おくすりシート リサイクルプログラム

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2023年11月13日(月)

回収拠点インタビュー

田中薬局~地域の皆様とともに回収を促進~

田中薬局~地域の皆様とともに回収を促進~

「おくすりシート リサイクルプログラム」にご協力いただいている、田中薬局の代表・田中大嗣さんに、おくすりシートの回収状況について話をうかがいました。

田中薬局 代表 田中大嗣さん 田中薬局 代表
田中大嗣さん

田中薬局について教えてください。

「横浜・伊勢佐木町で店を構える創業105年の薬局ですが、私は『何でも屋さん』という気持ちで接客をしています。OTC医薬品も処方薬も扱っていますし、在宅ケアのお客様もいらっしゃいます。さらに、小学校で学校薬剤師としても働いているので、小さなお子様からご年配の方まで、地域に密着した薬屋であるということが一番の特徴です。常に『気軽に相談できる薬局でありたい』という思いがあるので、薬や健康の相談はもちろん、町内の情報を案内したり、町づくりについて考えたりと、薬とはまったく関係のない相談に乗ることもしばしばです。」

回収BOXの設置場所と、現在までの回収状況を教えてください。

「おくすりシートの回収は調剤のお客様がメインになりますので、調剤コーナーの入口付近に設置しています。

おくすりシート回収BOX
おくすりシート回収BOX

2023年1月から回収BOXを設置して、8月までの回収量は合計で約15kgになります。最初はなかなか入れてもらえなかったのですが、回収BOXにある程度入っている状態になってからは、地域の皆さんの持ち込みが一気に増えていき、回収量がアップしたという印象です。やはり空っぽの状態では入れにくいですし、ゴミを入れられてしまうこともありましたので。そこから皆さんに少しずつ興味を持ってもらえるようになり、『こんなことをやっているんですね』と気づいてくれる人が多くなりました。」

回収協力の内訳はどのようになっていますか?

「今は患者さんからが3割ほどで、他が7割ぐらいです。調剤の方だけで1日100人以上のお客様にご来店いただいていますから、一包化で出るシートの量も少なくありません。持参してくださる方は、スーパーのビニール袋に貯めたり、同じシートを重ねてコンパクトにしてくれたりと、皆さんいろいろ工夫をして持ってきてくれます。」

回収を促すための工夫、取り組みなどは行っていますか?

「店頭にポスターを貼ったり、おくすりシートの薬が処方されるお客様には『回収していますよ』という感じで声をかけたりしています。お客様の中には『こうやって環境について取り組むのはいいことですよね』と言ってくださる方もいますね。」

おくすりシートリサイクルプログラムポスター

「おくすりシート リサイクルプログラム」に期待することはありますか?

「リサイクルに限らず製薬業界への期待になりますが、もっとゴミを減らせるようにムダを省く取り組みを進めていただけたらと思っています。例えば、目薬の遮光袋は不要だと感じている人もいるようですし、選択できるといいですよね。リサイクルに関していえば、PTPシートに限らず、SPシートや漢方の袋などのさまざまなタイプの包装がリサイクルできるようになることを期待しています。もちろん薬だけでなく、食品の包装なども含めてリサイクル技術が発展し、プラスチックとよりよく付き合っていける世の中になればと考えています。本プログラムはその一端を担えると思いますので、我々も引き続き回収に尽力していきたいです。」

田中薬局 代表 田中大嗣さん

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