からだと心のごちそう時間

Vol.3キャベツと白身魚のハーブ蒸し
小豆のビシソワーズ

キャベツには胃粘膜を保護する作用があり、この季節は特に甘く柔らかなので食欲のない時にもお勧めです。
蒸し焼きでお魚もふんわり仕上げ、ハーブとレモンの香りで気の巡りをよくしましょう。
フライパンでささっと出来るので短時間で簡単に作れるのも嬉しいですね。

季節のテーマ
食欲不振

5、6月の雨期に起こりやすい症状や痛みは、体に余分な水湿が溜まる(水毒)のが原因のことも。
こんな時期は、消化がよく、水湿を排出する食材がお勧めです。
冷え性の人は体を温める食材をいつもより多く摂取し、気の巡りがよくなる旬のハーブや爽やかな香りのレモンなどを多用しましょう。適度な運動をして、代謝をあげることも大切です。

食材&薬膳ポイント

甘くやわらかい春キャベツ
古来より胃腸薬として重宝されてきたキャベツ。胃腸を整え、消化をよくし、胃酸の余分な分泌を抑えて胃粘膜を保護します。これは豊富なビタミンU「キャベジン」によるもの。とんかつに添えられているキャベツは、胃もたれを防ぐなど歴とした意味があります。キャベツを発酵させた乳酸キャベツやザワークラウトなどと一緒に食べると、消化をよりよくします。胃がすっきりするので、食欲のない時にもお勧めです。
ハーブ
穀雨を受けてスクスク育つハーブ達。まだこの頃のハーブは柔らかく食べやすい風味、刻んでたっぷり使用してもエグミが少ないのが嬉しいですね。それぞれに香りや薬効が違いますが、抗菌、殺菌作用など効能が高いのでヨーロッパでは薬草として昔から定着しています。

キャベツと白身魚のハーブ&レモン蒸し

材料

〈2人分〉

白身魚
2切れ
ハーブ(パセリ・ディル・
ミントなど好みのもの)
刻んで大さじ1
キャベツ
2分の1個(450g)
レモンスライス
4枚
にんにくスライス
4、5枚
バター
小さじ2
オリーブオイル
大さじ2
塩、こしょう
各少々

作り方

  1. ボールに水をはり、ざく切りキャベツを5分入れほぐしてザルに上げる。魚全体に塩をふる。
  2. オリーブオイルをなじませたフライパンに1のキャベツをしき、全体に塩適宜をふってにんにく、魚、レモンの順にのせ、あらったキャベツの外側の葉を内蓋として1、2枚かぶせ、フタをして中火にし、魚に火が通るまで5〜7分蒸し焼きにする。火を止めて、熱いうちにバター、刻んだハーブを散らす。
  3. 器に盛って、お好みで胡椒と粒マスタードを加える。

あずきのビシソワーズ ※冷

材料

〈人分〉

あずき(加熱してあるもの)
50g
じゃがいも
1個
たまねぎ
3分の1個
豆乳
1カップ〜1カップ半
塩、こしょう、鶏がらスープの素
各少々

作り方

  1. 玉ねぎとじゃがいもは薄くスライスし、水1カップと鍋に入れてフタをして、中火で柔らかくなるまで蒸し煮にする。
  2. 1にあずき、豆乳、塩、こしょうを加え、中弱火で2、3分煮たらハンドミキサー(ミキサー)などでペースト状にし、粗熱をとり、冷やして器に盛る。

ちょこっとお役立ちすこやか知恵袋

小豆(あずき)

湿気が多い日本では、体内に余分な水湿がたまりやすく、不調の原因になりやすい。あずきは余分な水湿を排出し、胃腸の働きを助け、利尿作用、解毒作用などの高い効能が期待できます。 赤い色が邪気を払うとされ、古来より親しまれてきた食材、この季節は特に率先していただくと良いですね。

  • 更新日 2018.06.01

井澤由美子Profile

東京都出身 11月23日生まれ(勤労感謝の日・五穀豊穣を祝う新嘗祭の日)
料理家・調理師・国際中医師・国際中医薬膳師。発酵食作のレシピ作りがライフワーク、薬膳にも精通している。NHK(きょうの料理)などの料理番組の他、広告、雑誌などで活躍中、著書多数。オーガニック・醗酵レストランなどのデレクションも手がける。レモン塩や乳酸キャベツの火付け役として知られる。http://yumikoizawa138.jp/

この記事をシェア

  • Facebookで
    シェア
  • Twitterで
    シェア
  • LINEで
    シェア