ガールズ本音リサーチ

Vol.37「メイク事情」
を徹底リサーチ!

女性にとって毎朝の儀式とも言えるメイク。男性はすっぴんで生きていてズルい……と思ったこともありましたが、メイクの色を選ぶのは脳の活性化になっている気もします。化粧品の進化を肌で試せる楽しさもあります。さかのぼると、古代エジプトではアイラインは魔除けの意味もありました。丸腰のノーメイクで外出するよりも、メイクして出かけたほうが気持ち的にも安心です。女性にとってなくてはならないのがメイクの結界なのです。
メイクのこだわりやかけるお金や手間は人それぞれです。世の女性のメイク事情についてアンケートいたしました。まずは予算から……。

  • 今月のプレゼントアンケートにも答える!
月々にかける化粧品代はいくらですか?

(2019年1月 第一三共ヘルスケア調べ 20-30代未婚女性 n=500)

「1001円~3000円」というお答えが多いですね。月に1.2アイテムを買う感じでしょうか。一番必要なものを選び抜いているのでしょう。堅実さが漂います。「かけない」という方は、すっぴんでありのままで過ごしても大丈夫な環境なのでしょうか。それもうらやましいです。
今回、思ったより節約傾向にあることがわかりました。コスメショップで店員さんに薦められると断れない私は、この結果を胸に、浪費を抑えていきたいです。

続いて、メイクのポイントについて伺いました。

一番気を使っているメイクのポイントがあれば教えてください。
  • 顔と首の色に差が出過ぎないようにする
  • たれ目なのでアイラインで目尻が上がるようにメイクしている
  • 清潔感
  • 肌をきれいに見せる
  • 目元のキラキラ
  • 目元のクマを隠すこと
  • 血色が悪いので、リップだけは塗る
  • ベースメイクで赤みを消す
  • 肌に負担をかけないメイク
  • 肌が健康的に見えるようにする
  • 崩れても汚くならないメイク
  • ナチュラルメイクを心がける
  • 毛穴を隠す
  • シミなどのカバー
(2019年1月 第一三共ヘルスケア調べ 20-30代未婚女性 n=500)

肌の質感重視の方と、アイメイクなど色ものに気を使っている方にわかれていますね。
「ベースメイクで赤みを消す」「毛穴を隠す」「崩れても汚くならないメイク」など、仕込みに手間をかけていますね。その努力は十分伝わると思います。
マスカラやリップ、アイメイクなども重要です。「目元のキラキラ」「たれ目なのでアイラインで目尻が上がるように」など、結構印象が変わると思います。メイクさんのテクニックを見ていると、ちょっとハイライトを入れるだけで顔が明るくなったりします。
最近プロの方に聞いたテクニックは、「頬骨のトップの位置にハイライトを入れて光を集めると小顔に見せることができる」というもの。でも忙しい朝など、そのひと手間をかける余裕がなくて省いてしまいがちです。最終的にはオーラを強めれば、肌のアラは飛んでしまうのではないかと思います。コンシーラーいらずのアセンション肌を目指したいです。

続いて、誰もが何かしら抱いていそうなメイクの悩みを伺いました。

メイクをする上で悩んでいることがあれば教えてください。
  • ハリがない
  • 乾燥小じわが時間と共に目立ってきてしまう。
  • 厚塗りになる
  • 顔がテカる
  • 小鼻の赤みが消えない
  • 眉毛の形がおかしい。うまく整えられないこと
  • 化粧直しが面倒
  • 乾燥がひどく、ファンデーションを塗った後粉っぽくなる
  • ほくろが多い
  • 毛穴、ニキビ跡のカバー
  • 唇の血色の悪さをカバーしたくて口紅を塗るけど乾燥してしまう
  • 眉を左右対称にできない。自分に似合う眉がわからない
  • 化粧してる感が出ない
  • 似合う口紅の色がわからない
  • トレンドのメイクがわからない
  • ずっと同じメイクをしていて時代についていけてない
(2019年1月 第一三共ヘルスケア調べ 20-30代未婚女性 n=500)

共感する部分が結構ある回答です。「乾燥小じわ」「テカリ」「メイクの崩れ」……その時の気候やエアコンのせいにしたいところですが、悩ましいです。また、「似合う口紅の色がわからない」「トレンドのメイクがわからない」というのも切実です。結局同じような色の無難な口紅ばかり買ってしまいます。何種類も色を見ていると何が良いのかわからなくなってきます。色以前の話ですが、唇は女性性を表すので乾燥していると愛が干からびてしまうと聞いてから、グロスばかり買っています。
眉の形も難しいです。迷ったら、開運しそうな眉にするのが無難かもしれません。人相について調べたら、三日月眉が良いと出ていました。
ちなみに肌トラブルとか、赤みができる場所は、運気の低下を暗示していると聞きました。おでこは社会性を表すので、仕事でのトラブルの予兆とか、頬は人間関係、顎は家庭を表すとか。口の周りは「言いたいことが言えていない」サインだそうです。
これは占い師の方のご意見ですが、東洋医学になるとまた違った意味になってきます。ホクロやシミなどで健康状態を診る「望診」によると、頬や小鼻の脇にホクロやシミが発生したら肺が弱っている、唇にトラブルが出たら大腸からのサイン、おでこは肝臓、目の下に出たら胃の不調があるかもしれないとか。肌の悩みが出たら一度生活習慣を見直すのもおすすめです。

