、腰痛、頭痛、吐き気、疲労・脱力感、イライラなど
生理痛の対処法として “婦人科受診”を意識されたことはありましたか?
私自身は病院に行ったことで本当に助けられました。勇気を出して病院に行ってみて検査を受けてみたら原因がわかったんです。そこから先生と話し合いました。すごく親身に相談に乗っていただいて、受診して良かったなと心から思います。
痛いって当たり前じゃないし、我慢する事って普通じゃない。何か悩んでいる方がいらっしゃれば、受診して頂けたらいいなと私はすごく思います。
このプロジェクトのメッセージに関して、生活者の皆さんにコメントをお願いします。
生理痛に悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ我慢せずに適切な対処(鎮痛薬を正しく使う選択肢や婦人科受診)をしていただきたいと思います。そして、周りの人にも生理痛の理解が広まり、悩んでいる人が適切な対処をすることを推進するような社会になっていくといいなと願っています。
石原 さとみ
1986年12月24日生まれ。東京都出身。第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール2002」でグランプリを受賞し、本格的に女優活動をスタート。2003年、映画デビュー作「わたしのグランパ」で、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の映画賞を受賞し、以後、さまざまな映画やドラマで活躍。近年の出演作は、映画「決算!忠臣蔵」(2019年)、ドラマ「アンナチュラル」(2018年)、ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」(2019年)、舞台「アジアの女」(2019年)、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020年)、舞台「終わりよければすべてよし」、ドラマ「恋はDeepに」(2021年)主演、映画「そして、バトンは渡された」(2021年)、ドラマ「 Destiny」主演(2024年4月)、主演映画「ミッシング」(2024年5月公開)
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産婦人科医高尾 美穂 先生
#生理痛を甘く見ないでほしい、というメッセージや「みんなの生理痛プロジェクト」の想いについて高尾先生の率直な感想をお聞かせください。
女性の社会進出が進む昨今においては、当事者である女性自身が自らのパフォーマンスを維持するためにコンディションを整える前向きな工夫が必要です。生理を楽に、より賢く生きていくために当事者の女性に「#生理痛を甘く見ないでほしい」というメッセージについて考えてもらいたいです。
また、女性の自己実現のための社会進出という側面だけでなく、人口が減る中で女性に働いてほしいという需要も増えていると思います。そのため、当事者を社会全体で支える仕組み作りも不可欠です。当事者の女性と、社会全体がお互いWin-Winになれるような環境を作っていくことが望ましいという考えがこのプロジェクトを通じて伝わると良いと思います。
生理痛で病院に行きづらいという女性も多いと思いますが、その点どう思われますか?
少しでも本人が生理痛で困っていたらそれは解決すべき問題ですので、ぜひ婦人科を受診してみて下さい。婦人科では生理痛の原因を調べることができますし、診察することで次のステップ・治療に繋がるきっかけにもなります。
診察・検査をして、もし何も異常がなくても、「心配ないよ」と医師から言われることで安心した気持ちになれると思います。
また、一度行くことで「また半年後に診察に行こう」のように定期的に病院にいくスケジュールが自分の中にでき、婦人科系の病気を未然に防ぐ対策に繋がりやすいです。
生理痛の時に鎮痛薬を服用することについてどう思われますか?また、鎮痛薬については様々な誤解もあると思うのですがその点もどう思われますか?
医学の技術の進化を信じてほしいです。痛み止めの歴史は100年もあり、そのような歴史の中でより心配しないで服用できるように鎮痛薬は進化をしています。
また、生理痛に悩んでいる方は、「この痛みは生理のせいだから」と思うと、そこで思考停止してしまいがちですが、平常時の頭痛・腹痛など他の痛みと同様に、我慢しないで対処することを考えてもらえると良いかと思います。
だからこそ痛みで困っているのであればぜひ鎮痛薬を活用していただき、もし鎮痛薬を飲んでも痛みが続く場合や、生理でないときに生理痛のような痛みがある場合は私たち婦人科医へ相談してください。
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薬剤師鈴木 伸悟 先生
#生理痛を甘く見ないでほしい、というメッセージや「みんなの生理痛プロジェクト」の想いについて鈴木先生の率直な感想をお聞かせください。
時代が変わって、文化が変わって、生理痛に悩む人が多くなっている昨今において、このプロジェクトは素晴らしいなと思いました。一方で、生理痛に悩む人が増えても、まだまだ婦人科受診に対してはハードルを感じている方がたくさんいらっしゃるのが現状です。
私自身はそういった患者さんに対して親身に寄り添い、まさに「生理痛を甘く見ず」に、生理痛を和らげる対処法の1つとして鎮痛薬を上手に活用していただけるような手助けや、生理痛が辛くて病院に行くべきと判断した場合は受診勧奨を積極的にしていきたいと考えております。
生理痛の時に鎮痛薬を服用することについてどう思われますか?また、鎮痛薬については様々な誤解もあると思うのですがその点もどう思われますか?
