からだと心のごちそう時間

Vol.4梅と甘酒ダレのごちそう素麺
唐辛子醤油麹漬け

胃腸に良い野菜がたっぷりのそうめん、夏の季語にもなっている甘酒と一緒にパワーチャージしましょう。
梅のクエン酸で疲れをとり、しその良い香りで気の巡りを良くします。
合わせて、唐辛子の醤油麹漬けもご紹介します。発酵食の奥深い成分と旨味、辛味が鮮烈で元気になる常備菜です。
野菜や豆腐や和え物、ごはんのお供にどうぞ。

季節のテーマ
熱中症・食欲不振

暑いからと言って冷たいものや、過剰な水分には気をつけましょう。
脾・胃は湿(水毒)を嫌います、「胃内停水」と言ってきちんと排出できないと停滞するので、胃酸などの分泌が悪くなり、消化が悪くなるなど悪影響を及ぼします。冷え性、胃腸の弱い人は特に注意します。人間の体温は36〜37度くらいが通常ですが、胃が動く適温は1、2度高い38度くらい。冷たいもので冷やしてしまうと、胃が適切に動けなくります。
脂っこいものや冷たすぎるものを控え、消化の良いものを食しましょう。

食材&薬膳ポイント

紫蘇
妊婦さんのつわりにも、最も適している野菜のしそ。ベータカロテンがとても豊富。香りの素のペリルアルデヒドは胃液の分泌を促進し、 食欲を増進させ、気の巡りをよくします。
生姜
胃もたれ、食欲不振を改善する生姜は、吐き気どめにも有効です。辛味成分の ショウガオールとジンゲロンが慢性的な冷えを改善し、体を温めますよ。冷たいものや冷房などで冷えることが多くなります、夏も積極的にいただきましょう。
唐辛子
発汗作用・冷房などで冷えた体を温める、代謝を良くする効果があります。辛味成分のカプサイシンは体内の余分な水湿を除き、免疫力を上げ、滋養する効能も期待できます。

梅と甘酒ダレのごちそう素麺

材料

〈2人分〉

梅肉ダレ
梅干し大粒1個、
甘酒大さじ3、はちみつ小さじ1
しそ
4、5枚
みょうが
2個
やまいも
100g
おろし生姜
小さじ1〜2
1個
塩、みりん
各少々

作り方

  1. 梅肉は包丁でたたきペーストにして甘酒、蜂蜜と混ぜる。しそは5分水に放してザルに上げ細切りにし、 みょうがは縦に薄切り、山芋は皮をむいておろす。
  2. 錦糸卵を作る。ボールに卵1個、塩、みりんを混ぜ、弱火にかけたフライパンに流し、2回にわけ薄焼き卵を作る。重ねて手前から巻き、端から細くきって金糸玉子を作る。
  3. そうめんを茹で、氷で〆てザルに上げ器に盛って、1の野菜、 金糸玉子、梅肉ダレを盛り、てんつゆを添える。※そうめんを、ところてんやお好きな麺に。

唐辛子醤油麹漬け

材料

〈作りやすい分量〉

青唐辛子
4〜5本(お好みで増量)
醤油麹
1カップ

作り方

  1. みじん切りにした唐辛子を醤油麹に加えて混ぜる。直ぐにいただいても良いですが、2.3日常温に置いて、たまに混ぜながら馴染ませると更に美味しくなります。その後は冷蔵庫で保存します。
  2. きゅうりなど、お好みの野菜や豆腐、麺類などにどうぞ。
     

※青唐辛子が無ければ赤唐辛子でもOK。
刻んだにんにく少々を加えるのもおすすめです。

ちょこっとお役立ちすこやか知恵袋

薬味

くすりの味と書いてやくみと読みます。効能が高いので暑い時にも寒い時にもぜひ料理に多様して下さい。
例えば、しその葉にはカロテン(ビタミンA)が特に多く、鉄分やカルシュウムも多く含まれます。抗酸化作用が高く免疫力も高める効果があります。刺身のツマにしそが多く使われるのは、防腐、殺菌効果が高い為です。
しその香りの成分であるペリルアルデヒド には気の巡りを良くし、ストレスを緩和し、神経をしずめる働きが期待できます。

  • 更新日 2018.06.29

井澤由美子Profile

東京都出身 11月23日生まれ(勤労感謝の日・五穀豊穣を祝う新嘗祭の日)
料理家・調理師・国際中医師・国際中医薬膳師。発酵食のレシピ作りがライフワーク、薬膳にも精通している。NHK(きょうの料理)などの料理番組の他、広告、雑誌などで活躍中、著書多数。オーガニック・醗酵レストランなどのデレクションも手がける。レモン塩や乳酸キャベツの火付け役として知られる。http://yumikoizawa138.jp/

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