からだと心のごちそう時間

Vol.8しょうがと蓮根のもちもちグラタン
シナモン風味のベイクドアップル

日に日に寒さが増してきましたね。空気は乾燥し、風邪が横行し始めました。良好な体調維持は日々の食事がとても大切。ビタミンC、ビタミンB1などや温熱性の食材を中心に摂取し、内からも外からも冷え対策を万全にしましょう。肺を潤す食物も念頭に置き調理します。免疫力を高める発酵食と合わせ、消化が良くなるようなレシピで胃や身体を労わり、元気に過ごしましょう。ウイルスは手から口に入る事が多いようです、マメに手洗いをして予防に努めて下さい。今回は、身体を温め、胃腸に優しいグラタンをご紹介。合わせて、簡単で美味しい温かいりんごのおやつ、トーストにのせたり、好みでアーモンドスライスなどナッツを散らしてもいただけるシナモン風味のベイクドアップルをご紹介します。

季節のテーマ
風邪

風邪は、ひき始めなら食生活の改善で挽回できます。
生姜、葱、にんにく、唐辛子、シナモン、葛粉などで体を温め発汗を促し、熱や寒気を緩和します。過労、ストレス、睡眠不足などで体調が悪いと免疫力も落ちるので気をつけます。(体の温度が1度変わるだけで違います、温めるよう心がけましょう)
免疫力を上げるとウイルスを撃退できます。発酵食、たんぱく質、旬の野菜や果物を織り交ぜながら摂取し、体力をつけましょう。こまめな水分補給も大切ですが、水より白湯にすると胃腸を温めるので効果が高まります。消化吸収は意外に体力を使うものです、夕食には消化のよいものを食べ、胃腸も休ませてあげることも大切です。

食材&薬膳ポイント

蓮根(れんこん)
れんこんは沼沢地や蓮田になる地下茎で、花は美しい蓮(ハス)です。葉や実にも薬効があり、優れた生薬。れんこんは喉の痛みや、痰のキレが悪いなどの不調を改善する効果が高いのをご存知ですか?皮ごと生姜と下ろしてガーゼで絞り、はちみつ入りのお湯で割っていただくと炎症を緩和するなど、その他にも昔ながらの民間療法がれんこんには沢山あります。ビタミンCが豊富なのでシミやソバカスにも良く、食物繊維も多いので便秘改善にも有効です。シャキッと強火で炒めたり、柔らかく煮込んでも美味しいもの、調理法や切り方で食感の違いを楽んで下さい。蓮根をおろすと含まれるデンプンでトロミがでるので、グラタンやあんかけに最適。

しょうがと蓮根のもちもちグラタン

材料

〈21cm×10cm×3cm耐熱皿1個分〉

れんこん
130g
おろししょうが
大さじ1
シュレットチーズ
60g
むきエビ
100g
たまねぎ
1個
マッシュルーム
4、5個(半分手で割る)
ホワイトソース
(小麦粉大さじ2、
バター大さじ1、
豆乳200cc、
鶏ガラスープの素)

作り方

  1. オーブンは210度に温めておく。玉ねぎは半分に切りラップに包んで600w8〜10分レンジにかける。蓮根は皮をタワシで洗い、水に5分つけたら皮ごとおろす(粗くたたく・すり鉢でするでも)。
  2. 小鍋に水100ccと1の蓮根を加えフタをし、水分が少なくなるまで中火で4、5分煮る。
  3. 別の小鍋にホワイトソースの材料を入れ、混ぜながら温める。とろみがついたら、1の蓮根、しょうが、玉ねぎ、えび、マッシュルーム、チーズ半量、塩、胡椒を加え混ぜ、3、4分煮る。
  4. 耐熱容器に3を入れ、チーズを散らす。熱したオーブンに入れ、焦げ目がつくまで15〜20分ほど焼く。

シナモン風味のベイクドアップル

材料

〈2人分〉

りんご(中)
1個
シナモン
1本
黒糖(きび砂糖・
メイプル・はちみつ)
大さじ3〜5
柑橘果汁(レモン・すだち・みかん)
大さじ1
バター
大さじ1半〜2

作り方

  1. りんごは5、6mmの薄切りにし、フライパンなどに並べ、果汁を回しかける。シナモンを半分に折って入れる。
  2. 1のフライパンのりんごの上に、バターをちぎって散らし、きび砂糖を全体にふる。中弱火にかけて、クツクツ火が通り、甘酸っぱい香りが広がったら火を止める。器に盛って好みでシナモンや粉砂糖をさらにふる

ちょこっとお役立ちすこやか知恵袋

シナモン

カラダを温める効果は生姜以上と言われるシナモン、生薬名は肉桂(ニッケイ)です。シナモンに含まれるケイヒアルデヒドと言う成分は抹消血管を広げ、血の巡りを促進させるので循環を良くし、指の先まで身体を温め、肌もキレイにします。毛細血管の機能を上げるので促育毛にも効果がありますよ。シナモンの香りには気の巡りをよくするので、リラックス効果があります、口臭予防にも有効。
紅茶などの発酵茶にシナモン、黒糖、干姜、スパイスなどを煮出したお茶をいただくとポカポカと芯から温まりますよ、寒いや体温が気になる日のティータイムにぜひどうぞ。
シナモンはりんごとの相性が抜群、お互いのよいところを引き出します。りんごの皮部分にペクチンが多いので、洗って剥かずに調理しましょう。

  • 更新日 2018.11.01

井澤由美子Profile

東京都出身 11月23日生まれ(勤労感謝の日・五穀豊穣を祝う新嘗祭の日)
料理家・調理師・国際中医師・国際中医薬膳師。発酵食のレシピ作りがライフワーク、薬膳にも精通している。NHK(きょうの料理)などの料理番組の他、広告、雑誌などで活躍中、著書多数。オーガニック・醗酵レストランなどのデレクションも手がける。レモン塩や乳酸キャベツの火付け役として知られる。http://yumikoizawa138.jp/

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