デリケートゾーン(陰部)のかゆみ

デリケートゾーン(陰部)のかゆみの対策

3.かゆみが気になったらどうする?

デリケートゾーン(陰部)は皮膚が薄く、粘膜もあり、とてもデリケートです。セルフケアを行う際は、洗いすぎや強い洗浄料の使用に注意しましょう。デリケートゾーン(陰部)にひどいかゆみがある、おりものに異常があるなど、細菌の感染が疑われる場合は、専門医による治療が必要です。

  • 医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

    • 医療機関での受診をおすすめする場合

      感染症が疑われる場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

      • かゆみが強く激しい、範囲が広い
      • 水疱や潰瘍がある
      • おりものに変化がある(量が増える、ヨーグルト状のおりものがみられる、悪臭のあるおりものがみられるなど)
      • 正しいスキンケアや、OTC薬によるセルフケアをしてもかゆみが治まらない

      など

      セルフケアできる場合
      • 軽いかぶれであれば、原因となるものの接触を避け、炎症を抑えるOTC薬で様子をみることもできます。
      • 性器カンジダ症と診断されたことがあり、再びかゆみが出てきた場合は、性器カンジダ症の再発に適したOTC薬を利用することができます。
      • いんきんたむしは水虫・たむし用のOTC薬でセルフケアができます。
        「水虫」の対策ページも参照してください。 

      ただし、デリケートゾーンは他の皮膚に使える塗り薬などが使えないこともあるので、OTC薬を購入するときは、必ず専門家に相談してください。

  • スキンケア製品の選び方と注意点

    • デリケートゾーンには粘膜もあり、皮膚も薄くてデリケートなため、洗浄料はやさしく洗える刺激の少ないものを選びましょう。

      また、雑菌が繁殖するとかゆみを起こすかぶれや感染症につながるため、肌と同じ弱酸性のものや、殺菌成分を配合したものもおすすめです。

  • くすりの種類と選び方、注意点

    • かぶれやかゆみに対するOTC医薬品として、さまざまな外用薬が出ているので、症状に合わせて上手に活用しましょう。「抗ヒスタミン成分」を配合したものは、かゆみを抑える効果が期待できます。

      一般的な皮膚のかゆみ、炎症に対してはステロイド成分を配合したものも用いられますが、デリケートゾーンではステロイド成分の吸収率が高くなるため、あまり推奨されません。カンジダ症などの感染症が疑われる場合、ステロイド剤を塗ると悪化することもあるので注意が必要です。困ったときには専門家、医療機関に相談しましょう。 

      デリケートゾーンのかゆみを抑える有効成分
      成分名 期待される効果
      リドカイン かゆみを素早く鎮める
      グリチルレチン酸 デリケートゾーンの炎症を抑える
      ジフェンヒドラミン かゆみの発生を抑える
      イソプロピルメチルフェノール 雑菌の発生を抑える
      トコフェロール酢酸エステル 血行を促進して肌の新陳代謝を高める
      アラントイン 荒れた皮膚組織の修復を助ける
      クロタミトン かゆみや炎症を抑える
  • (コラム)女性のデリケートゾーンが持つ“自分をキレイにする力”を守ろう

    • 女性の膣の中には「デーデルライン桿菌(かんきん)」と呼ばれる乳酸菌の集合体が常在しています。デーデルライン桿菌は、皮膚から剥がれ落ちる細胞のグリコーゲンを分解して乳酸を作りだし、膣内を常に弱酸性(pH4~5)に保つことで、膣に雑菌が侵入するのを防いでいます。

      この膣の自浄作用が、女性ホルモンの分泌量の変化や抗生物質の服用、必要以上の膣洗浄など何らかの原因で低下してしまうと、感染が起こりやすくなってしまいます。

      そのためデリケートゾーンを洗うときは、刺激の強い洗浄料を使ったり、ビデなどで膣内を洗い過ぎてしまうことのないよう、気をつけたほうがよいのです。

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第一三共ヘルスケアのデリケートゾーン(陰部)のかゆみの対策ページです。デリケートゾーン(陰部)のかゆみの症状が出た時のセルフケア方法、薬の選び方や注意点など、デリケートゾーン(陰部)のかゆみの対策に関する情報を掲載しています。