腰痛の対策

腰痛になったらどうする?

まずは重い病気が隠れていないかチェックしましょう。激しい痛みが長期間続くときやしびれを伴う場合は、専門医による治療を受けましょう。セルフケアできる非特異的腰痛の場合には、市販薬を使って症状を改善できる可能性があります。痛みがなくなったからといって油断せず、再発・慢性化させないための対策も重要です。

医療機関(病院)での受診をおすすめする場合と市販薬等でセルフケアできる場合

医療機関(病院)での受診をおすすめする場合

以下のような症状がある場合は重い病気が隠れている可能性があるので、早めに専門医を受診しましょう。

  • 我慢できないほど痛みが強く安静にしても治まらない場合
  • 次第に悪化する場合
  • 下肢がしびれたり力が入らない場合
  • 発熱がある場合
  • 腰以外にも痛みを感じる部分がある場合(胸など)
  • 痛みの部分が腫れている場合
  • 腰痛と同時に尿閉(おしっこが出せない状態)が起こった場合
  • 4~6週間セルフケアしても軽くならない場合

市販薬等でセルフケアできる場合

上記のような重い症状がなく、腰痛になりやすい職場環境や生活習慣の方は、非特異的腰痛である可能性が高いためセルフケアがおすすめです。
「重いものを持ち上げる」「中腰で作業をする」「長時間座ったままでいる」など、仕事で腰に負担がかかる動作をする人は、なるべく避けられるように工夫した上で、腰の安定性を高める装具(サポーターなど)や痛み止めのお薬を上手に利用しましょう。
ゆっくりとお風呂に入ってリラックスすることも多くの場合効果的ですが、人によっては温めることで痛みが増すこともありますので、注意が必要です。

市販薬によって腰痛をやわらげる2つのアプローチ

痛みを抑えたいときは市販薬の消炎鎮痛薬を上手に活用しましょう。湿布や塗り薬などの外用薬と内服薬(飲み薬)があります。ロキソプロフェンナトリウム水和物やジクロフェナク、フェルビナク、インドメタシンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が痛みを抑えます。
他に、筋肉疲労緩和などの目的でビタミン剤を服用するのもよいでしょう。

くすりの種類 目的・作用 主な成分
消炎鎮痛剤 炎症を抑えて痛みを軽減する
湿布、塗り薬、内服薬などがあり、冷湿布には冷却、温湿布には血行をよくする効果がある
患部や症状によって使い分ける
外用薬 冷湿布
塗り薬
ロキソプロフェンナトリウム水和物、サリチル酸グリコール、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクなど
温湿布 トウガラシエキス(カプサイシン)、ノニル酸ワニリルアミドなど
内服薬 ロキソプロフェンナトリウム水和物、イソプロピルアンチピリン、イブプロフェンなど
ビタミン剤(内服) 筋肉や神経の代謝をよくして、筋肉疲労を緩和、末梢神経の傷を修復、血行不良を改善など ビタミンB1、B6、B12、Eなど

消炎鎮痛剤が効くメカニズム(ロキソプロフェンナトリウム水和物の場合)

体の一部分に損傷が起こると、体内でシクロオキシゲナーゼという酵素が活発にはたらき始めます。この酵素には、痛みや炎症のもととなるプロスタグランジンという物質を作り出すはたらきがあるため、私たちが感じる腰痛の一因となっています。
ロキソプロフェンナトリウム水和物は、シクロオキシゲナーゼのはたらきを阻害する成分です。体内の痛み物質の量を減らすことによって、症状が緩和されるのです。

痛みの発生メカニズムとロキソプロフェンナトリウム水和物の作用

湿布薬の使い方

  • 急性の腰痛には、主に冷湿布を使用します。
  • 慢性の腰痛には、血行改善のため温湿布を使用し、痛む部位だけでなく周辺も含めて範囲を広く貼ると効果があります。
  • 温湿布は、はがした直後に入浴すると熱感で痛みを感じることがあるので、入浴1時間前にははがしておくようにしましょう。
  • 皮膚の弱い人はかぶれに注意し、貼ったまま就寝しないようにします。次に貼るまで数時間間隔を空けます。

日常生活の改善やサポーターの活用など再発しない工夫も

以前は、腰痛を発症したとき、治るまでベッドで安静にするのがよいとされてきました。しかし最近の研究から、安静にすることは必ずしも有効ではなく、どうしても痛くて動けない状態でなければ、むしろ普段の活動を続けるほうが、痛みや運動機能が早く回復することがわかりました。横になっている期間が長引くと、体力や筋力が衰え、さらに腰痛が起こりやすくなる悪循環に陥ります。消炎鎮痛剤も上手に活用しながら、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。
生活習慣や職場環境を見直したり、サポーターを活用したりして、再発しないよう予防することも大切です。

(コラム)ぎっくり腰になったら

痛みが強くてつらい場合は、楽な寝方で横になりましょう。真上を向いて寝ると痛みを感じる場合が多いようですので、横を向いて膝を曲げるなど、楽な体勢を探すとよいでしょう。痛みがつらければ消炎鎮痛成分の入った冷湿布を貼るなど市販薬を利用するのもよいでしょう。
痛みがやわらいできたら、早い回復のため、なるべく早く普段の活動を始めるようにしましょう。

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