HAPPY LETTER From 早坂香須子

Vol.20秋の夜長に向き合いたい、デリケートゾーンケアとからだの本質

朝夕はめっきり涼しく、さわやかな風の中でいろいろな虫の音が聞こえるようになりましたが、健康美塾をご覧のみなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

蒸し風呂のような気候とエアコンによる冷え、強い紫外線などで、夏バテや睡眠不足、肌トラブルなどのプチ不調が出現し、カラダもお肌も疲れを引きずってしまいがちな秋口。ちょっと人には相談しにくい、デリケートゾーンのムレや痒みなどに悩んだ方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

このコラムを読んでくださっている方は、きっと美容への感度が高いみなさんだと思います。ですが、顔やカラダは丁寧にケアをしても、デリケートゾーン、すなわち膣まわりは何もしていない、そもそもケアの方法を知らない。という方もわりと多いんじゃないかな?

デリケートゾーンは、わたしたちの大切なバロメーター

考えてみれば、女性にとって「生理・排泄・セックス・妊娠・出産・閉経……」と、一生色濃く関わる重要な場所なのに、親からも学校でもデリケートゾーンのケアを教わることがありませんでした。
私のデリケートゾーンの見直しは倒れるくらいの生理痛を抱えていた20代後半に、布ナプキンとの出逢いからはじまります。そして30代後半、フィトセラピスト(植物療法士)の森田敦子さんとの出逢いによって、正しい膣ケアの知識を得たのです。

膣まわりは、わたしたちの性生活や妊娠・出産に関わるだけでなく、健康や精神のバランスを推し量る、大事なバロメーター。ケアを怠れば、ホルモンのバランスが崩れてPMS(月経前症候群)がひどくなったり、膣の萎縮からセックスレス、不妊、尿漏れや子宮脱などの病気も引き起こす可能性があります。

敦子さんの言葉で大好きな言葉があります。
「粘液力は免疫力」
粘液とは、カラダに侵入しようとする細菌やウイルスなどの病原体を、身体に入れないようにブロックしたり、異物を体の外に排出するために活躍する体液のこと。「唾液」や「鼻水」も粘液の一つです。
瞳の潤いがない、口が乾く…などの症状がある方は、もしかしたら膣粘液も低下しているかもしれません。粘液力が低下したカラダは、免疫力が落ちているだけでなく、むくみや冷えが出やすく、生理痛がひどくなったり、肌や髪、爪のハリや潤いも失い、「老化」が進んだ状態と言えます。
そう、膣の乾燥やたるみは、顔のたるみや乾燥と同じことなのです。

そして、粘液力がしっかりある女性は、いい精子を絡みとって妊娠力も高いそうです。

丁寧なケアで、女性度をアップしよう!

自分がどんな年齢、ライフステージにいても、デリケートゾーンに向きあうことによって、確実に女性度はアップします。今日からデリケートゾーンの正しいケアの知識を持って、ケアに取り組んでいきましょう!

1.洗浄
ボディソープや石鹸ではなく、デリケートゾーン専用の刺激の少ないソープで、手で丁寧に洗う。→ムレ・かゆみ・臭いの予防になります。
2.保湿
お風呂上りの清潔な手で、専用のクリームやオイルを使用してマッサージする。→膣の弾力・美白・粘液力のアップ。
3.膣トレ
椅子に腰掛けて、大きく息を吐きながら膣部分をぎゅっと締めて引き上げる。吐きながら緩める。これを何度か繰り返す。→骨盤底筋群を鍛えることで、膣の萎縮・尿漏れ・子宮脱を予防します。
4.アンダーヘアの処理
毛があると雑菌の温床になり、むれや痒み、臭いの原因になるので、VIOの脱毛や除毛をすることで、膣・肛門周りを清潔に保つことができます。私も30代ではじめて脱毛をしたとき、少しは抵抗がありましたが、無くなってみるとこんなにケアが楽なのか!と目から鱗のサッパリ感。保湿クリームやオイルの浸透も良くなり、格段に効果が出ます。

ざっと駆け足でデリケートゾーンケアの大切さについてお話ししましたが、自分の膣周りを大切に扱うことは、自分のからだの本質に向きあうこと。
何も恥ずかしいことではなく、生きる上での基本です。

もっと詳しく知りたい!という方は、森田敦子先生が今年7月に上梓された、「潤うからだ」 (株式会社ワニブックス発行)もぜひ読んでいただければと思います。

心落ち着く秋の夜長、自分のからだに向き合うには、いいタイミングではないでしょうか。
みなさまの、この秋の豊かな実りを祈っています。




かしこ

香須子

  • 更新日 2017.09.01

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