【毎日のスキンケアで肌の土台づくりを!(前編)】製薬会社社員が教える正しい「しみ対策」

2025年03月24日
年齢を重ねるにつれて次第に増えていく、「しみ」のお悩み。「しみ」があると、肌も心もモヤモヤ曇りがち…。数多の情報や製品であふれる中、日々忙しい私たちは、どんな対策をすれば?
そこで、医薬品メーカーとしてスキンケアやオーラルケアなどの製品も取り扱う第一三共ヘルスケアの社員に、「しみ」についての基本知識から、意外と知らない正しい「しみ対策」まで、しっかりレクチャーしてもらいました。正しい知識とケア方法で、晴れやかな肌と心を手に入れましょう!
[参加メンバー]



「こんなところに、しみなんてなかったのに…」女性の肌悩み1位は、「しみ・そばかす」!
広田:2025年1月実施のwith class読者を対象に行ったアンケートでは、肌悩み1位は「しみ・そばかす」という結果になりました。
1位 しみ・そばかす
2位 シワ
3位 くすみ
4位 毛穴
5位 たるみ
出典:「賢い子」の親が本当にやっていること 教育のプロと子育て世代1万人の調査で判明! (講談社 MOOK)
ふじこ:私自身の肌悩みも、しみです。特に産後にしみが増えたなと実感しました…! そもそもの話にはなりますが、しみにはどんな種類があるんですか?

林:どれもメラニンが悪さをしているのですが、代表的なしみは4種類あります。ふじこさんのように出産前後に出てくるしみは、女性ホルモンのバランスの乱れが原因と言われています。
ふじこ:しみのサイズや色、どこの部位に現れるかによっても、種類が違ってくるんですね。
林:ただ、自己判別は難しい部分もありますし、肝斑の診断は皮膚科医などの医師にしか行えません。年齢や生活状況、これまでのしみ対処歴から、その可能性はチェックできますよ。私が担当するしみケア(※1)総合ブランド『トランシーノ』のブランドサイトの「しみCHECK」や肝斑の情報をお伝えしているサイト「肝斑information」などで、簡単なセルフチェックができるので、ぜひ確認してみてください!
※1 トランシーノ薬用クリアクレンジングEX、同クリアジェルウォッシュ、同クリアウォッシュEX、同UVパウダーEXを除く
無理なく続けることができる化粧水×乳液の“ベーシックケア”で、肌の基礎力を上げることがしみ対策に!

ふじこ:お風呂上がりも子ども優先で、気づいたら自分は乾燥してカピカピになっています(笑)。仕事や育児に追われて、スキンケアの時間が取れないんですよね…。
広田:しみ対策と聞くと、「特別なケアが必要?」と想像する人も多いと思います。多忙な女性が日頃から実践できるしみ対策はありますか?

林:実は毎日使う化粧水と乳液の“ベーシックケア”で、しみ対策は十分できるんです。たとえばリニューアルしたばかりの『トランシーノ』の化粧水と乳液には、美白有効成分(※2)と肌荒れ防止有効成分(※3)が配合されています。毎日のお手入れの中で、しっかりしみケアをお手伝いできたらなと!
※2 トラネキサム酸
※3 グリチルリチン酸2K
それぞれに役割があるため、“ベーシックケア”はライン使いがより効果的

ふじこ:化粧水と乳液の2ステップなら、毎日無理なく続けられそうです。
林:“ベーシックケア”で肌のコンディションを整えることができれば、うるおいのあるすこやかな肌へと整っていきます。日々使うものに美白有効成分(※2)やしみ予防につながる機能を取り入れることで、着実に肌の土台を整えていくイメージです。
広田:その“ベーシックケア”のアイテムは、やっぱり同じブランドでライン使いすべきですか?
林:そうですね。第一三共ヘルスケアでは、ライン展開しているブランドではそれぞれのアイテムに役割を持たせていたり、相性なども計算されているので、ぜひ化粧水と乳液をライン使いしていただきたいと思っています。
広田:ライン使いに関連しますが、乳液のステップを飛ばす「乳液キャンセル界隈」も最近多いと聞きます。
林:肌を柔らかくする点で乳液が担う役割は大きく、土台を整える意味では欠かせないアイテムと考えます。なので、きちんと化粧水後のステップに入れていただくことをおすすめします。
棲み分けがポイント!スキンケアで外側からしみ予防、内服で内側からしみを緩和

ふじこ:しみケアって、しみがあるところにピンポイントで塗るものだと思っていました! 全顔へのケアで、肌の土台から整えることが大事なんですね。
林:そうなんです。しみは既に顕在化しているものですが、皮膚の下にはしみ予備軍がもっとスタンバイしている可能性も…! 日々のスキンケアでできるのは、しみの“予防”です。しみができてから慌てる前に、先回りして対策をすることがカギを握ります。
広田:しみは“予防”の観点もすごく重要なんですね。では逆に、できてしまったしみにはどう対処するといいでしょうか?
林:皮膚科などで処方される内服薬は、できてしまったしみを改善する機能を持っています。内側からメラニンに働きかけて、黒色メラニンを無色化してくれるアプローチです。それに対して、外側=スキンケアは、これからできるしみを予防するというアプローチなんです。スキンケアと内服薬でそれぞれアプローチする部分が異なるので、棲み分けをしながらしみに立ち向かっていくことがポイントです。
日焼け対策もしみ予防に有効!日焼け止めの塗り直しを小さい頃からの習慣に
ふじこ:子どものしみ予防は何歳頃からするべきでしょうか? 私は学生時代テニス部で紫外線を浴びまくって日焼けをして肌にダメージを受けていたので、もっとケアしておけばよかったなと今になって後悔しています(笑)。
林:日焼け対策がしみ予防には効果的なので、小さい頃からの積み重ねがポイントになります。弊社の『ミノン』は、紫外線吸収剤フリーです。赤ちゃんから使える日焼け止めを展開しています。
広田:小さい頃から日焼け止めを塗ることが習慣になるといいですよね。
林:はい。高スペックのアイテムを使うというより、日焼け止めをこまめに塗り直すことのほうが大切です。優しく、心地良く使えるものを選んでもらうのがいいと思います。
「しみ対策」後編では、正しいスキンケア方法や「しみ」に関するQ&Aをお届けします。お楽しみに!
美白:メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ
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