頭痛

頭痛の対策

3.頭痛が起こったらどうする?

緊張型頭痛や症状の軽い偏頭痛、群発性頭痛はOTC医薬品を上手に利用することで、症状が改善される可能性があります。くすりの選び方や注意点など、セルフケアのポイントを理解しておきましょう。ただし、くすりが効かないときや激しい痛みがあるときは、医師の診察が必要です。

  • 医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

    • 医療機関での受診をおすすめする場合

      下記のような場合は医師の診断を受けましょう。

      • 脳血管障害が考えられる場合

        経験したことのないような突然の激しい痛み、高熱、意識障害、手足の麻痺、ろれつが回らなくなるなどの症状があれば、すぐに病院へ行きましょう。

      • ひどい(寝込むほどの)片頭痛
      • 長く続く群発頭痛
      • 頭を打ったあとに頭痛が起こった場合
      • 鎮痛薬を数回服用してもよくならない場合
      セルフケアできる場合
      緊張型頭痛や、軽い片頭痛、群発頭痛は基本的にセルフケアで対処できます。どうしても症状が改善されず、痛みが長く続くようなら医師に相談しましょう。
  • 痛みを起こす物質と鎮痛薬のはたらき

    • 頭痛を起こす刺激や炎症などがあると、ブラジキニンやヒスタミンという痛みを起こす物質が作られ、感覚中枢に作用して痛みを起こします。この時、プロスタグランジンという物質も作られ、これが炎症を起こしたり、シナプス(神経終末)に作用して痛みを増強させ、ブラジキニンを助けます。
      頭痛薬に含まれる主な解熱鎮痛成分である非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、このプロスタグランジンを効果的に抑えてくれます。

      痛みを起こす物質と鎮痛剤のはたらき

  • くすりの選び方と注意点(解熱鎮痛薬)

    • OTC医薬品の解熱鎮痛薬は、鎮痛成分に加え、催眠鎮静成分や鎮痛補助成分(カフェイン)、制酸剤などが配合されています。鎮痛成分として最も広く使われているのが、痛みのもと、プロスタグランジンを抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。ほかに、子供でも使えるアセトアミノフェンがあります。催眠鎮静成分としてはブロムワレリル尿素などがあり、イライラ感や不安感を和らげ鎮痛を補助する作用があるといわれています。

      年齢、ほかの薬とののみ合わせ(循環器系の病気の薬など)、病歴(ぜんそくなど)によって注意が必要な成分もあるので、薬局で専門家に相談し、自分にあった薬を選びましょう

      • 胃が荒れる場合は、空腹時の服用は避けましょう。アルコールや、コーヒーなどカフェインが含まれる飲み物での服用は避けて水で服用するようにしましょう。
      • 用法・用量をきちんと守りましょう。頭痛治療のために月10回以上、鎮痛薬を服用するような場合は、医師に相談しましょう。
      主な解熱鎮痛成分 作用 特徴
      非ステロイド性
      抗炎症薬
      (NSAIDs)
      アスピリン 痛みのもととなるプロスタグランジンの生成を抑える 解熱作用、鎮痛作用がある。胃腸障害に注意。
      イブプロフェン 解熱作用、鎮痛作用がある。胃腸障害は少なめ。
      エテンザミド
      イソプロピルアンチピリン 脳の痛みを感じる部分に働きかける 解熱作用、鎮痛作用がある。他の解熱鎮痛薬と配合すると効果が高まる。
      アセトアミノフェン 解熱作用、鎮痛作用がある。抗炎症作用は少ない。小児でも使える。

      2011年1月21日にロキソプロフェンナトリウム水和物配合の解熱鎮痛薬が発売されました。
      ロキソプロフェンナトリウム水和物は痛みに速く・よく効き、胃への負担が少ないプロドラッグです。

      • プロドラッグとは、成分が体内に吸収されてから活性型に変化し、効果を発揮するお薬のことです。
  • その他頭痛のセルフケア

    • 片頭痛の場合、前兆が現れたら暗くて静かな場所で安静にします。鎮痛薬は、痛みがひどくなってからだとよく効かない場合がありますので、前兆が現れた時、または痛みが始まってすぐに服用するのが効果的です。痛む部分を冷やしたり、カフェインを摂取すると、拡張した血管が収縮し炎症が鎮まるため楽になります。

      緊張型頭痛の場合は、痛む部分を温めて血行をよくすることで、たいていの場合は改善します。入浴、マッサージ、指圧も、筋肉の緊張がほぐれ血流がよくなるため有効です。もし、薬をのみたいと思うほどの痛みになったら片頭痛が誘発されていることが考えられますので、その場合は早めに鎮痛薬を服用しましょう。

頭痛の対策ページ上部へ

第一三共ヘルスケアの頭痛の対策ページです。頭痛の症状が出た時のセルフケア方法、薬の選び方や注意点など、頭痛の対策に関する情報を掲載しています。