生理痛と付き合いながら生活の質を上げるために、適切に必要なタイミングで鎮痛薬を使うことが重要でしょう。鎮痛薬やその他対応をせずに、痛みを我慢する選択はしてほしくないと思います。
また、お薬は患者さんそれぞれの体調や、状況によって合うものも違いますから、ぜひ薬剤師に気軽に相談してほしいです。
市販薬を売るだけでなく、市販薬を売らずに受診の背中を押すことも薬剤師の役割ですので、生理痛においては痛みの度合や期間、出血量など具体的な症状をお教えいただけると我々薬剤師も、患者さんに合わせて適切なアドバイスができますので、どんな些細なことでもぜひお話いただけたらと思います。
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産婦人科医宋 美玄 先生
#生理痛を甘く見ないでほしい、というメッセージや「みんなの生理痛プロジェクト」の想いについて宋先生の率直な感想をお聞かせください。
当事者にとっては「自分の体調不良を無視しないでほしい」、周りの人には「人の痛みを甘く見ないでほしい」という意味が込められていて良いと思いました。
「どの程度の症状から婦人科を受診したらよいか?」「生理痛で婦人科を受診してもいいのか」がわからない女性も多いと思います。先生はどの程度の症状から受診を勧めていますか?
「もし大事な予定があって、そこに生理が重なったらいやだな」と思うくらい症状(痛いだけでなく、だるい、眠気なども含めて)があるのであれば、治療の対象とお伝えしています。日常生活に支障があるといえるからです。治療というのは、検査をして子宮内膜症・子宮筋腫などの病気があれば手術や投薬などを行います。特に病気がなかった場合も、当月妊娠希望がなければ、排卵・生理を抑えていく治療をすることで生理の症状を軽くしていくことができます。
また、鎮痛薬の利用については、生理痛の場合は毎日継続的に飲むわけではなく、1週間に1‐2日程度、1日3回程度の服用回数になるかと思います。それよりも服用回数が多く痛みが続くようであれば婦人科に相談いただきたいです。もちろん薬なので何も副作用のリスクがない訳ではないですが、痛みを和らげるベネフィットと天秤にかけたときに痛みを我慢するほどのリスクではないと思います。我慢せずに服用していただくと良いかと思います。
生理痛に悩む女性の方やその周りの方々へのメッセージを頂戴できますでしょうか。
生理痛がしんどいということを誰も言わないことで、「生理痛はそこまでしんどくないもの」と過小評価されてしまいます。もちろん常識の範囲内になりますが、一人ひとりが「生理痛で今日はしんどいです」と伝えることで、生理の時は無理しないという方向に空気感が変わってくるかと思います。他の体調不良でしんどいときは周りに伝えると思うので、生理痛も同じように周りに伝えて、辛いときはお互い様である雰囲気を作っていくと良いかと思います。
- Vol.4開く
産婦人科医重見 大介 先生
#生理痛を甘く見ないでほしい、というメッセージや「みんなの生理痛プロジェクト」の想いについて重見先生の率直な感想をお聞かせください。
「生理痛」と聞くと「女性はみんな抱えてるけど我慢できているもの」というイメージを持ってしまっている人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、重い生理痛はそれ自体が治療対象であり、中には激痛に耐えられず駅で気を失ってしまう女性や、子宮に病気が隠れていることもあるのです。性別にかかわらず生理痛を決して甘く見てほしくはないですし、正しく知って相互理解が深まればもっと温かな社会になるのではと思っています。
婦人科で女性の患者さんを主に診察される中で、重見先生ご自身が気を付けていることや特に意識されていることがありましたら、お教えいただけますでしょうか。
まず「こんなことで受診されると困るんですよね」とか「何も異常はないので痛みは我慢してください」というような言葉は決してかけないようにしています。
生理痛の程度や感じ方には大きな個人差がありますし、それぞれ困っている状況や抱えている不安が異なります。そうした背景をしっかりと把握し、「安心して受診・通院してもらえること」を大事にしています。
生理痛に悩む女性の方やその周りの方々へのメッセージを頂戴できますでしょうか。
女性の中でも生理痛には個人差があり、ほとんど痛みのない人からすれば重い生理痛を想像しにくいかもしれません。
