HAPPY LETTER From 早坂香須子

Vol.16五月病とさよならしたいときの、早坂流・幸せへの近道

前略

新緑に太陽の光がキラキラ反射する、眩しい季節となりました。健康美塾をご覧の皆様は、いかがお過ごしですか?

今年のゴールデンウィークは、私がディレクションしているコスメブランドのキーとなる素材である“ネロリ”を採取するために、佐賀県に蜜柑の花を摘みに行く予定です。

後継者がいなくて荒れ果ててしまった蜜柑畑に地元の方々と入り、半野生化した蜜柑の花を摘み、その花から精油を採取するのです。
花摘みは、とても地味な作業です。
昨年は雨の中、はじめは和気藹々と雑談しながら摘んでいたのですが、そのうちみんな話を止め、静かに目の前の白い小さな花を摘むことに没頭していきました。朽ちたビニールハウスに落ちる雨音だけが音楽。それはまるでメディテーションのような、素晴らしい時間でした。
その後すぐに東京へ帰らなければならなかったのですが、手のひらに残った甘く高貴な花の香りが、移動中の私をずっと幸せな気持ちにしてくれました。

出来上がったネロリの香りのコスメを使う度に、脳内で花摘みのシーンが再現され、自然と口元がほころびます。

香りは記憶と感情に深く密接しています。ある特定の香りで、“あの頃”の自分に瞬間ワープしてしまうのは、匂いの情報を処理する場所と、記憶と感情を司る場所が同じ大脳辺縁系にあるから。

この大脳辺縁系は自律神経活動に関与しています。自律神経は、からだの活動を調整するために、24時間働き続けていて、体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経が、シーソーのようにカラダのバランスを保っています。

今月のテーマである「五月病」の克服には、自律神経を整えることが一番の近道となります。

心に留めておきたい、自分らしいストレス対処法

私も経験のある「五月病」。
5月の連休明け頃からなんとなく気分が落ち込む、疲れやすい、仕事や勉強、家事などに集中できない、眠れないといったスランプ状態に陥ること…といわれていますが、「なんとなく」な状態は周りにも理解されにくく、本当にしんどいですよね。原因は様々でも、カラダは交感神経と副交換神経のバランスをそこない、「自律神経が乱れている」状態になっています。

自律神経の乱れは放っておくと、本格的に体調を崩す原因となることもありますので、早めに対処法を知っておきましょう。

① 自分の好きな精油を宝物にする
純粋に「好き」と感じる香りは、自律神経やホルモンバランスまで整えて、肌や瞳をも輝かせる力があります。効果効能にしばられず、好きな香りを探してみましょう。
② 1日の終わりはお風呂に入る
1日に20分、なーんにも考えない時間をつくるのは、脳内をクレンジングするようなもの。メイクのクレンジングと同じくらい、とても大切な行為です。入浴剤にも凝ってみるとお風呂タイムが最高の瞑想タイムに。
③ 太陽光を浴びよう
陽の光を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれる脳内伝達物質のセロトニンが体内で作られます。セロトニンが不足すると、疲れやすい、やる気が出ない、落ち込みやすい、など様々な不調を起こします。天然の睡眠導入剤といわれるメラトニンの原料ともなりますので、お天気の朝は、朝日をたっぷり浴びて、メラトニンを増やしましょう。
④ 泣いたっていいんです
社会人たる者、泣きたくても泣けない場面もあると思いますが、涙には、ストレスの原因になる物質を排出する重要な役割があるのです。週末は「絶対に泣ける(自分調べ)」映画を用意して、号泣しましょう。
⑤ 完璧主義をやめていいんです
大きな目標も大事だけど、達成できる小さな目標をつくって、達成できた自分を褒める。その積み重ねが大きな目標達成につながります。そして無理な時には、一人で抱え込まずに人に頼ってください。自分が元気なときに、頼られる側になればいいんですから。
⑥ 深呼吸しよう
自律神経のバランスが崩れると、攻撃的になり、呼吸が浅くなりがちです。ゆっくりと深く息を吐くことで、副交感神経が優位となり、心もゆったりと落ち着きます。

以上は五月病対策だけではなく、「なんとなく不調」なときにとっても効きますので、心に留めておくと役立つかもしれません。

あなたの心も、五月晴れの空のように、晴れやかでありますように。
ではまた来月、お会いいたしましょう!


かしこ

香須子

  • 更新日 2017.04.26

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