購入前に正しく知っておきたい
「ノルレボ」のこと

「もしもの時」に不安な場面でも冷静かつ迅速に対処できるよう、服用のタイミングや仕組みについて正しい知識を身につけておきましょう。
ここでは、ノルレボとはどのような薬なのか、日本で初めて承認・市販化され薬局やドラッグストアで​購入できるようになった​歴史をご紹介します。

緊急避妊薬「ノルレボ®」とは ノルレボとは

「ノルレボ®」は日本初のOTC緊急避妊薬として2025年10月に承認を取得、2026年2月に販売を開始しました。処方箋なしで薬局で購入できるスイッチOTC医薬品として、緊急避妊薬を必要とする方が安心して速やかに相談・購入できる環境を整えることを目指しています。

緊急避妊薬って?

緊急避妊薬(アフターピル)は、避妊ができなかった、または失敗した「性交後」に、緊急的に妊娠を防ぐために使用する医薬品です。毎日服用して排卵を抑える経口避妊薬(低用量ピル等)とは目的や仕組みが異なり、あくまで「もしもの時」に限って使用する緊急的な手段です。また、服用できる時間に制限があり、「ノルレボ®」の場合は妊娠の不安がある性交後、72時間以内に服用する必要があります。必要になったらなるべく早く服用しましょう。

通常の避妊方法  経口避妊薬(ピル)コンドーム 避妊に失敗したかもしれない 緊急避妊薬

「ノルレボ®」のしくみ

有効成分レボノルゲストレル(合成黄体ホルモン)が作用し、排卵を一時的に抑えたり遅らせたりすることで、精子と卵子が出会う(受精する)機会を無くすことで、妊娠の成立そのものを防ぎます。

黄体ホルモンが多いと認識→排卵を抑制 排卵を抑制→受精の条件が揃わないので妊娠を防止 排卵 ノルレボ®の主な作用点 受精 効果が示唆される 着床(妊娠) 効果なし

性交後「72時間以内」に服用する必要があり、なるべく早く服用することが重要です。

ヒストリー 日本での承認・市販化
までの歩み

「ノルレボ®」は、1999年にフランスで承認されて以来、世界各国の女性のヘルスケアを支えてきました。日本においても、2025年に初めてOTC緊急避妊薬として「ノルレボ」が承認。2026年2月から市販化が実現しました。

ノルレボブランドは、1999年から
世界中の女性を支えてきました

1999
フランスで「NorLevo®」が承認。
欧州を中心にOTC化が進む。
2011
日本で初めての緊急避妊薬として
「ノルレボ®錠0.75mg※」が承認。
  • ※ 現在は1.5㎎のみが流通
2016-2017
OTC化の要望が提出され、日本でも緊急避妊薬OTC化の検討が開始されたものの、見送られる。
2020
市民プロジェクト「緊急避妊薬を薬局でプロジェクト」が発足。2020年には10万筆を超える署名と要望書を厚生労働省に提出。
2021
再度、議論がスタート。署名はその後も広がり、18万筆を超える。
2022
パブリックコメントが実施され、
4.5万件を超える賛成意見が集まる。
2023
厚生労働省による「モデル的調査事業」が開始され、一定の要件を満たす薬局にて試験的に薬剤師による販売が実施される。​​
202510
モデル的調査試験販売事業の結果や専門家による議論を経て、日本で初めてOTC緊急避妊薬として、「ノルレボ」が承認を取得。

その後、薬剤師による対面での情報提供や「面前服用」ルールの整備、プライバシーに配慮した購入環境の構築など、日本において安全かつ適正に使用されるための慎重なプロセスを経て、今日の販売体制が実現しました。

よくある疑問 緊急避妊薬「ノルレボ®」のよくある疑問

  • ノルレボは、妊娠の不安がある性交後72時間以内に、なるべく早く服用する必要のある医薬品です。性交後72時間を超えた場合は薬局・ドラッグストアでは購入ができません。72時間を過ぎた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
    なお、ノルレボは食前・食後にかかわらず服用できます。詳しい服用の流れはこちらをご覧ください。

  • ノルレボは要指導医薬品のため一定の要件を満たした薬局・ドラッグストアであれば、処方箋なしで購入できます。購入時は研修を修了した薬剤師がチェックシートで服用の可否を確認します。購入した1錠はその場で服用し、持ち帰りはできません。なお、家族やパートナーによる代理購入はできませんので、ご本人の来店が必要となります。
    購入の際は、「緊急避妊薬 取扱店検索」などから店舗を確認し、来店前に在庫と販売可能な時間をお問い合わせください。店頭で声をかけづらい場合は、『購入・服用の流れ』ページの提示用画面をスタッフに見せてください。

