HAPPY LETTER From 早坂香須子

Vol.15「また会いたい」と感じる女性になるための、3つのエッセンスとは?

前略

全国から桜の便りが届く春らしい季節になりましたね。
健康美塾をご覧の皆様は、もうお花見にお出かけになりましたか?

私の仕事は桜が東京で咲き始める頃、夏のファッション撮影が真っ盛りの繁忙期。仕事に向かうタクシーや、ロケバスから桜が咲いたなぁと眺めていたら、お花見する前にあっという間に桜が散ってしまっていた…という年もあります。

車中から東京の街を眺めると、桜の見所が多いことに気が付きます。きっと日本のいたる所、そうだと思います。
私たちは、毎年この季節に会える桜の花に、どうしてこんなにも心惹かれるのでしょう。咲き始めの可憐さ、満開の桜色の森、風で花びらが舞い散るさま、歩道に落ちて作るまだら模様。短いながらも一貫して美しい花だなぁと、感心してしまいます。

そんな春の桜のように、「また会いたい」と、余韻を感じる印象の女性に、たまに出逢うことがあります。今回は彼女たちの印象がどこから来るのか、考えてみたいと思います。

自分だけの「印象学」を考えてみる。

まずは香り。
香りを選ぶときは、合成香料か100%天然成分か、つまり精油かどうかをチェックして欲しい。芳香療法の理論によると、精油(アロマオイル)は分子が小さく、皮膚から吸収された後、血液にのって全身に巡り、体温が上がった時に、沸き立つように体内から香る、ともいわれてます。
お風呂上りのボディオイルを、お気に入りのアロマがブレンドされたものに替えるだけでも、体臭そのものが変わったように感じられると思います。
「何の香水使っているの?」ではなく、「あなたからいい香りがする!」
と言われたら、大成功。

そして声。
落ち着いたトーンに、大切に言葉を選んで乗せる女性は、それだけで素敵。
私は学生時代から長年英語を勉強しているけれど(そして全く進歩しないのだけれど)、結局母国語、私にとっては日本語をきちんと話せることが重要だと思い至っています。ある時、作家の田辺聖子さんが小説かエッセイで同じようなことを書いていらして、なるほど!と膝を打ったことがありました。(英語ができない悔しさからではないし、これからもずっと学ぶのだろうなぁと思います。)
日本語の美しさに触れたいときは、教科書的な実用書を読むより、三島由紀夫の小説を一冊読むのをオススメします。日本語はとても美しい言語だと気付かされます。
普段は私も意識せずにおしゃべりしてしまいますが、声の使い方や言葉選びは一昼夜で変わるものではないので、日々是修行と思って精進していこうと思います。

最後に色。
特に洋服の色や肌のトーンは初対面の人に印象が付きやすいもの。
何色が自分の肌色を美しく見せてくれるのか、大人の女性なら知っておきたいことのひとつ。チークやリップなどのメイクと自分の肌色とのカラーマッチングも、普段から研究しておくといざという時に迷いません。
なぜ、色が大切かというと、瞳の印象が全然変わるから。
昨年ある有名な女性政治家が緑色のスーツを勝負服とした時、縁起担ぎだけでなく、あざやかな緑色がご自身の肌・瞳を輝かせるのだと、知っていたのだと思います。(昨年ある週刊誌で彼女のメイクを担当したときに、そう確信しました。)

瞳の輝きは、意思を伝えます。強く、そして静かに。
相手の目を見て話しなさい、聞きなさいとはよく言われることですが、政治家でもない私たちにとって、意識すると意外と難しい。じーっと見つめるのも失礼かと思う場面もありますしね。でも、自分の瞳を引き立たせる色を選ぶことで、短いアイコンタクトでも、きちんと意思のある人だな、と思わせることは可能です。

香りと声と色の共通点は、表現方法が近いことが挙げられます。
調香の世界では、ノートやトーンなど、音楽や色彩用語で香りのブレンドの複雑さを表現します。声も「声色を使い分ける」なんて言われますよね。
香り、声と言葉、そして色で唯一無二の「私」を表現できたら、素敵なオーラを纏うのと同じこと。そしてその3つは、人の深い部分で五感に訴え、残像として長く記憶に留まります。

以上は、私が思う「素敵な印象をあたえる」女性像です。きっとそれ以外にも、星の数ほど「3つのエッセンス」はあると思います。
春の宵、桜の木の下で、自分だけの「印象学」を考えてみるのもいいかもしれません。

それではまた来月、素敵なあなたにお目にかかれるのを楽しみにしています。


かしこ

香須子

  • 更新日 2017.03.31

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