頭痛の予防

頭痛を予防するには?

頭痛の症状は、飲み過ぎやスマホの使い過ぎなど、自分次第で防げるものもありますが、病気のサインとして見逃さないことが大事なときもあります。どんなときに症状が出やすいかを自分なりに把握して、予防と対処に努めましょう。

予防が大切なときと、痛みの原因を見極めるのが大事なとき

一次性頭痛は、普段の生活のちょっとした無理や疲れから引き起こされることが多いもの。頭痛になりやすいという自覚がある人は、自分にとって頭痛が発生しやすい時期や状況はどんなときかを考えてみましょう。例えば「忙しくてストレスが多いときになりやすい」、「季節の変わり目が多い」…など。そうした条件を見極めて、該当しそうな場合にはぜひ積極的に予防を心がけてください。
ただし、危険な病気が原因で起こる二次性頭痛には注意が必要です。特に、いわゆる「頭痛もち」で慢性的に一次性頭痛を経験している人は、「いつものこと」と誤解して危ない頭痛を見逃してしまわないよう気をつけましょう。
日々の予防を心がけつつ、もし頭痛が起こったら、それがよくある頭痛(一次性頭痛)か、いつもと違う頭痛(二次性頭痛)なのか、しっかり見分けていきましょう。

慢性頭痛の対策は症状ごとに異なる。真逆の対策もあるので要注意

慢性頭痛は生活習慣やストレスによって起こる場合が多いため、規則正しい生活を送ることである程度予防できます。どのタイプの頭痛でも、適度な睡眠と十分な休息をとり、心身ともにストレスをためないようにすることが大切です。また、頭痛を引き起こす要因を避けることも予防につながります。

片頭痛の予防法

規則正しい生活を心がけ、疲れやストレスを感じたら早めに休息をとることが大切です。
空腹による血糖値の低下が誘因となることもあるため、食事を抜いたりせずにきちんとした食生活を送りましょう。片頭痛がある人はそうでない人よりコーヒーやお茶、脂肪が多い食べ物の消費が多い傾向があるともいわれるため、食事内容のバランスを見直してみることも重要です。
睡眠習慣も大きく関係するため、寝不足・寝過ぎに気をつけましょう。
発作を誘発する飲食物としては、アルコール類が知られています。アルコールは血管を拡張させる作用があるため、痛みを増幅させます。飲み過ぎに注意しましょう。特にワインは片頭痛の誘因になりやすいことで知られています。
アルコールと同様に血管を拡張させる入浴やマッサージ、ストレッチなども、痛みが出そうなときは控えるほうがよいでしょう。

片頭痛の予防法

緊張型頭痛の予防法

一番の予防法は、血行をよくしてリラックスすることです。首・肩への負担を軽減するために正しい姿勢を心がけ、長時間、同じ姿勢でいるときは筋肉の緊張をほぐすために適度なストレッチを行いましょう。
血流を改善するためには、湯船にゆっくり浸かる、マッサージをする、といった方法も挙げられます。
根を詰め過ぎずに、息抜きをしながら精神的にリラックスすることも大切です。

緊張型頭痛の予防法

群発頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛の予防法

頭痛が発生する「群発期」には、アルコール類を飲まないようにしましょう。頭痛を誘発し、痛みをひどくさせる原因ともなります。
また、発作が起こる時期はその人によってほぼ決まっていますので、必要な時期に病院で予防薬を処方してもらうという方法もあります。

パソコンやスマホの使い過ぎ、ストレスのため過ぎを避ける

パソコンやスマートフォン(スマホ)は、今やそれなしでは成り立たないという人もいるほど日常生活に浸透しています。しかし、これらを使うときは長時間前かがみの姿勢をとることになったり、画面を見つめ続けたりしがち。結果として、首・肩のこりや目の疲れなどが起こり、そこから頭痛に発展することも少なくありません。
パソコン、スマホを使うときはこまめに休憩する、時々姿勢を正してストレッチするなどの対策をとりましょう。
また、ストレスはすべての慢性頭痛に共通する誘因といわれています。自分ではまだ大丈夫と思う段階でも意識的に好きなことをする時間をとるなどして、こまめに解消をはかりましょう。ただし、アルコールは頭痛を誘引しやすいので、飲み会で発散するのはほどほどに。飲み過ぎと二日酔いにも注意してください。

(コラム)気圧の変化が頭痛に影響するって本当?

「雨が降ると頭が痛くなる」。そんな自覚がある人はいらっしゃいませんか?
気象に連動して体調を崩す人がいることは昔から知られ、特に低気圧のときに頭痛などを訴える人は珍しくないといわれます。なぜ気圧が変化すると体調も変化するのでしょうか。
原因は明らかではありませんが、自律神経(交感神経、副交感神経)のバランスの崩れと考えられています。気圧の変化は体にストレスを与える出来事であるため、体はそれを感じると、心身を活発化させる「交感神経」のほうを積極的に活動させます。その結果、血管を収縮させたり、ほかの神経を圧迫させたりして、頭痛を含め、さまざまな痛みを感じさせるようになると考えられています。

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