
本調査の結果、多くの人が頭痛や生理痛でQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の低下を感じているにも関わらず、「痛み」や「鎮痛薬」を誤解している傾向があり、その対処が上手くできずに痛みを我慢していることが伺えました。
ここでは、頭痛や生理痛に悩む人たちの意識をご紹介するとともに、頭痛の専門医から痛みの弊害や対処のコツ、鎮痛薬の適正な使用方法についてもご紹介していきます。
本調査の結果、多くの人が頭痛や生理痛でQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の低下を感じているにも関わらず、「痛み」や「鎮痛薬」を誤解している傾向があり、その対処が上手くできずに痛みを我慢していることが伺えました。
ここでは、頭痛や生理痛に悩む人たちの意識をご紹介するとともに、頭痛の専門医から痛みの弊害や対処のコツ、鎮痛薬の適正な使用方法についてもご紹介していきます。
日本医科大学脳神経外科 准教授 喜多村孝幸先生
※詳細の総括・アドバイスは、
ダウンロード資料をご参照ください。
日本人は、「痛い」と言うと周囲に心配をかける、評価が下がるなどの理由から、痛みを我慢しがちな国民性と言えます。しかし、日本人が特に痛みに強いという医学的根拠はなく、また、痛みを我慢することは、決して良いことではありません。
身近な痛みの一つである頭痛によって、患者さんが多くの時間と笑顔を失い、QOL(生活の質)が低下している実態が調査で示されましたが、頭痛を我慢していることは患者さんの気づかないところで心理的・身体的・社会的機能にも悪影響を及ぼし、多くの損失を与えます。その損失をとり戻すために、頭痛への正しい対処を心がけたいものです。
頭痛には必ず原因があります。その原因を把握し、対策をきちんととれば、防ぐことも可能です。それでも症状が現れる場合は、市販の鎮痛薬などを上手に使用することも大切です。
しかし、鎮痛薬の過度な服用は、別の原因の頭痛(薬物乱用頭痛)を引き起こすこともありますので、服用の効果的なタイミングや適正な頻度を知りましょう。鎮痛薬を適切に使用しても頭痛が続く場合は、頭痛専門医に早めにご相談ください。
実施時期:2011年12月9日〜12日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:過去1年間に頭痛を経験した20歳〜59歳の男性:400名(各年代均等割付)
過去1年間に頭痛を経験し、かつ生理痛を経験した20歳〜59歳の女性:400名(各年代均等割付)計800名