眼精疲労の対策

眼精疲労になったらどうする?

眼精疲労の症状が起こったときは、メガネやコンタクトレンズの度数が合っているか、パソコン作業などで目を使いすぎていないかなど、原因に応じた対策をとりましょう。ビタミンB群は眼精疲労の改善に効果があるとされています。食事などで積極的に摂取していきましょう。また、ツボを押すなど目の周りの筋肉をほぐすのもおすすめです。

医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

医療機関での受診をおすすめする場合

  • 症状が重かったり長引いたりする場合は、眼科を受診しましょう。緑内障、白内障などの目の病気が隠れている場合があります。
  • 脳神経疾患など全身の病気が原因になっている場合もあるので、疑われる場合は専門医を受診しましょう。
  • 老眼で見えづらくなった、メガネやコンタクトレンズの度が合っていないと思われる場合は、眼科で検査を受け、適切に矯正しましょう。

セルフケアできる場合

目の使い過ぎ、軽度の目の乾燥などによる眼精疲労はセルフケアでも対応できます。

  • ビタミンBやEなど、目のはたらきを維持するのに欠かせない栄養素を積極的に摂る
  • マッサージやツボ押しなどで目の周りの筋肉をほぐす
  • 目が乾くときはコンタクトレンズをやめてメガネをかけるようにする
  • 作業環境を見直し、目を疲れさせないように改善する
  • 蒸しタオルで目を温める

眼精疲労に良いとされる成分

目を機能させる神経・筋肉系の維持にはビタミンの摂取は欠かせません。ビタミンB群は目の粘膜や末梢神経を正常に保ち、ビタミンEは抗酸化作用で神経を保護し、血行を促進して筋肉の疲労回復を促します。食事で不足しているときは、これらの成分を含むOTC医薬品を上手に利用するとよいでしょう。

眼精疲労に良いとされるビタミン

分類 作用
ビタミンB1 オクトチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、硝酸チアミンなどがある。神経や筋肉の組織に作用し、肉体疲労、眼精疲労などを改善する。欠乏すると眼球運動など中枢神経に影響がある。
ビタミンB2 リボフラビンとも呼ばれる耐熱性の成長促進因子として発見された。皮膚や粘膜、爪、髪の健康を保つ。欠乏すると、眼精疲労や皮膚炎、口内炎などが起こる。
ビタミンB6 抗皮膚炎因子として発見された。ホルモンや神経伝達物質の合成にかかわり、免疫機能の維持や、皮膚や粘膜を正常に保つはたらきがあり、欠乏すると、皮膚炎や口内炎が起こる。
ビタミンB12 シアノコバラミンとも呼ばれ、神経・筋肉系のはたらきに作用し、粘膜を正常に保つ 。欠乏すると末梢神経障害などが起こる。

目の周りの筋肉をほぐそう

作業の合間などに、マッサージ、ツボ押し、目の運動などを行い、目の周りの筋肉の緊張をよくほぐすことも効果があります。

マッサージと目の運動
両手でこめかみのあたりを頭頂部に向かって押します。目をつぶったまま眼球を上下左右に動かすのもよいでしょう。
ツボ押し
目の疲れをとるといわれるツボを紹介します。ツボ押しは指の腹で1カ所を5、6回程度押し、眼球は押さないようにしましょう。

目の周りの筋肉をほぐそう

目の疲れをとるツボ

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