  • 経口避妊薬(ピル)を服用されている方でも、必要な場合はノルレボを服用できます。ただし、経口避妊薬(ピル)を正しく服用している場合は、ノルレボを併用する必要はありません。
    経口避妊薬(ピル)を飲み忘れた場合は、緊急避妊薬としてノルレボを服用できます。
    経口避妊薬(ピル)を飲み忘れてノルレボを服用した場合は、ノルレボ服用後12時間以内に経口避妊薬(ピル)を再開してください。
    なお、ノルレボ服用後は消退出血(ホルモンの影響による出血)が遅れることがあります。心配な場合は医師または薬剤師に相談してください。

  • 薬局・ドラッグストアで販売される要指導医薬品「ノルレボ」と、医療用「ノルレボ錠1.5mg」は、有効成分、添加物、大きさ、1回あたりの用量、効能効果に違いはありません。
    主な違いは、包装仕様や入手方法、購入・服用時のルールです。薬局・ドラッグストアで販売されるノルレボは要指導医薬品のため、処方箋なしでも購入できますが、研修を修了した薬剤師による服用可否の確認を受け、購入時にその場で服用する必要があります。詳しい服用の流れはこちらをご覧ください。

  • ノルレボを服用してから3週間後に、妊娠検査薬を使用するか医療機関を受診して、妊娠の有無を確認してください。服用後に出血があっても、それだけでは避妊できたと判断できません。
    妊娠検査薬が陽性の場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。なお、生理が予定より7日以上遅れる・予定より早く来る・出血量がいつもと違う・生理のような出血や吐き気などが7日以上続く場合は、3週間後を待たず、速やかに医師または薬剤師に相談してください。

  • 月経直後や一般的に安全日と思われる日でも、妊娠する可能性があります。「安全日」を正確に予測することは極めて困難で、月経周期が規則的な方でも、排卵のタイミングはストレスや睡眠の変化、激しい運動など、さまざまな要因で変動しますので、確実な「安全日」はありません。
    そのため、月経周期のどの時期であっても妊娠の可能性をゼロと判断することはできません。避妊に失敗した、または避妊できたか不安がある場合は、速やかな対応を検討してください。

  • いいえ、ノルレボの服用によって、将来妊娠がしにくくなったり、不妊に繋がったりすることはないとされています。
    なお、ノルレボは服用後の性交に対する避妊効果が期待できる薬ではありません。服用後も妊娠する可能性があるため、適切な避妊を行ってください。

  • ノルレボの購入・服用に年齢制限はなく、必要な場合は未成年の方でも購入できます。保護者やパートナーの同意も必要ありません。月経があり、妊娠可能な年齢の方であれば服用可能です。
    ただし、誰でも無条件に購入できるわけではありません。購入時には薬剤師がチェックシートをもとに服用の可否を確認します。店頭で購入できる条件に当てはまらない場合は、医療機関を受診してください。詳しい服用の流れはこちらをご覧ください。

    悩みや不安をひとりで抱え込む必要はありません。
    誰かに相談したいことがあるときは、専門の相談窓口にご相談ください。

  • ノルレボは、避妊ができなかった、またはコンドームの破損などで避妊に失敗した場合に、性交後72時間以内に服用することで妊娠を防ぐ緊急避妊薬(アフターピル)です。主に排卵を遅らせることで、妊娠の成立を防ぎます。
    すでに成立した妊娠に対しては効果がないため、妊娠している方は服用できません。また、成立した妊娠を中断する作用はないため、中絶薬とは異なります。

    なお、ノルレボを正しく服用しても必ず妊娠を防げるわけではありませんので、服用から3週間後を目安に妊娠検査薬または医療機関の受診により、妊娠の有無を確認してください。また、服用後の性交に対する避妊効果は期待できないため、ノルレボ服用後も適切な避妊を行ってください。

  • ノルレボの副作用として、吐き気・嘔吐、下腹部痛、頭痛、眠気、めまい、不正性器出血、月経の変化などが一時的にあらわれることがあります。副作用と思われる症状が出た場合は、薬の添付文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
    また、ノルレボを服用してから2時間以内に嘔吐した場合は、ご自身の判断で再度服用はせず、医療機関を受診してください。
    なお、ノルレボを正しく服用しても必ず妊娠を防げるわけではありません。月経のような出血や頭痛、吐き気、倦怠感、眠気などが7日以上続く場合は、妊娠等の可能性もあるため、速やかに医師または薬剤師に相談してください。

「ノルレボ® 」は緊急避妊薬を必要とする女性が安心して速やかに購入できる環境を整えることと併せて、女性だけでなくパートナーとなる男性も含めて避妊について正しく理解してもらうための情報提供を行い、「自分の体のことは自分で決める」考え方が当たり前となるよう、今後も様々な取組みを続けてまいります。