風邪(かぜ)

風邪(かぜ)の対策

3.風邪(かぜ)をひいてしまったらどうする?

風邪で大切なのは予防と、そして正しい養生と早めの手当です。症状を和らげるくすりを上手に使って、体が自分の力で治るのを助けましょう。通常の風邪は数日で症状が治まることが多いので、安静にして様子をみてみましょう。風邪をひきにくい体を目指すための情報を掲載しています。

  • 医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

    • 医療機関での受診をおすすめする場合

      下記に当てはまる場合は受診しましょう。

      • 39度を超える発熱(急激に38度を超える場合も)
      • 黄色や緑色の鼻汁、たん(細菌による二次感染が疑われるため)
      • ひどい、あるいは長く続く咳・たん(他の呼吸器疾患などが疑われるため)
      • ぜんそくなどの慢性呼吸器疾患、糖尿病、心疾患などの基礎疾患を持っている人(重症化しやすいため)
      セルフケアできる場合

      高熱でない場合、症状が上記のように重くない場合は、セルフケアをしましょう。

  • 風邪(かぜ)薬の役割=ウイルスではなく症状に効く

    • 風邪(かぜ)の原因となるウイルスに直接効くくすりは現在市販されている一般用医薬品の中にはありません。風邪(かぜ)薬は、熱や頭痛、くしゃみ、鼻水、咳などの症状を和らげ、その間に体がウイルスと戦うのを助けるために使います。

      風邪(かぜ)薬の役割

      例えば、鼻の粘膜にウイルスが付着すると、異物を攻撃しようと肥満細胞(免疫反応にかかわる細胞)が反応しヒスタミンという物質が出ます。これが知覚神経を刺激してくしゃみや鼻水を出すので、これを抑えるためには抗ヒスタミン薬を配合したくすりが効果を発揮します。
      ウイルスに感染し炎症を起こすと、プロスタグランジンやプラスミンなどの化学物質が出ます。プロスタグランジンが体温調節中枢に指令を送ることで熱が出るので、解熱剤にはプロスタグランジンを抑える働きを持つ非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンが配合されています。イブプロフェン、エテンザミドなどは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。また、トラネキサム酸はプラスミンを抑えて炎症を抑えます。

      風邪(かぜ)の症状と原因

  • くすりの選び方と注意点=症状に合わせて風邪(かぜ)薬を選ぼう

    • くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、食欲不振など、風邪(かぜ)の症状はさまざまです。症状をよく確認して、つらい症状を和らげる成分を含んだくすりを選びましょう。

      症状に合わせたくすり選び

      このほか、のどを直接殺菌・消毒するうがい薬や、のどの炎症を抑えて粘膜を保護するトローチも有効です。また、複数の症状が重なった場合には、複数の成分が含まれている総合感冒薬がおすすめです。
      薬局の店頭で、誰がのむのか、具体的にいつからどのような症状であるのかを伝え、のみやすさや携帯性、のむ回数などを考慮したうえで選ぶとよいでしょう。以前に風邪(かぜ)薬を服用して副作用が出た人は、薬剤師に相談して副作用の出にくいものを選ぶようにしてください。

  • その他風邪(かぜ)のセルフケア

    • 安静、保温、栄養が風邪(かぜ)の養生3原則

      まずは無理をせず安静にしてゆっくり休むことです。部屋を暖かくして保温を心がけ、体を冷やさないようにしましょう。さらに、抵抗力を高めるには栄養が欠かせません。消化のよい良質のタンパク質やバランスのとれたビタミンなど、体力の消耗を補う栄養価の高いものをとるようにするとよいでしょう。また、高熱が出たときは発汗のため脱水症状を起こしやすくなるので、こまめな水分補給を心がけましょう。

      他人にうつさない配慮も必要

      風邪(かぜ)をひいたら他人にうつさない注意も必要です。なるべく人ごみに出ないようにし、ウイルスを含んだ咳やくしゃみの飛沫をまき散らさないよう、マスクをするなどの配慮をしましょう。

  • (コラム)漢方薬(エキス剤)の「満量処方」とは?

    • OTC漢方薬(エキス剤)にはいろいろな濃度があることをご存知でしょうか?
      漢方薬はそれぞれに、どの生薬を何グラム使用するかなどが詳細に決められています。
      漢方処方の原典に基づき抽出したエキスを100%使用した製剤が満量処方と呼ばれるものです。
      OTC漢方薬(エキス製剤)の場合、エキス量50%以上のものが認められていますので、一般的に3/4(75%)処方、1/2(50%)処方など医療用よりもエキス量生薬成分を抑えたものが多いのですが、葛根湯などでは、医療用漢方薬と同じ満量処方のものが出ています。

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第一三共ヘルスケアの風邪(かぜ)の対策ページです。風邪(かぜ)の症状が出た時のセルフケア方法、薬の選び方や注意点など、風邪(かぜ)の対策に関する情報を掲載しています。