がん罹患経験のある働く女性を対象にした「がん治療中の肌ケアに関する意識調査」
2025年01月10日
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がん罹患経験のある働く女性を対象にした「がん治療中の肌ケアに関する意識調査」
~「肌のセルフケア」が、がん患者さんのQOL(生活の質)向上に~
がんの治療中に「肌ケア」を行って効果を実感した人の約8割が「前向きになれた」などポジティブな心境の変化があったと回答
治療による外見変化に約6割が不安を感じる中、対策したい人のうち約6割が「どの情報が自分に適しているか分からなかった」と回答~「肌のセルフケア」が、がん患者さんのQOL(生活の質)向上に~
第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、現在または過去にがん罹患経験のある働く女性を対象に「がん治療中の肌ケアに関する意識調査」を実施しました。
2人に1人ががんになる今日、治療と仕事の両立が課題となる20~50代でも多くの人が、がんを経験しています。特に30・40代では、男性よりも女性においてがん罹患者数が多くみられます*。そうした中、がん治療では皮膚トラブルが生じたり、バリア機能が低下したりすることから、多くの人が肌の悩みを抱えている状況にあります。そこで本調査では、がんにおける「肌ケア」の実情と効果を確認しました。
2人に1人ががんになる今日、治療と仕事の両立が課題となる20~50代でも多くの人が、がんを経験しています。特に30・40代では、男性よりも女性においてがん罹患者数が多くみられます*。そうした中、がん治療では皮膚トラブルが生じたり、バリア機能が低下したりすることから、多くの人が肌の悩みを抱えている状況にあります。そこで本調査では、がんにおける「肌ケア」の実情と効果を確認しました。
*出典元:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
- 1.がん治療でつらかった症状として、約5人に1人が「肌トラブル」と回答。
「肌トラブル」がつらかったと感じた人のうち、なにか対策をしたいと思ったが「どの情報が自分に適しているか分からなかった」人が約6割にも。- ・治療(薬物療法の副作用等)でつらかった症状を聞いたところ、約5人に1人が「肌トラブル(シミ・くすみ、乾燥・ニキビ等)」と回答。また、その「肌トラブル」によって起こった心境の変化についても聞いたところ、約半数が「他人の視線が気になった」と回答しました。
- ・がん治療によって起こった外見の変化について聞いたところ、約6割が不安を感じていました。
- ・治療によって起こった「肌トラブル」に対して「なにか対策をしたいと感じた」人が約4割おり、そのうちの約6割が「どの情報が自分に適しているか分からなかった」と回答しました。
- 2.治療中、最も行われていた肌ケアの目的は「乾燥」。
肌ケアを行った人のうち約6割が効果を実感。- ・がん治療中に肌ケアを行っていた人は約7割に上りました。
- ・治療中に行われた肌ケアの目的で最も多かったのは「乾燥」で、約半数を占めました。
- ・肌ケアを行った人の約6割が効果を実感できたと回答しました。
- 3.肌ケアで効果を感じた人の約8割に、人とのコミュニケーションや治療に「前向きになれた」などポジティブな心境の変化が。
- ・肌ケアで効果を実感できたと回答した人の約8割が人とのコミュニケーションや治療に「前向きになれた」「QOLが向上した」などと回答し、外見だけでなく内面にもポジティブな変化をもたらしたことが分かりました。
- 4.村橋紀有子先生に聞く「がん患者さんにおける肌ケアの重要性とは」