からだと心のごちそう時間

Vol.6ラムとにんにくのころがし焼き
いちじくの白和え

秋の気配がしてきましたね、季節の変わり目です。乾燥も気になるこの季節は体を潤し、免疫力を高める食材を中心に摂取します。今回ご紹介する「ラムとにんにくのころがし焼き」は肉の中でも体を温める効果が高いラムと、免疫力を高めるにんにくとの名コンビ。にんにくに含まれるアリシンは、ラムのビタミンb1の吸収を助けるので体力向上、疲労回復の相乗効果を担います。

季節のテーマ
風邪

悪寒、発熱、頭痛がするなどを感じたら暖かくして、早目に床につきましょう。
胃を休める為に、白湯をいただいて眠るのもお勧めします。
秋の乾いた空気の乾燥から、鼻や喉の粘膜がダメージを受け、ウイルスが繁殖しやすくなり、風邪をひきやすくなります。肺や大腸のトラブルが増えるので、鼻や皮膚、便も乾燥しやすくなりますので、日頃から肺や喉を潤し、便通を促す食材を摂取するように心がけ体液を潤してトラブルを防ぎましょう。きのこ類、いちじく、梨、柿、レンコン、蕪、ぎんなん、栗、ねぎ、里芋などの季節の恵みをたっぷり食事に取り入れるのが効果的です。
白い鼻水の時は体が冷えている証拠、温めるにんにく、ねぎ、生姜、シナモン、黒糖などを積極的にいただきましょう。

食材&薬膳ポイント

ラム
ラムは生後1ヶ月未満の羊の肉で、臭みがなく柔らかいのが特徴です。その後、成長したのがマトンと呼ばれる羊肉です。肉の中でも羊は、体や胃を温める効能が高く、免疫力を上げる手助けをします。足腰の冷えや痛みをやわらげる効果も期待できます。脂肪の燃焼を助けるといわれているLカルニチン、コレストロール値を下げる不飽和脂肪酸も多く含み、ダイエットにも向いています。
にんにく
風邪予防の代表格野菜のにんにく。体を温め、強力な殺菌作用、解毒作用があります。血液サラサラ効果もあり、生活習慣病や動脈硬化を予防します。
いちじく
含まれるフィシンはタンパク質分解酵素の一種、お肉のタンパク質を分解し、消化を促進させて胃の負担を軽減させます。脂っこいものと一緒にいただくとよいですね。

ラムとにんにくのころがし焼き

材料

〈2人分〉

にんにく
好きなだけ
ラム肉
250g
パプリカ
1個
大さじ2
粗塩・あらびき胡椒
各少々

作り方

  1. ラム肉に酒をふりかけ10分置いて、袋の上からもむ。にんにくの皮をむき、パプリカは乱切りにする。
  2. グリルパンやフライパンを中火にかける。油を馴染ませ、にんにくを置いて転がしながら焼き始め、熱くなったら野菜と肉の表面に焼き目をつけるようにして焼く。好みで胡椒をふる。

いちじくの白和え

材料

〈2人分〉

いちじく(大)
1個
きぬ豆腐
半丁
塩麹
小さじ1〜1半
レモン果汁
小さじ1

作り方

  1. ポリ袋に豆腐、塩麹を入れ30分〜1晩おく。いちじくの皮をむきレモン果汁をかけて冷蔵庫に入れておく。
  2. すり鉢に豆腐を崩し入れ、なめらかにすりまぜる(ボウルに入れ、泡立て器でなめらかにしてもよい)。
  3. 1のいちじくを4等分にきり、2の豆腐と和えて器に盛る。

ちょこっとお役立ちすこやか知恵袋

いちじく

古代ローマや中国でいちじくは「不老不死の果物」とされるほど、色々な健康効果が期待できるフルーツです。トルコ産のドライイチジクをよく見かけますが、現地では「聖なる果実」と呼ばれており、日本へは中国から伝わりました。
大変栄養価が高いので、風邪をひいたあとの回復力を早め、消炎作用もあるので、喉の痛みや腫れ、空咳などに効きます。
いちじくは昔から痔の特効薬として有名です、食物繊維を多く含み便通を促します(ドライフルーツの方が作用が高い)。その他、ポリフェノールや酵素、鉄分が含まれ、特に女性に嬉しい効能が豊富です。
ペクチンは血糖値やコレストロール値を下げるので糖尿病の方にも有効。
梨も喉の痛みを和らげる効能がありますよ、いちじく、シナモン、八角などのスパイスと一緒に煮たコンポートなども風邪時にはおすすめです。

  • 更新日 2018.08.31

井澤由美子Profile

東京都出身 11月23日生まれ(勤労感謝の日・五穀豊穣を祝う新嘗祭の日)
料理家・調理師・国際中医師・国際中医薬膳師。発酵食のレシピ作りがライフワーク、薬膳にも精通している。NHK(きょうの料理)などの料理番組の他、広告、雑誌などで活躍中、著書多数。オーガニック・醗酵レストランなどのデレクションも手がける。レモン塩や乳酸キャベツの火付け役として知られる。http://yumikoizawa138.jp/

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