HAPPY LETTER From 早坂香須子

Vol.26春こそ気をつけたい、UVケアのいろは

前略
寒い寒いと思っていても、季節は移ろい、春の到来を告げる「啓蟄」の頃となりましたね。
冬籠りの虫も地上へ這い出る今日この頃、健康美塾をご覧のみなさまは、お元気でお過ごしでしょうか。

年度末で何かと慌ただしく、美容にかける時間がない!という方も多いと思いますが、今こそ冬の美容ルーティーンを見直すタイミングです。
3月から徐々に紫外線は強くなり始め、冬の間に乾燥肌が進んでしまったこの時期のお肌は、かなりダメージを受けやすくなっています。

ある年の3月。暖かくなったのが嬉しくなった私は、お昼休みにUVケアをせずに15分ほど日向ぼっこを楽しみ、その数時間後に顔中まだらに発疹が出てしまいました。
それが人生で初めての「紫外線アレルギー」の経験だったのですが、紫外線が少ない冬を過ごした肌は、無防備で耐性も弱くなっていたのですね。
本格的に紫外線が強くなっていく4月を前に、UVケアをスタートしていきましょう。

この時期に気をつけるべきは、ヒリヒリとした火傷のような日焼けの原因となるUV-Bよりも、大気圏でほとんど吸収されず、100%近く地表に到達するUV-A。

UV-Aはお肌を黒くさせるだけでなく、弾力やハリを保っているエラスチンやコラーゲンを破壊し、シワやたるみといった肌の老化現象を引き起こすと考えられています。これを「光老化」と呼びます。
窓ガラスや雲も突き抜けるため、曇りの日や室内でも注意が必要です。

みなさんはSPFやPAという日焼け止めの表記を見たことはあると思います。
この時期に注目したいのは、PAの数値。
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略で、UV-Aを防ぐ効果の程度の指標です。「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」を加えた4段階に分けられ、「+」の数が多いほど紫外線A波(UVA)を防ぐ効果が高くなっています。

SPFやPAの数値が高くなると、肌に負担がかかることもありますので、散歩や通勤などの日常生活にはPA+~++程度、屋外でのレジャーやスポーツにはPA++~++++程度を目安にしてみてください。

唇にも紫外線対策を怠らないで!

日焼け止めや、サンブロック効果のあるメイク下地を塗るときのコツは、顔全体に日焼け止めを伸ばした後、皮膚が薄く、光老化しやすい目尻と頬骨の上には重ねつけ(2度塗り)すること。

忘れがちなのが、唇の紫外線対策です。
角質層が薄く、紫外線などから守ってくれるバリアがほとんどない唇は、紫外線のダメージを受けて乾燥しやすく、色素沈着でくすみが出やすいパーツです。油断せずに、リップクリームやリップオイルで守っていきましょう。

寝る前には、しっかりメイクを落として、たっぷりと保湿をお忘れなく。
食事やサプリメントでのビタミンCの補給も、大切なUVケアの一つです。

実は、ブルーライトも、お肌においても真皮の深部にまで到達してダメージを与えることが分かってきました。このコラムを読み終わったら、スマホやPCは少しの間お休みしてみては。

「啓蟄や われらは何を かく急ぐ   中村汀女」

日々の忙しさと、情報の多さに流されてしまいがちですが、年に1度の“春の喜び”を見過ごすなんて、確かに勿体の無いこと。
季節を感じ取る感受性が、日毎に美しくなる魔法かもしれませんね。

それではみなさん、また来月までお元気で!




かしこ

香須子

  • 更新日 2018.03.01

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