サプリメントの注意点Q&A|飲み合わせや保管法、子どもへの使用で守るべきこと【後編】

2026年05月18日
健康な状態の維持や食生活のサポート、また美容目的など、それぞれ目的を持ってサプリメントを取り入れている人も多いはず。身近なところで手に入れられるため利便性が高い反面、選び方や摂取方法を誤るとかえって健康な状態から遠ざかってしまうこともあります。そこで、改めてサプリメントについての正しい理解を深め、ご自身や家族のライフパフォーマンスを一層高めていきましょう!サプリメントの基本知識をQ&A形式で専門家にうかがいます。後編ではサプリメントの摂り方についてのアドバイスから、お子さんのサプリメントの選び方まで、素朴な疑問を詳しくお聞きしました。
[お話を聞いたのは…]

くすりとサプリメントの飲み合わせについては、医師や薬剤師への相談が必須!

Q.くすりとサプリメントは一緒に飲んでも良いですか?
A.相性が悪い組み合わせもあるため、必ず医師に相談を
村上:飲んでいるくすりがある方は、必ず医師に相談してください。くすりとサプリメントの飲み合わせに関しては、数多くの専門書があるくらい複雑で、多岐にわたります。相性の悪いものを飲んでしまうと、くすりが効きづらくなってしまったり、場合によっては健康被害を起こしたりする恐れも…!そのため、市販薬購入時でも、普段飲んでいるサプリメントの成分をお伝えすることが望ましいでしょう。また、複数のサプリメントを併用する場合も、飲み合わせに注意が必要です。サプリメントは医薬品とは異なり、複数成分が含まれているものも多いので、気づかないうちに特定成分が重なって過剰摂取につながることも。サプリメントは食品だからといって油断せず、説明書や注意事項をしっかり読んで使うことが大切です。
Q.サプリメントはたくさん摂った方が効果を実感しやすいもの?
A.過剰摂取はNG!特にカフェインには気をつけてください
村上:食事も食べすぎると生活習慣病になってしまうのと同じで、サプリメントの過剰摂取もからだの不調につながります。注意が必要な成分として、たとえば鉄、脂溶性ビタミン、ミネラル、カフェインなどがあります。カフェインは数年に一度、国内でも過剰摂取で死亡事故が起こっています。特に注意していただきたいのは、カフェインとアルコールの成分を同時に摂取することです。
くすりと同じように、サプリメントもお薬手帳に記入することを習慣に

Q.お薬手帳に、サプリメントも記入したほうが良いですか?
A.必ず記入していただきたいです。電子版のお薬手帳も簡単でおすすめですよ
村上:サプリメントについても、必ずお薬手帳に記入していただきたいです。サプリメントの成分によっては、病気の治療効果に大きく影響を及ぼすケースや、くすりの効き目が悪くなってしまうケースもあります。現在は電子版のお薬手帳もあるので、ダウンロードしておけば管理も簡単です。サプリメントを使用する際は、記録する習慣をつけていただくのが理想的です。
Q.開封後のサプリメントの保管方法を教えてください。
A.密閉した状態で、なるべく涼しい場所で保管しましょう。直射日光と高温多湿な場所は要注意
村上:直射日光はさまざまなものを変質させてしまうため、基本的には光の当たらないところかつ、成分の変性防止のために30℃を超えるような高温多湿な場所で保管するのは避けてください。夏場は特に要注意です。各サプリメントのパッケージに記載されている保管方法を確認し、密閉をして、なるべく涼しい場所で保管するようにしましょう。
Q.最近よく見かけるグミサプリについては、どう思われますか?
A.ご自身が続けやすいかどうかがポイント!
村上:私個人としては、取り入れやすいという観点から便利な製品だと思います。効果についてはもちろん個人差がありますが、自分にとって続けやすいようであれば、おすすめできます。ただ、カロリーには気をつけてください。グミサプリはお菓子と同じように食べてしまうので、摂取カロリーやタイミングは注意していただきたいです。
大人にとっては問題のない成分でも、子どもにはリスクになる成分も。要注意なのは、カフェインとハチミツ

Q.女性から多いお悩みの中で、更年期世代やゆらぎ対策に検討されることのある成分は?
A.更年期世代にはエクオールやビタミンD、ゆらぎ期には月見草オイルやチェストベリー、カルシウム、ビタミンB₆など
村上:更年期世代に差し掛かった女性は、女性ホルモンや骨量が減少していきます。エクオールは大豆由来の成分で、女性らしさを支えるのに役立つ成分です。一方ビタミンDはカルシウムの働きをサポートする成分で、いずれも更年期世代の女性に人気の成分となっています。ゆらぎ期のお悩みには、月見草オイルやチェストベリー、カルシウム、ビタミンB₆などを取り入れてみるのも、ひとつの手段です。
Q.トレーニングを頑張る方は、プロテインとアミノ酸はどのように取り入れるのがおすすめですか?
A.一方だけか、併用するかで、取り入れ方が異なります
村上:プロテインとアミノ酸の両方を取り入れる場合は、アミノ酸のほうが早く吸収されるため、運動直後にアミノ酸を摂取し、少し時間を空けてプロテインを摂り、持続的に体内にたんぱく質を補う流れを推奨しています。プロテインの中にはソイやホエイなど種類がありますが、それによっても体内への吸収速度が変わってきます。アミノ酸と併用するというスタンスであれば、吸収速度がゆっくりのソイプロテインを選ぶ方法もあります。一方で、プロテインとアミノ酸のどちらか一方だけという場合は、どちらも運動直後に摂取することが一般的にも推奨されています。
Q.子どもにサプリメントを与えても大丈夫ですか?
A.年齢や成分によって注意が必要。安易に判断しないようにしましょう
村上:お子さんの年齢にもよりますが、乳児の粉ミルクに入っている成分も一種のサプリメントなので、その意味では乳児から活用できるサプリメントもあります。逆に注意が必要な成分は、大きく二つあります。一つめはカフェインです。カフェインは大人と子どもで摂取量の上限の目安が大きく変わってきます。3歳まではなるべく避けていただいて、4歳くらいからは緑茶を軽く1杯程度までは大丈夫ですが、常飲することはおすすめしません。エナジードリンクも、高校生くらいからだがしっかりできるまでは、気をつけてください。二つめはハチミツおよびハチミツを含む食品で、1歳未満は絶対にNGです。乳児ボツリヌス症のリスクがあります。ローヤルゼリーやプロポリスも同様に避けることが推奨されます。お子さんこそ安易に判断せずに、専門家に都度相談してください。
サプリメントの摂取は未来の自分への投資
村上:日常生活の中でサプリメントを取り入れることは、未来の自分への投資だと感じています。今飲んだからといってすぐに結果が出るわけではないですが、サプリメントは自分に合うものを見つけ、安心できる製品を継続することが何よりも大事です。少しでも早い段階から自分の健康に気をつけていくことは、10年後20年後の自分の資産になると思います。くすりやサプリメントの飲み合わせ、また過剰摂取に気をつけながら、未来の自分のために一緒にがんばっていきましょう!
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