ひふ研

あせも(汗疹)とは?

あせもを発症している赤ちゃんのイラスト
  • あせもとは、大量の発汗に伴って、汗の正常な排出が妨げられることで起こる発疹です。
  • 高温多湿下で、汗を出すための管が詰まり、皮膚の中に汗がたまることで起こります。
  • かゆみのある赤く小さな発疹が、たくさん汗をかいた部位に急速に現れます。
  • 皮膚を清潔にし、涼しい環境で過ごすことで自然に消えていきます。外用薬でかゆみや炎症を抑えることができます。

原因は?

  • 夏場など、高温多湿の環境で、大量の汗をかくことが原因で起こります。
  • 汗を排出する管が大量の汗(汗の成分やホコリ)によって詰まり、行き場のない汗が皮膚の中にたまって周囲の組織を刺激することで発疹(小さな水疱や赤みのある丘疹)ができます。
  • 暑熱環境や運動でたくさん汗をかいたり、通気性の低い衣服を着ていたり、ギプスを着用しているときなど、汗の量が増え、かつ通気が悪い状態のときによく起こります。
  • 汗自体が刺激になってかゆみが起こる「かぶれ」もあせもと呼ばれることがあります。
あせもの起こり方のイラスト
あせもの主なタイプ(イメージ図)

どんな症状?

  • 首の周りやわきの下、肘・膝の裏、ベルトや下着で締め付けのある部分など、汗をかきやすくムレやすい部位に、赤みをもった小さなポツポツ(小丘疹)が急速に現れます。
  • 強いかゆみを伴い、ちくちくした感じ熱感を覚えることもあります。
  • 一般によくみられる、赤みやかゆみを伴うあせもは「紅色汗疹」と呼ばれますが、このほかに「水晶様汗疹」と呼ばれる、かゆみや赤みを伴わないあせももあります。
  • 水晶様汗疹は、皮膚のごく浅い部分に汗がたまって起こるもので、透明の小さなポツポツ(小水疱)ができますが、かゆみなどの症状はほとんどなく、1日~数日で消えていきます。乳児の顔によくできますが、大人でも発熱時などにみられることがあります。

対処・予防法は?

  • 衣服や室温を調整し、涼しい環境で過ごすようにしましょう。
  • シャワーをこまめに浴びるなど、皮膚を清潔に保つようにすることも大切です。
  • 通気性や吸湿性がよく、肌あたりのよい木綿などの衣類を選んで着用しましょう。
  • 髪の毛がかかる首元などもあせものできやすい部位です。汗をかく時期には髪を結ったり髪留めでとめるなどの工夫もしてみましょう。
  • 素肌につけるアクセサリー類もあせもを助長することがあるので注意しましょう。
  • 通気をよくし、汗をかかない環境で過ごすことで、通常は数日で自然に治まりますが、炎症やかゆみを抑える市販薬(OTC医薬品)を使用してみてもよいでしょう。
  • 汗を大量にかく状態が改善されない場合は、あせもが治らず湿疹化したり、皮膚を掻くことで細菌感染が起こり、とびひなどに進展することがあるため、掻かないようにすることが大切です。
  • 掻いてしまってもキズができにくいように、爪は短く切っておきましょう。
  • 症状が重いときや、なかなか治らないときには医療機関(皮膚科)を受診しましょう。
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