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胃腸薬って飲む?飲まない?そもそも症状にあった選び方がわからない!

胃腸薬って飲む?飲まない?そもそも症状にあった選び方がわからない!

May 6, 2021

思い込みcase:1

胃のトラブルの症状を見極めるには「空腹時」or「食後」がキーワード?

新しい季節の到来とともに、新しい環境に身を置いたり、新しいチャレンジを始めた方も多いかと思います。仕事では新しいプロジェクトが本格的にスタートしたり、新しい職場環境で責任ある業務についたり、なかには転職でまったく新しい仕事内容と向き合う人もいたりと、「仕事上の環境」が大きく変化する時期でもあります。

一方で、子育て中のパパママであれば、進級や入学で子どもの環境や交友関係が大きく変化して、「親」としても新しい環境になじむのに苦労している頃合いかもしれません。

春はこのように、仕事でも家庭でも「環境変化」や「人間関係」における悩みや不安が増えやすい季節といえます。

そのなかでも、とかく仕事における「人間関係」には「ストレス」がつきもの。例えば、昨今の身近な例でいうと、クライアントとのリモート打ち合わせやプレゼン前などに、顔の見えない相手に説明することが、いつしか気疲れにつながっていると感じている人はいませんでしょうか?

ストレスが蓄積していくと自律神経の乱れにつながります。自律神経は胃や十二指腸の働きを司るものなので、自律神経が乱れると「胃酸が過剰に分泌」されて胃が荒れてしまうことがあります。

さらに、コロナ禍以降、新入社員や異動してきた仲間の歓迎会や、新しい取引先との飲み会の多くが「リモート飲み会」に移行したことで、終電を気にしなくてよい「家飲み」のために、日々胃がお酒疲れしてしまうなんていう人も増えているのではないでしょうか。

このように環境に左右されやすく、変化に敏感で繊細な「胃」にとって、春はトラブルがおこりやすい季節ともいえます。

では「そんなときこそ胃腸薬を飲めばいいんじゃないの?」と言う声が聞こえてきます。

しかし実は、胃腸薬については、「種類が多すぎて何を飲んだらいいのかわからない」という声も意外と多いのです。さらには、自分の今の不具合な胃の症状に見合った、胃腸薬の選び方がわからないという声も多いです。

そこで!ここでチェックすべきポイントとして、胃の不具合が「空腹時」or「食後」でまずは判断してみることです。

「空腹時」の胃もたれや胃痛・胸やけなどは、「胃酸の出すぎ」が原因と考えられる症状です。この場合には、「胃酸の過剰な分泌を抑える」胃腸薬を選ぶのが効果的です。仕事や人間関係のストレスからくる胃の違和感は、この胃酸の出すぎをまず疑ってみてもよいでしょう。

一方で「食後」の胃もたれや、胸やけは、食べたものが消化されるまでに時間がかかり、必要以上に胃に負担がかかっている状態なので、「胃の消化を助ける」胃腸薬の中から選んでみるのがおすすめです。

このように「空腹時」か「食後」に伴う胃のトラブルの対処法は、「胃酸過多」か「胃酸が足りない」という状態(つまり逆の原因!)のどちらなのかを見極めるところからはじまります。次の思い込みでは、胃のトラブルの各シーンごとに、市販のOTC医薬品を使った具体的な対処法を紹介していきたいと思います。

思い込みcase:2

胸やけ、ムカムカ、胃がキリキリ…あなたの胃のトラブルはどのタイプ?

ここでは、胃のトラブルにまつわる各シーンごとに、胃が今どういう状態なのかを確認していきたいと思います。確認すべきポイントとして、繰り返しになりますが、胃の不具合が「空腹時」に起きているのか、「食後」に起きているのか、このふたつでまずは判断してみることです。

「空腹時」の胃痛・胸やけは、ストレスや運動不足などが原因で、胃粘液と胃酸のバランスが崩れて「胃壁を守る力が落ち」たり「胃酸が過剰分泌され」てしまい、胃酸が胃壁を傷つけることで胃に不快感をもたらします。この場合には「胃酸を抑える」胃腸薬を取り入れてみるのがいいでしょう。