また、男性にとってはそもそも経験することがなく、配慮することがなかなかできないかもしれません。
ただ、家族や友人、学校、職場などの中には生理痛で辛い思いをしている/してきた女性が1人はいるはずです。
生理痛に悩む女性は多くいること、重い生理痛はそれ自体が治療対象となることをまず理解した上で、みんながお互いに配慮し尊重できる社会を目指していきましょう。
- Vol.5開く
ロキソニン解熱鎮痛薬ブランド担当土合 桃子
「みんなの生理痛プロジェクト」を開始した背景、理由について教えてください。
生理痛のメカニズムに着目した新製品「ロキソニンSプレミアムファイン」を発売するにあたり、ブランドとして大切に考えている2つの想いを「みんなの生理痛プロジェクト」という形で発信することにしました。1つは、鎮痛薬を正しく服用いただくことで痛みに悩む時間が少しでも短くなってほしいとの想い、もう1つは、生理痛の裏には病気が潜んでいる可能性もあることを知っていただき、「生理痛くらいで」と過小評価することなく婦人科受診を検討してほしいとの想いです。
プロジェクト名を“みんなの”としたのは、生理痛に悩む女性だけではなく、周囲の人の生理痛への理解が深まることも目指したいと考えているからです。残念ながら、「生理痛くらいで」学校や職場、家事を休むなんて甘えているとの風潮はまだまだあるかもしれませんが、生理痛の症状や重さには個人差があり、悩みも人それぞれ違うということをひとりでも多くの方に知っていただくことで、みんなが生理痛を甘く見ない社会を目指して、プロジェクトに取り組んでいきたいと思います。
- Vol.6開く
フリーアナウンサー吉田明世さん
「毎月のようにやってくる痛みを『当たり前』のように思わないで欲しい」
「みんなの生理痛プロジェクト」のメッセージ『生理痛を甘くみないでほしい』は、過去の自分に言えるなら言ってあげたい言葉だと思いました。10~20代の頃は生理痛がひどく、職場の保健室で寝込んだこともありました。痛みを感じる一方で、生理痛はみんなしんどいものだと思い、婦人科に行くという選択肢を考えませんでした。生理については学校でも習っていたはずなのに、自分と紐づけて考えることがなかったのだと思います。改めて、生理や生理痛のしくみを知ることが大切だなと思いました。
私は日頃、パートナーに対して、生理痛が辛い時には伝えるようにしています。事前に伝えておくことで、お互いへの思いやりを持つことにも繋がるなと思っています。生理は毎月のことなのでつい我慢しがちですが、痛みがあることを「当たり前」と思わず、悩んでいる方がいらっしゃったら適切な対処をしていただきたいです。
※2023年4月7日(金)「みんなの生理痛プロジェクト」説明会にて
吉田 明世
元TBSアナウンサー。2児の母であり、絵本専門士と保育士の資格を持つ。2019年にフリーアナウンサーとなり、現在はテレビ・ラジオ・イベント・モデルなど、多彩に活躍。2022年12月21日に初めての絵本「はやくちよこれいと」を出版。
- Vol.7開く
NON STYLE石田明さん
「経験することができない分、男性も正しい情報を知ることが大切」
生理・生理痛について、男性は普段の生活では分からないことが多いと思います。僕自身、結婚した当初は奥さんと生理について話すことはありませんでしたが、5年前くらいから話をするようになってきました。5年ぐらい経つと、相手の機嫌や肌の調子などで体調が分かってきますが、男性側からは見えないことだらけですよね。うちは娘が三姉妹なので、この先、娘たちの変化に、いち早く気づいてあげたいなって思います。そのためには、自分が経験することが出来ない分、正しい情報を積極的に知っていきたい。プロジェクトサイトに掲載されている「生理・生理痛のメカニズム」や「婦人科受診フロー」は男性でも分かりやすいと思うので、ぜひチェックしてほしいです。
※2023年4月7日(金)「みんなの生理痛プロジェクト」説明会にて
石田 明
1980年2月20日、大阪府生まれ。2000年、高校時代の同級生だった井上裕介とNON STYLEを結成。2008年にM-1グランプリ優勝。バラエティ番組などで活躍する一方、ドラマ出演や脚本等マルチに活動。私生活では3人の子供を育てるお父さんとしてパパ・ママの支持を集めており、2019年には「第9回イクメンオブザイヤー2019」を受賞。また、自身のYoutubeチャンネル「あきらお兄さんのぱいーんチャンネル」では、あきらお兄さんとして親子で楽しめるコンテンツの配信も行っている。