- トランシーノの効くメカニズム トップ
- 主成分について
- 作用メカニズム詳細
トランシーノの新しさは、その主成分トラネキサム酸にあります。これまで、しみの一種である肝斑改善の効能効果が認められていなかったトラネキサム酸が、臨床試験の結果によって、はじめて肝斑への有効成分として承認されました。
さらに、シミを緩和するL-システイン、ビタミンCも合わせて配合。トラネキサム酸とこれらの成分は、表皮の中のメラノサイト(色素細胞)がシミのもととなるメラニンを作り出す過程において、さまざまな作用ではたらきかけ、メラニン生成をブロックし、肝斑を改善します。
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トラネキサム酸は抗プラスミン作用を持つ成分で、肝斑の改善過程に際し、とても重要な役割を果たしていると考えられています。
女性ホルモンや紫外線など皮膚の内外でさまざまな刺激を受けることによって、メラノサイト活性化因子がメラノサイト(色素細胞)に作用し、メラニンの産生を促すために肝斑が発症すると考えられています。プラスミンはメラノサイト活性化因子の一つと考えられていますが、このはたらきをブロックするのがトラネキサム酸です。
この阻害作用によって、メラニンを作り出す前の段階でメラノサイト(色素細胞)の活性化を阻害し、肝斑の発生を抑えることができると考えられます。<トラネキサム酸の作用>
- ●プラスミン(メラノサイト活性化因子)の阻害作用=抗プラスミン作用
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メラノサイト(色素細胞)の中でメラニンがつくられる、最も初期の段階には、チロシナーゼという酵素が欠かせません。このチロシナーゼの作用を抑えるのがL-システインです。L-システインは、ほかにチロシナーゼ自体の生成を阻害したり、皮膚の新陳代謝を促進しターンオーバーを活発にすることで、メラニンの排出を促したりします。
<L-システインの作用>
- ●チロシナーゼ活性阻害作用
- ●チロシナーゼ生成阻害作用
- ●皮膚の新陳代謝促進作用
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ビタミンCは、メラノサイト(色素細胞)がメラニンを作りだす過程で、複数の段階にはたらきかけ、メラニンの産生量を抑えます。ひとつはL-システイン同様、メラニン産生の初期にチロシナーゼの活性を阻害。また、メラニンを生成する過程で発生するドーパを還元する作用もあります。さらに、すでに蓄積されてしまったメラニンに直接作用し、還元するはたらきも持っています。
<ビタミンCの作用>
- ●チロシナーゼ活性阻害作用
- ●ドーパキノンのドーパへの還元作用
- ●メラニンの直接還元作用
その他、L-システインのはたらきを助けるビタミンB6や、パントテン酸カルシウムをあわせて配合しております。