賢者の仕事、賢者の健康

Vol.3ひとことで言うと、この歳になってもアホなんですよ。
倉本美津留氏 インタビュー(前編)

ボク、「趣味」っていうものの意味がわからないんですよ

− 仕事のストレスを発散する趣味などはお持ちなんでしょうか。

倉本ボク、「趣味」っていうものの意味がわからないんですよ。「仕事」の意味もわからないんですけど(笑)。そこは分けていなくて、「自分の想いや発想をエネルギーに替えて、人にぶつけることで何かをもらったらエエんとちゃうかな?」というやり方ですからね。すべてを何かの役に立たせようという考え方で。

ボクの場合、ストレス発散としてはやっぱり音楽ですね。これだって、趣味だとは思ってないんですけど。曲を作ったりするのは、自分にとっては温泉につかるような感覚で、なんか自然にやれるんです。笑いや企画を考える時は、頭をほんとにガーーーーーッと絞り出す感じで、「誰よりも早くオモロいことを言わなきゃ」みたいなプレッシャーもあるんですけど、曲作りは同じクリエイティブなことでも脳の動かし方が結構違う気がします。

歌を作ってる時ってなんにも考えませんから。ギター持って「ふふふーん」って感じでメロディが出て来るんです。自分が作ってるというより“出て来る”という感じですね。それは気分転換になってると思います。

>>後編に続く

編集者/東北芸術工科大学客員教授 河尻 亨一

PROFILE

編集者/東北芸術工科大学客員教授河尻 亨一
雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心に多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する様々な特集を手がけ、多くのクリエイター、企業のキーパーソンにインタビューを行う。
現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰し、取材・執筆からイベントのファシリテーション、企業コンテンツの企画制作なども。
  • カメラマン 瀬谷壮士
  • 更新日 2016.04.01