続いて過去のメイクの黒歴史的な思い出についてです。

過去の自分のメイクを振り返ってビックリしたエピソードがあれば教えてください。
  • 眉がつりあがっている
  • つけまつげはボンドで付けると思ってた
  • 下地を知らず、ファンデーションだけを使っていて、ノリ悪いなーとしばらく思っていた
  • すごく眉毛を細くしていた時代があり気づいた時に、人相が悪すぎてびっくりした
  • おフェロチークを乗せている写真を見たら、おてもやんみたいだった
  • コンシーラーが浮いていて逆に目立つ
  • 20代の時の色味のないメイクが死に顔みたい
  • 赤リップが真っ赤すぎて似合っていなかった
  • 眉毛が無い
  • 昔は色が白いファンデーションを買っていたこと
  • 朝方まだ薄暗い状態でメイクをしてしまい、明るいところにでたらだいぶ濃いメイクになっていました
  • つけまつげ2枚重ね
  • 二重幅までアイラインを引いていた
(2019年1月 第一三共ヘルスケア調べ 20-30代未婚女性 n=500)

こうして見るとメイクの流行の移り変わりも激しいです。90年代の細眉の全盛期から、00年代のギャルのアイメイクがガッツリ系、10年代のゆるふわメイク、おフェロメイクなど……。今までの変遷を見ると、流行は巡っていて、最近まで太眉でしたがまた細眉が人気になりつつあるとか。90年代に眉を抜きすぎて生えなくなってしまった人は内心安堵してるかもしれません。00年代の威圧的なアイメイクですが、また囲み目メイクがきはじめているという記事を見ました。でも今度は黒いアイラインというより、シャドウでぼかし気味に囲むのが良いらしいです。「眉がつりあがっている」「おフェロメイクがおてもやん」「つけまつげ二枚重ね」「色味のないメイク」など、写真を見ると、これは何年頃、とか何歳の時、とか、わかって思い出深いのではないでしょうか。時々、ずっと同じメイクと髪型を貫いている人がいますが、それだといつの写真かわからなくなりそうです。メイクの黒歴史がある人ほど、時代について来られたのだと思います。

続いて、メイクのTPOについて伺ってみました。

女子会メイク、デートメイクでメイクを変えたりしますか?
変える場合はどこを変えるかを教えてください。
  • ピンクを使ったりする(デート)激しい色を使ってみる(女子会)
  • 女子会メイクは濃いめ、デートはナチュラルに
  • デートではアイシャドウを無難な色にするが、女子会のときはあえて変わった色にする
  • 女子会メイクは自分が好きなもので色の濃い目のリップもつけることが多いがデートメイクは引き算を考える
  • 女子会の方がしっかりめにする。女子の方がよく見てたりするので
  • デートは可愛く女の子とは挑戦した色を
  • デートではピンクを中心にしたメイクにする
  • 照明を考えてメイクする
  • 女子会はカラーメイクをするが男ウケは良くなさそうなので旦那と出かける時はナチュラルメイク
  • 女子向けには少し濃いめにするときがある。化粧品の話題で盛り上がれるからリップなどを新しくする
  • 特に変えていない
(2019年1月 第一三共ヘルスケア調べ 20-30代未婚女性 n=500)

「デートはピンク系」で奥ゆかしく、「女子会メイクはカラーメイク」で冒険する、という意見が目立ちました。
男性は女性ほど微妙なメイクの色を認識できないという説が。女性は男性より色彩感覚が鋭く、識別能力も高いという研究結果もあります。お答えの中に、「女子会の方がしっかりめにする。女子の方がよく見てたりするので」「デートは可愛く女の子とは挑戦した色を」とありましたが、それは感覚的にわかっている方なのかもしれません。女子の方がメイクの色の微妙な差に気付いてくれます。「そのシャドウの色いいですね」とかホメてくれるのはだいたい同性ですよね。
いっぽう、メイクについてはわりと鈍感な男子。以前、知人男性が、あきらかに塗り込んでいる美魔女タレントのことを「◯◯ってノーメイクでも肌がきれいだね」と言っていて驚いたことがあります。ナチュラルメイクのことをすっぴんだと思い込んでいる男性も多そうです。女性から見るとしっかりメイクをしていても、男性の目にはナチュラルメイクにうつったり。首と肌の色が違う、というあきらかな厚化粧になると、男性は「化粧濃いな」と思うらしいです。また、真っ赤なリップが流行ったとき、男性がひいている姿を見かけました。「なんであんなに赤いんだろう」とつぶやいたりして……。挑戦的なメイクはデートには不向きで女子会向けかもしれません。
ちなみに、交際している時は女性は気を使ってナチュラルメイクを作り込んだりしていますが、結婚したら一転しすっぴんになるのがおもしろいですよね。男性は、ガチすっぴんを見て、今まですっぴんだと思っていたのが、手間ひまかけたナチュラルメイクだったと気づくのかもしれません。
でも人のためというより、メイクは自分の気持ちを上げるものでもあるので、顔をおろそかにしないようにしたいです。

今月のなめこの一句 メイクして 自信とやる気が ややアップ

朝、鏡を見てメイクをするとシャキっとして、やる気がわいてくるような気がしませんか。メイクには自己肯定感が増してストレスが軽減されるなどの効果があるという説も。そう思うとコスメ代も払ったかいがあります……。

PROFILE

辛酸なめ子さん
漫画家、コラムニスト。
埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。アイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。新刊は「妙齢美容修業」(講談社文庫)
  • 更新日 2019.2.1

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