賢者の仕事、賢者の健康

Vol.13ファイナンシャル・プランナーに聞く「働く男も活用したい!セルフメディケーション税制」
熊谷周一郎氏 インタビュー(前編)

今回の賢者

PROFILE
ファイナンシャル・プランナー熊谷周一郎

信販会社、外資系保険会社を経て、ファイナンシャル・プランナーに転身し支社長に就任。MDRT成績資格会員の資格を持ち、数々の講演会やセミナーで活躍。アフィリエイティッドファイナンシャルプランナーや2級ファイナンシャルプランニング技能士などの資格を持ち、知識と実力のあるファイナンシャル・プランナーとして年間300件以上の資産運用や保険等のマネー相談を受ける。

各界の一線で活躍するキーパーソンが、「仕事と健康」について語るインタビュー連載「賢者の仕事、賢者の健康」。今回はスペシャル編として、ゲストにファイナンシャル・プランナーの熊谷周一郎氏をお迎えし、2017年1月にスタートした「セルフメディケーション税制」について解説いただきます。この制度にはどんなメリットがあり、いかに活用すれば良いのでしょう?
(聞き手:河尻亨一)

セルメ税制とは? ー その活用法と注意事項 ー

− 今日は今年(2017年)1月にスタートした「セルフメディケーション税制」(以下、セルメ税制)について教えていただきたいと。きちんと活用すれば僕らにメリットがある制度だということは聞いているんですが、なかなか理解が難しいところもありまして。

熊谷(周一郎氏 ※以下、熊谷)まず、すごく簡単に言うと、指定されたOTC医薬品を年間1万2000円以上購入すると所得税・住民税の控除を受けられる制度なんです(※2022年まで5年間の時限立法)。

− つまり、それを申告することで税が安くなるんだということはわかるのですが、いくつかの条件や注意事項がありますよね。まず基本的なところで「OTC医薬品というのは何なのか?」というあたりからお話いただくと。

熊谷OTC医薬品というのは、ドラッグストアや薬局などで販売されているお薬ですね。風邪や腰痛、虫歯、花粉症、腹痛などの。しかし、そのすべてがセルメ税制の対象になるわけではなく、特定の成分を含んだ医薬品(医療用医薬品から転用された83成分を含むOTC医薬品)のみということには注意が必要です。商品のパッケージなどに「税 控除対象」のマークが入っていますから、見分けるのは難しくないと思うのですが。

  • ※2017年2月1日現在