肩こりの対策

肩こりが起こったらどうする?

肩こりはマッサージや体操、ビタミンの補給などのセルフケアによって症状の軽減が期待できます。こりを感じる部位に、鎮痛消炎成分を配合したOTC医薬品を使用してみてもよいでしょう。症状がなかなか改善しないときや頭痛や吐き気などを伴うときは、専門医による治療をおすすめします。

医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

医療機関での受診をおすすめする場合

  • 痛みが強い、左右どちらかに広範囲に起こる、ほかに頭痛やめまい、吐き気、手足のしびれなどがあるという場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。他の疾患が隠れていることがあります。
  • 眼鏡が合わない、歯のかみ合わせが悪いなどの原因が考えられる場合は、眼科、耳鼻咽喉科、歯科などを受診しましょう。
  • 頑固な肩こりがあるときは、整形外科で首の骨や椎間板の異常の有無などを調べてもらいましょう。頸部脊椎症や五十肩など、原因を見極めた治療を受けることができます。

セルフケアできる場合

生活習慣などによる肩こりは、セルフケアで症状の軽減・解消を図ってみましょう。

くすりで肩こりの痛みを抑えるしくみ

肩こりによる刺激でブラジキニンやヒスタミンという痛みを起こす物質(発痛物質)が作られ、感覚中枢に作用して痛みを起こします。
この時、プロスタグランジンという物質も作られており、これが炎症を起こしたり、シナプス(神経終末)に作用して痛みを増強させたりします。
痛みがあるとその部分が緊張してしまい、また筋肉が硬くなってこりを繰り返してしまいます。 消炎鎮痛成分を配合した外用薬(シップ薬など)により、痛みを初期の段階で抑え、痛みの悪循環を防げる事があります。

くすりで肩こりの痛みを抑えるしくみ

くすりの選び方と注意点

こった部分が痛くてつらいときは、フェルビナクやインドメタシンなどの消炎鎮痛成分を配合したシップ剤(パップ剤)、ローション、ゲル、スプレーなどのOTC医薬品を上手に活用しましょう。フェルビナクやインドメタシンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる鎮痛作用を持つ成分で、痛みの原因物質であるプロスタグランジンを効果的に抑えてくれます。

患部の場所や症状によって適切なものを選んでください。

くすりの形状 患部の場所 効果 使用感
ゲル・クリーム 肩、腰、腕など 貼り薬が貼りにくいところにも使用できる。 伸びがよく、皮膚への刺激は少ない。
エアゾール・スプレー 肩、腰、腕など 冷却効果が期待できる。 速乾性があり衣服を汚さない。手を汚さず、使いやすい。
ローション・液体 肩、腰、腕などで広範囲の使用ができる。 冷却効果が期待できる。 手を汚さず、使いやすい。浸透感がある。
貼付剤 パップ 急激な痛みを感じる肩や腰など。 冷感タイプは冷却効果で急性期に効果的。
温感タイプは血行促進効果で慢性期に効果的。
水分を多く含み、患部への浸透が継続する。皮膚の弱い人は注意が必要。
テープ
(プラスター)
肩や腰など、日常的にだるさを感じる場所。 脂溶性の基剤であり、薄くてはがれにくいので有効成分が継続的に浸透しやすい。 動きが激しい患部にも使える。皮膚の弱い人は注意が必要。

パップ及びテープには、冷感タイプと温感タイプがあるものもあります。冷感タイプは、メントールなどを配合し、清涼感を強く感じる処方になっています。一方温感タイプは、トウガラシエキスのような灼熱感を与える成分を配合しており、ぽかぽかした感じがして血行が促進されます。
皮膚の弱い人、妊娠中の人、15歳未満の小児、喘息の発作がある人などは、成分によって注意が必要なものもあります。購入前に薬剤師に相談しましょう。

ビタミン剤=ビタミンB1、B12、Eを補給して

筋肉の疲労、血行不良、末梢神経の傷の回復には、ビタミンを補給して内からケアするのも効果的です。

筋肉疲労、緊張に効くビタミンB1
ビタミンB1は、チアミンとも呼ばれ、食事で摂取した糖質を細胞に必要なエネルギーに変える働きをします。
血行不良を改善するビタミンE
トコフェロールとも呼ばれます。抗酸化作用があり、脂質の酸化を防ぎ、体の各器官や細胞などの老化を防止します。
末梢神経の傷を修復する活性型ビタミンB12
肩こりの原因のひとつに末梢神経が傷つくことが挙げられます。ビタミンB12は、シアノコバラミンとも呼ばれ、赤血球の生成に関与し、また傷ついた末梢神経を修復する働きがあります。

その他肩こりのセルフケア

体を温め、血行を促進

蒸しタオルなどを患部にあてて温めてみましょう。ゆっくりと入浴して体全体を温め、リラックスして疲れをとるのも大切です。温めることで筋肉の血行が促進され、血流がよくなり、肩こりの軽減が期待できます。また、患部をマッサージしてもみほぐすことも、血流を改善し、硬直した筋肉をやわらげる効果につながります。
冷え性は血行が悪くなり、肩こりにつながる可能性があります。夏の冷房対策、栄養バランスのとれた食生活を心がけ、冷え性を改善するのも重要なポイントです。

体操で肩こりを軽減

肩こりをやわらげるのには体操も効果的です。

オフィスでできる体操
  1. 力を抜いて肩を上げ下げします。腕の力を抜き、両肩を持ち上げ、力を抜いてストンと落とします。
  2. 息を大きく吸い込んで両肩を後ろに引き、息を吐きながら前に出します。
  3. 目を閉じて、肩の前回しと後ろ回しを行います。

オフィスでできる肩こり体操

家庭でできる肩こり体操
  1. 目を閉じ、リラックスして腕を前回し、後ろ回しと大きく回します。
  2. 肩の力を抜いて、首を回します。
  3. 両腕を真上に上げて前から後ろに振り下ろします。
  4. 両腕を大きく横に振り上げ、体の前に振り下ろします。

家庭でできる肩こり体操

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