化膿した傷

化膿した傷の対策

3.化膿した傷になったらどうする?

傷の状態や傷ができた原因によっては医療機関での治療が必要です。傷が浅く化膿も軽度であればセルフケアでの対応もできます。殺菌消毒成分や抗生物質が配合されたOTC医薬品で、細菌の増殖を抑えましょう。

  • 医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

    • 医療機関での受診をおすすめする場合

      次のような場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

      • 動物に咬まれた傷(腫れがひどいときは冷やして病院へ)
      • 切り口が深い(縫合の必要があるため)
      • 深くまで異物がくい込んでいる(神経や筋肉なども損傷を受けているおそれもあるため)
      • 頭を切った場合
      • ただれが強い場合
      • さびたカミソリで切った場合や釘などを刺した場合
      • 汚染された場所でケガをしたとき
      • OTC医薬品で5~6日セルフケアしてもよくならない場合

      受診する際の診療科は、形成外科または外科です。子どもは「小児外科」も受診可能です。

      セルフケアできる場合

      浅い切り傷で、化膿がひどくない場合はセルフケアできます。殺菌消毒薬、外用薬を使用して化膿を止めましょう。

  • くすりの選び方と注意点

    • 抗生物質が化膿を防ぐ!

      抗生物質が化膿を防ぐ!

      傷の周囲がじゅくじゅくしている、腫れる、赤くなるなど、少しでも化膿の兆候がみられたときには、抗生物質成分の入ったOTC医薬品の使用をおすすめします。抗生物質は、飲み薬としてのイメージが先行していますが、傷や湿疹を含めた皮膚の治療では、塗り薬としても活躍しています。
      そもそも抗生物質は菌の増殖に必要な代謝経路に作用し、細菌の発育を抑制するはたらきがあります。そのため、傷に細菌が入り込んで化膿した場合には、細菌の増殖を止める役割を果たしてくれるのです。

      傷ぐすり、化膿止めに含まれる成分
      分類 はたらき 成分の例
      殺菌消毒成分 細菌の増殖を抑える
      • イソプロピルメチルフェノール
      • マーキュロクロム
      • ベンゼトニウム塩化物
      • アクリノール
      • エタノール
      • ヨウ素
      • ヨードチンキ
      抗生物質成分 細菌の増殖(発育)を抑える
      • クロラムフェニコール
      • フラジオマイシン硫酸塩
      • パシトラシン
      • オキシテトラサイクリン塩酸塩
      組織修復成分 ダメージを受けた皮膚を修復する
      • アラントイン
      局所止血成分 血管を収縮させ止血させる
      • エフェドリン塩酸塩
      • ナファゾリン塩酸塩
  • (コラム)古い刃物で傷ついた場合には破傷風にご用心

    • 特にさびたカミソリや古い釘で傷を負ったとき、土が傷口に入り込んだときは、破傷風の危険性があるため、すぐさま洗い流し、受診しましょう。破傷風とは、土壌中に広く存在する破傷風菌が傷口より体内に侵入し、3日~3週間の潜伏期間のあと、口や手足のしびれが起こり、やがて全身がこわばり、治療が遅れると死亡することもある感染症です。 日本では1968年より破傷風ワクチンの予防接種が子どもに対して行われていますが、現在でも年間30~50人の患者数がみられ、特に高齢者には多い傾向にあります。破傷風菌は世界中の土のなかに存在するため、前回の接種から10年以上経過している人、渡航予定のある人は、医師に相談のうえ、追加接種するとよいでしょう。

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第一三共ヘルスケアの化膿した傷の対策ページです。化膿した傷の症状が出た時のセルフケア方法、薬の選び方や注意点など、化膿した傷の対策に関する情報を掲載しています。