賢者の仕事、賢者の健康

Vol.13ファイナンシャル・プランナーに聞く「働く男が活用したい!お金と健康両得術」
熊谷周一郎氏 インタビュー(後編)

「シンプル・イズ・ベスト」を仕事と健康に

− 祖父母や親世代の常識が今は非常識にもなりうるということですね。なのでFPという職種のニーズは高いと思うのですが、熊谷さんがFPを志望されたのは何か理由が?

熊谷最初は単純に稼ぎたかっただけです(笑)。FPは3つ目のキャリアで、大学卒業後は信販会社に就職して営業をやってました。当時の上司が「たくさん回りなさい」という考え方の人でしたから、午前中20件、午後20件と毎日行ける限りお客様のところを回って。

そうやって頑張ったので同期の中では成績が良かったんです。約5年間在籍し、結果「すごいね」って言われるようになりましたけど、あるとき僕のボーナスが成績ビリの人と「3万円変わるか変わらないか」ということに気づいたんですね。飲みの席で偶然、支店長の年収を聞いてしまったのも大きくて。で、そこは辞めようと思って知り合いの紹介で、ある外資系の保険会社に転職しました。

それで良かったのは、「自分って意外とたいしたことないんだな…」ということに早い段階で気づけたこと。その世界には「商品を売る」ということだったり、「お金を増やす」ということに関して"化け物"みたいにすごい人たちがたくさんいたんです。そのことを知った瞬間すごく素直になることができ、いろんな人の意見を聞いたり、教えを請いに行くことに躊躇しなくなりました。その経験が今のFPの仕事でもすごく活きてます。やはり本質的なことが大事なんですよ。

− 「本質的なこと」というのは?

熊谷私たちの場合、お客様との対面ビジネスですから、心理学やプレゼンスキルの高め方といったノウハウは、それまでもさんざん学んでいたんです。でも、本当に大事なのは目の前の人に素直な気持ちで向かい合い、その人にどれだけ興味を持てるか? ということ。ある方に教わった格言で「人の心は一枚ずつしか開いていかない」という言葉があるんですけど、ほんとその通りで。

つまり、テクニックやノウハウじゃないんですね。それに頼って仕事をしていると、無駄な作業が増えて、結局思うような成果を上げられなかったり。この歳になってようやく「シンプル・イズ・ベスト」という言葉の意味がわかるようになってきました。

− 「シンプル・イズ・ベスト」は仕事だけでなく健康でも言えることかもしれないのですが、何かカラダにいいことで心がけていることなどありますか。

熊谷うーん、ありがたいことに私はとにかく病気しないですから。意識してやっているのは「お風呂に15分入る」ことと「21時以降はものは食べない」ですかね。あと、白湯を飲んだりしています。

− 白湯というのはまさにシンプル(笑)。白湯は流行っているようですが、始めたのは何か理由が?

熊谷それもですね、実は人からの受け売りで(笑)。自分が信頼している人やメンターがいいと言うことは、とりあえずやってみるんです。白湯は沸騰してから約15分沸かし続けるのが作り方のポイントで、実際どれくらいカラダにいいのかはわかりませんけど、リラックスはできますね。

それで最近思うのが、「病気」って「気(持ち)が病む」って書くように、やっぱりメンタル面からの影響って大きいのかもしれません。

− その話で言うと「備えあれば憂いなし」ではないんですが、セルメ税制についても関心を持つことで、市販薬の知識が身についたり、適切なセルフメディケーション(自己治療)意識を持つきっかけになるなど、お金に換えられないメリットもあると思うのですが。

熊谷そうですね。その意味でもいい制度だと思いますので、「おれカラ」読者のみなさんにも是非興味を持っていただきたいです。

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編集者/東北芸術工科大学客員教授 河尻 亨一

PROFILE

編集者/東北芸術工科大学客員教授河尻 亨一
雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心に多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する様々な特集を手がけ、多くのクリエイター、企業のキーパーソンにインタビューを行う。
現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰し、取材・執筆からイベントのファシリテーション、企業コンテンツの企画制作なども。
  • カメラマン 瀬谷壮士
  • 更新日 2017.02.22