お知らせ

2021年5月7日

―「感染症対策と熱中症に関する調査」―
マスクをしていると喉の渇きを感じにくい!? 医師は「マスク熱中症」対策として決まった時間の水分補給を推奨
9割以上がコロナワクチン接種後もマスク着用を継続と回答。マスク必須の時期はまだまだ続く…
60代以上の7割超が20代と変わらず「暑いと感じるまでエアコンは使わない」ことも判明!!

 第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、熱中症に関する知識やその予防法を啓発するため、全国の20代以上の男女500名を対象に「感染症対策と熱中症に関する調査」を2021年4月2日~4月5日に実施しました。
 昨年は記録的な猛暑に加え、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、外出自粛やマスク着用などの新しい生活様式導入により、「マスク熱中症」などの従来なかった問題が発生しました。コロナ下で2度目の夏を迎える今年も、マスク着用による熱中症のリスク増加が予想されます。さらに、今年から始まった新型コロナウイルスワクチン(以下、ワクチン)の集団接種に際して、接種後にどのような感染症対策をとればよいか、正しい対応を知り実践できているか生活者の実態を探りました。

■調査概要

1.4人中3人が暑くても「人目を気にしてマスクを外せない」と回答。「常に着けていなくてはならない」は約8割。
 外出時、「暑いと感じるときでも、人目が気になってマスクが外せない」人が74.8%、「常にマスクをしていなくてはいけないと思っている」人が82.6%と、多くの人が外出時に、マスクを外してはいけないと思っていることが分かりました。

2.9割以上がワクチン接種後もマスク着用を継続と回答。
 「ワクチンを接種したらマスクは着用しない」と回答した人が9.6%と、9割以上(90.4%)がマスク着用を継続する意向を示し、ワクチン接種後の新型コロナウイルス対策として正しく理解していることが分かりました。今夏もマスクが必需品となりそうです。

3.60代以上の7割超が20代と変わらず「暑いと感じるまでエアコンは使わない」と回答。
 夏の過ごし方について、「暑いと感じるまでエアコンは使わない」と回答した人は全体の73.6%。世代別にみると60代以上は74.0%と、20代の73.0%とほとんど変わりませんでした。加齢に伴い心臓や腎臓の機能が低下していることも多いため、水分の出入りを調節する能力も衰え脱水症状を起こしやすく、若い世代よりも熱中症のリスクが高いといわれています。


■谷口先生に聞く「夏の正しいマスクの着用方法と、熱中症対策」
 夏の熱中症と感染症の適切な対策について、熱中症に詳しい、済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/周術期支援センター長/栄養部部長 谷口英喜(たにぐち ひでき)先生にお話を伺いました。

谷口英喜 先生

1.熱中症対策のカギは「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」を促すこと
 暑さを感じたときに速やかに体温を下げられる体作りのことを「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」といいます。これにより体温の上昇に素早く体が反応して汗をかきやすく、皮膚の血流量を増やせるため、体から熱を逃す力が増します。ウオーキングなどの汗をかく運動を続けたり、入浴習慣があると、本格的な暑さが到来する前に暑熱馴化できます。しかし調査によると、夏の暑い時期の過ごし方は、「あまり運動をしない」68.2%、「入浴はシャワーで済ませる」43.4%という結果でした。
 昨年は外出自粛による運動不足や外気温に触れない生活を送ることで暑熱馴化が進まないことに加え、コロナ下でのマスク着用もあり、例年に比べ熱中症のリスクが高まりました。
 今年も同様の悪影響が重なることが考えられ、注意が必要です。

2.マスク着脱と、水分補給のタイミングを再確認
 外出している時にマスクを外してはいけないと思っている方も多いようですが、熱中症にならないためには、マスクを外してもよいシチュエーションをしっかりと把握し、近くに人がいない所では、適宜外すことも必要です。マスクをしていると水を飲むこともできませんし、口の渇きを感じにくくなり、知らないうちに脱水になってしまうことも熱中症のリスクを高めてしまいます。自分の感覚を過信せず、決まったタイミングで水分補給をすることが重要です。


詳しくはこちら(PDF)