「食後」に感じる胃もたれ・胸やけは、暴飲暴食や脂っこい食べ物を摂りすぎて消化に時間がかかり、胃に食べ物がとどまる時間が多くなり、胃の働きが弱っていることで起こります。この場合は、胃への負荷を減らすために、「胃液や消化液の分泌を調節」したり「胃の消化を助ける」胃腸薬を取り入れるのがベターで、一般的にいわれる「総合胃腸薬」が適しています。

詳しくは「くすりと健康の情報局(胃もたれ)」

胃腸薬といえば「食べすぎのお薬」だと思っていた方もおそらく多いのではないでしょうか。それ以外の「空腹時」や「ストレスを感じたとき」に生じる具体的な胃の痛みの原因を次に詳しくご紹介していきたいと思います。

(1)暴飲暴食をしていないのに、胸やけ(ムカムカ、ヒリヒリする)、酸っぱいものが上がってくる、キリキリと胃が痛む
蓄積される精神的なストレスなど、原因となるイベントをきっかけに、胃の働きをコントロールしている自律神経のバランスが崩れ、さらに胃を守る力の低下を招くことで、胃酸が胃粘膜を刺激することで痛みを生じます。

(2)食後以外、空腹時に胃の不快感が出る
同じく精神的なストレスや、加齢、そして運動不足などが引き起こす「胃酸過多」の可能性があります。

(3)飲みすぎが原因での胃のムカムカ、胃の痛み
アルコールの過剰摂取で胃粘膜を直接刺激するため、胃が荒れる原因となります。胃の運動機能を抑えて、胃もたれを引き起こすケースもあります。辛いものやコーヒーといった刺激物の摂取によっても、同じような症状が起こります。

この状態を放っておくと、炎症や潰瘍(粘膜が深くえぐられた状態)ができやすくなるので注意が必要です。

上記3つのシーンに悩まされた場合には、共通して「胃酸の出すぎをコントロール」することで症状の改善が見込まれます。そこでぜひ取り入れてみてほしいのが、「ガスター10」です。ガスター10は、「胃の不快な症状」の原因となる胃酸の出すぎをすばやく元からコントロールして、胃痛・胸やけ・もたれ・むかつきなどの不快な症状によく効くH2ブロッカー胃腸薬です。

少し難しいお話ですが、胃酸の分泌は「ヒスタミン」、「アセチルコリン」、「ガストリン」という神経伝達物質が、胃の粘膜の壁細胞膜上にあるそれぞれの受容体に結合する(スイッチON)ことによって起こります。その中の「ヒスタミン」は、食事とは関係ない、普段の胃酸の基礎分泌に大きく関与していますが、H2ブロッカーは、ヒスタミンH2受容体と結合(スイッチOFF)して「ヒスタミン」の刺激をブロックし、胃酸分泌を抑制してくれるのです。(一方の「アセチルコリン」、「ガストリン」は食事の際に必要な胃酸の分泌に関係していますが、H2ブロッカーはこれらに影響しないため、食事に必要な胃酸の分泌は阻害しません。)

これによって胃酸による胃粘膜への過度な刺激を抑えてくれます。そして、荒れてしまった胃の粘膜の修復を早めてくれる作用があるのもうれしいポイントです。しかも頓服タイプなので、食前・食後関係なく、症状が出たときにいつでも飲めてしまうお手軽さ。さらには飲みやすさ(風味・剤形の工夫)へのこだわりも見逃せません。

H2ブロッカー胃腸薬「ガスター10」には、シーンに合わせて服用できる様々な剤形があります。小粒で飲みやすい糖衣錠、爽やかなメントール配合でサーッと溶ける散剤水なしでも服用できる口中溶解錠の3タイプから、自分に合ったタイプや携帯性からも選ぶことができます。

ここまで見てきて、いかがでしたでしょうか?自分の胃の不具合状態を把握することで、どの胃腸薬を選べばいいのか、その対処法も自ずとわかってくると思います。「空腹時」症状か「食後」の症状か、何が原因かということを思い出しながら、薬局・ドラッグストアの店頭で、ぜひ自分の症状を伝えて今の自分に合った胃腸薬を見つけてください。これからもあなたの大切な胃と末長くいいお付き合いしていきましょう。

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