研究
世界中の人々の驚きや感動を生み出し、何年も何十年も愛用される製品をつくりたい
理学部 生命理学科 理学研究科修了
2017年4月入社

※インタビュー内容は取材当時のものとなります。

CHAPTER 01

製品の処方設計や品質評価はもちろん、工場での生産検討まで、一連のものづくりを担当する

研究開発部は文字通り新しいOTC医薬品やスキンケア製品などの研究開発を行う部署です。私はその中の研究部門(研究センター)において、化粧品や薬用化粧品の製剤研究を担当しています。製剤とは製品の中身となる“もの”を指しており、そのものづくりについて日々研究を行っています。製品を開発するにあたっては、コンセプトを実現するための「処方」という化粧品の配合成分の組み合わせを決定します。この処方に基づいて作った製剤の品質に問題がないか、また実際の生産が可能かといった観点から様々な検証をしていくのが、製剤担当の主な役割です。

CHAPTER 02

論理的な部分と感覚的な部分の両輪でものづくりをする面白さとやりがい

一口に品質と言っても実際には、使用しても肌に刺激がないか、保管中に劣化しないか、使用中になにか変化が起きないか、また気持ちの良い感触になっているかなど、様々な品質課題があります。そうした課題を一つずつクリアしながら、開発担当や製造委託先と連携して開発を進めていきます。製剤担当者としてこれら一連の業務を担うため、非常に責任のある仕事であり、かつ業務が幅広く、多くの経験を得ることができます。
製剤研究の面白さは、手を動かして「肌で感じながら」ものづくりができることです。製剤を試作し、出来上がった試作品を評価することを繰り返します。得られた評価結果から成分の組み合わせや配合量、作り方の工程を論理的に考察すると同時に、試作している時の製剤の様子を目で見て、手で触れて、音を聞いて、臭いをかいで、といった五感を使った感覚的な情報が非常に重要になります。そこが製剤研究で苦労するところでもありますが、製剤を作る過程では論理的な部分と、それだけでは計算することのできない感覚的な部分があって、その両輪で回していくところに非常に面白さを感じています。

CHAPTER 03

探索研究から新しい製剤を開発し、それを製品化に結びつけていきたい

発売を見据えた製剤研究と並行して、有用性の高い成分や配合、また製剤を見つけるための探索研究も行っています。探索研究から新規技術や成分に基づいた製剤を開発し、開発担当やマーケティング担当に提案していきたいと考えています。自身の研究成果が製品という形になって、生活者の方々に驚きと感動を与えられることは、製剤研究者にとってこのうえない喜びです。
また、製品開発で一番大切なのは、“生活者目線で考える”ということだと思います。みなさんがドラッグストアで「これ、すごくいいな。これからもずっと使いたいな」と思える製品はどのような製品でしょうか。「思ったよりすごく効き目がある!」「使い心地がとても好き!」「すごく好きな香り!」というように、素晴らしい製品には少なからず使用後に“驚き”や“感動”があるのではないでしょうか。そのような製品は決して研究者の独りよがりな目線では開発できないと考えています。そのため、ドラッグストアに定期的に足を運んで商品紹介のPOPなどに目を通して、生活者から何が求められているのかを調べたり、自社製品や他社製品を自分でも使ってみることを心がけています。
これからもさまざまな製品を担当して知識と経験を深めて製剤のプロフェッショナルとなり、いつかはブランドを管轄する立場となって、周囲から頼られる存在になりたいというのが、今の私の目標です。