(2016年8月 第一三共ヘルスケア調べ 20-30代未婚女性 n=552「親しい女友達でも、「貸して」と言われて躊躇したものや、貸したことを後悔したものがあれば、具体的に理由を教えてください。」より自由回答)
「特にない」という心の広いお答えの人が結構いて、すばらしいです。私もここに挙げられたものなど、基本的に貸したくないです。心の壁があるのかもしれません……。
口紅やファンデなど貸してと言われたら一応大人のほほえみを浮かべて貸しますが、家に帰ってから表面を削ったりします……。心が狭くてすみません。このような境界線を守る行為は、もしかしたら相手にそこまで心を許していない、ということを表している気もします。中高生の頃を思い出してみてください。当時の仲の良い女友達とは平気で回し飲みとかしていたのではないでしょうか? 当時は小額のジュース代とか貸しても学校で毎日会うのですぐ返してもらえましたが、今は貸し借りしても会う機会が少なく、返却率が低いという現実も。大人になると、そこまで心を許せる友だちはできにくい、という淋しさを改めて自覚しました。境界線を超え気味に、何か貸してほしいと言ってくる友だちがいたら、自分に親しみを感じてくれているとポジティブに捉えたいです。
最後に、心の境界線についても聞いてみました。
(2016年8月 第一三共ヘルスケア調べ n=552「他人から、これは聞かれたくない!言われたくない!ということや、言われるとイラッとすることは?」より自由回答)
境界線で思い出したのが、ちょっと前に仕事の現場で、男性芸人さんが半ば無意識に鼻唄を歌っていたのです。するとそこにいた若い女性芸人さんがすかさず「それ、何の曲?」と聞いて、男性に「俺の心に立ち入らないでくれ!」と怒られるシーンを目撃。無邪気な女性が境界線を踏み越えてしまったようです。何でも聞けば良いというものではないのです。
無神経な発言、しかも疑問系で聞かれると、イラっとしますね。私も先日、知人の男性に「なんでお化粧しないんですか?」と聞かれ……ふつうにメイクしているつもりなのに、ちょっとショックでした。厚化粧までしないとメイクと認知できない古い人間なのだと思うことにしました。境界線を超えた率直な発言が許されるのは10歳以下の子どもかもしれません……。
今回はボディタオルの話題から、見えない境界線について掘り下げてみました。人間関係の境界線には気遣いが必要ですが、物質的な境界線については、こちらも気にしすぎないことが大切です。人に何か私物を貸して、汚いとか思ってしまったら、そのネガティブな思いで細菌が活性化してしまいそうです。いっそ何も気にしないくらいが無害なのかもしれません。
境界線にナーバスな女子も彼氏に対してはガードがゆるみがちです。あまりにも遠慮がなくなってしまうと倦怠期に突入してしまう危険も…。