賢者の仕事、賢者の健康

Vol.6汚部屋から脱出すると“気持ちの健康”を取り戻せる
勝間和代氏 インタビュー(前編)

モノを考えるのが趣味であり仕事なんだと思います

− 勝間さんは料理や片付けだけでなく、ゴルフや自転車、麻雀、AIなど色んなことに興味を持たれていると思うのですが、それらも勝間流のフレームワークで捉えているのでしょうか? ちなみに麻雀はプロ試験をパスされたとか。

勝間プロなんですよ、練習量が少な過ぎて成績はパッとしないんですけど(笑)。まあ、そうですね。ゴルフや自転車は「カラダを動かしたい!」っていうのがもちろんあるんですけど、やっぱり仕組みを解明したくなりますよね。

ゲームのほうは頭を動かすという観点でやっています。私、ゲームもスポーツの一種だと思ってるんです。「マインドスポーツ」という言葉を使いますけど、運動にはカラダのスポーツと頭のスポーツの両分野があって、頭のスポーツがゲームであると。ゴルフでも、「クラブは“コントローラー”だ」なんて言ってるんですけど(笑)。

− それらはいわゆる趣味が仕事になった状態なんでしょうか?

勝間まあ、あまり分けてないですね。仕事と趣味、両方兼ねてます。それで言うなら、たぶん、私モノを考えるのが趣味であり仕事なんだと思います。「これってどういう意味だろう?」と考えて「あー、なるほど! こういうことだったのね」ということを自ずとやっているというか。

そうやって何らかの形で、情報を取りまとめて発信していくという仕事で自分が活きるんじゃないかと思ってます。発信の仕方は色々ありまして、時にはこういうインタビューかもしれませんし、テレビや講演、あるいは著作やメールマガジンでもいいわけです。

ようは“媒介者”ですね。イメージで言うと専門家と一般の方の間に立っているというか。専門家って一般の方に伝える術を持ってないことが多くてもったいないなと思うんです。言ってる内容はすごくいいのに、「うまく伝わってないな」ということがあって。

で、比較的色んな分野の情報に通じている私のような人が、それらを統合して伝えていくことには価値があるんじゃないかと思っているんです。

>>後編に続く

編集者/東北芸術工科大学客員教授 河尻 亨一

PROFILE

編集者/東北芸術工科大学客員教授河尻 亨一
雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心に多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する様々な特集を手がけ、多くのクリエイター、企業のキーパーソンにインタビューを行う。
現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰し、取材・執筆からイベントのファシリテーション、企業コンテンツの企画制作なども。
  • カメラマン 瀬谷壮士
  • 更新日 2016.07.01