頭痛

頭痛の原因

1.どうして症状が起こるの?

頭痛には、病気などが原因で2次的に起こるものと、ストレスや生活習慣などによって起こる1次的なものがあります。多くの人が日常的に悩まされている「ズキズキする」、「ジワジワ締め付けられる感じがする」といった頭痛は、主に1次的に起こる「慢性頭痛」と考えられます。慢性頭痛は主に片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛という3つのタイプに分けられます。

  • 慢性頭痛には3つのタイプがある

    • 慢性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の代表的な3タイプがあり、それぞれ誘発要因や対処法が異なります。治療にあたっては、どのタイプかを把握することが大切です。

      片頭痛(血管性頭痛)~ズキズキする、動かした時に痛む

      片頭痛(血管性頭痛)

      片頭痛では、頭の片側(または両側)が脈打つようにズキズキと痛み、吐き気、嘔吐、下痢を伴うことがあり、光・音・においに敏感になるなどの症状があります。また、体を動かした時に痛みが悪化します。原因は、脳の血管が急激に拡張し、血管のまわりの三叉神経(脳から直接出ている神経)を刺激するためといわれています。
      目の前がチカチカする、目が回るなどの前兆が現れることがあります。20~40歳代の女性に多くみられ、月経時に発症するケースも多くみられます。
      最近は医療用成分でよく効く薬がありますので、専門医の診療を受けましょう。ただし、くも膜下出血などの重大な疾患と間違える危険性があるので慎重な判断が必要です。

      この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

      • ストレス(解放された時に起りやすい)
      • 空腹時の血糖値の低下
      • アルコールの摂取
      • 寝不足(寝過ぎ)
      • 月経
      • 人ごみや騒音などの物理的な刺激
      緊張型頭痛(筋肉収縮性頭痛)~ジワジワ締め付けられる感じがする

      緊張型頭痛(筋肉収縮性頭痛)

      日本人に最も多いのが緊張型頭痛です。後頭部、こめかみ、額を中心に頭重感や締め付けられるような痛みがジワジワと始まり、ダラダラと続きます。また、肩こり、眼精疲労、めまい、倦怠感などの症状が表れます。痛みは、午後から夕方にかけてひどくなるケースが多いですが、寝込むほどではありません。
      デスクワークなどで肩こりがひどい人など、頭、首、肩の筋肉の緊張によって血行が悪くなることが主な原因とされていますが、ストレスなどの神経的な緊張が引き金となることもあります。
      緊張型頭痛のある人が片頭痛を起こす混合型もあります。

      この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

      • ストレス(身体的・精神的)
      • 顎関節症(あごの関節の異常)
      • 長時間同じ姿勢でいる
      • 眼精疲労
      群発頭痛~片方の目の奥にガーンという衝撃が、ある期間、毎日起こる

      群発頭痛

      どちらか片方の目、目の上、こめかみあたりがハンマーで殴られるような激しい痛みが起こり、痛む方の目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、まぶたの下垂などの症状が現れたら、群発頭痛と考えられます。20~30歳代の男性に多くみられます。目の奥の動脈が拡張し炎症を起こすため痛みが起こるといわれており、数日から2~3ヶ月間に集中して毎日同じ時間帯に発生することから「群発頭痛」と呼ばれています。
      睡眠中に起こることが多く、激痛で目が覚めます。

      この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

      • 飲酒(発生期間中)
      • 喫煙
      • 血管拡張剤の服用
      • 気圧の変化
  • 重大な病気が原因となる症候性頭痛

    • 頭痛は、脳血管性など重大な病気が原因となっている場合があります。例えば、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病などです。
      今までと違う頭痛を感じたり、1ヶ月くらいのうちにどんどん頭痛がひどくなるような場合は医師の診療を受けましょう。

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