ベンフォチアミン
1961年に「ビオタミン」として発売
ビタミンB1の改良から生まれた「ビオタミン」
1910年に鈴木梅太郎博士が米ぬかからオリザニン(ビタミンB1)の抽出に成功し、世界で初めてビタミンが発見されました。この偉業をきっかけに、ビタミンの合成法が開発され、総合ビタミン剤が市場に登場しました。
しかし、ビタミンB1には消化管から吸収されにくい、また体内で活性を持ちにくいことから効果が低いという欠点がありました。
こうした課題を克服するため、鈴木梅太郎博士を学術顧問に迎えてビタミン剤を改良するための研究を行いました。
その成果として活性ビタミンB1「ベンフォチアミン」を発見し、1961年に「ビオタミン」として発売しました。
活性ビタミンB1として多くの製品に応用
日本では白米を主食とするため、その代謝にビタミンB1が必須な反面、それが不足することに悩まされていました。そのようななかで「ベンフォチアミン」は、1961年の医療用医薬品の発売以来、1963年には一般用医薬品「ビオタミン」としても発売されました。
1966年にはベンフォチアミンを主剤として、ビタミンB2、B6、B12、C、パントテン酸カルシウムの5種を配合した「ビオタミンゴールド」が登場。その後も1964年に発売した「強力ルルゴールド」、1988年に発売した「リゲイン」に無臭で吸収されやすい活性ビタミンB1として配合されました。