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女性ホルモンと歯周病の深い関係とは?今日からできる予防法を歯科医の先生が解説

February 1, 2024

  • 取材・執筆:只野まり子
  • 撮影:有坂政晴(STUH)
  • 編集:服部桃子(CINRA, Inc.)
  • 監修医師:照山裕子

更新日:2024年01月30日

最近歯科医院を受診したのはいつですか?大人になると仕事や家事、家族の行事などに時間を取られて、歯が痛くなるなどよっぽどのことがない限りは病院に行かないという方も多いのではないでしょうか。そんな大人こそ注意してほしいのが「歯周病」。痛みなく進行するこの疾患ですが、放っておくとひどい場合は歯が無くなってしまったり、全身疾患を悪化させる原因になったり大変なことに……。今回は、歯周病をはじめ、口腔ケアの啓発に力を入れている歯学博士の照山裕子医師に、歯周病の特徴やケアのポイントを取材。「クリーンデンタル」ブランドマネジャー松田一成も同席し、予防と対策について教えていただきました。

「よくあること」ではない!?見逃しがちな歯周病のサイン

——まずは歯周病という病気について教えていただけますか?

照山:歯周病と聞くと「歯がグラグラ揺れてきた」「歯茎が赤黒く腫れている」といった症状を思い浮かべる人が多いかもしれません。でもそれはかなり病気の程度が進んだ状態で、自覚症状が出てからの受診では歯を救うことが難しいケースも多いのです。

「歯磨きをしていて歯茎から血が出た」、これをよくあることと思う人も多いですが、じつはこれが歯周病の第一段階のサインなのです。

松田:歯茎から血が出てしまうことはたしかによくありますね。一度でも血が出たら注意、ということですか?

照山:そうですね。歯茎に歯ブラシを当てて血が出てしまったとき、「たまたまだろう」「歯ブラシが当たって傷がついてしまったのかも」と自分で判断してそのままにしがちですが、歯周病が原因の可能性が高いです。判断に迷ったときは、まずデンタルフロスや歯間ブラシを歯と歯の隙間に入れてみてください。出血が見られるようであれば間違いなく「歯肉炎」という歯周病の第一段階に差しかかっていますので、検診を受けることをおすすめします。

放置したままにすると、歯茎の炎症が慢性化して歯周病がどんどん進んでしまうので、気づいたら早めに対策する心がけが大切です。

松田:何かおかしいと気づいてからではなく、それよりもっと手前の「歯茎から出血」の段階で歯医者さんに行ったほうがいいんですね。どういったことが原因で歯周病になるのでしょうか。

照山:主な原因は磨き残しです。一般的に年齢を重ねるにつれて体内に入ってきた細菌と戦う力が弱まってくる傾向があるので、歯周病のリスクも高くなります。

また、ほとんどの人が他者から歯周病菌をもらうということも知っておいてください。なかでも特に悪さをする菌種は18歳以降に口のなかに定着すると言われています。パートナーからの感染だけでなく大皿に盛られた料理を直箸で取ったり、回し飲みなどでも歯周病菌はうつります。

しかしたとえ菌が侵入したとしても、口のなかを清潔に保っていれば菌の定着や増殖を防ぐことはできます。ですが、なるべく他人から菌をもらわないように気をつけることと、自分も相手にうつさないためにも口腔ケアの徹底は意識していただきたいです。教育の面では義務教育の段階から、むし歯だけでなく歯周病にまつわる指導が必要ではないかと考えています。

喫煙よりもハイリスク。妊娠中の歯周病は早産・低体重児につながることも

松田:先ほど年齢とともに歯周病のリスクが高くなるというお話がありました。歯周病はシニアの病気というイメージがある方も多いと思いますが、何歳くらいから歯周病ケアをしたほうがいいのでしょうか。

照山:30代以降、リスクが上がってきたらしっかりケアをすることはもちろん大切ですが、歯周病にならない口腔を育てるという意味では、できれば10代から徹底的に口をきれいにする習慣をつけていただきたいですね。

また、女性は男性に比べると口内環境が変化しやすいといわれています。女性ホルモンの影響を受けて、月経前に歯茎が腫れてしまう方も少なくありません。じつは、女性ホルモンによって増えやすい歯周病菌がいることも知られています。ですから、女性は特に早い段階から歯周病対策を意識したオーラルケアが必要です。

——女性の歯周病ケアについて、もう少し詳しく教えてください。

照山:女性の場合、妊娠・出産というライフステージにも歯周病はかかわってきます。歯周病菌に対する防御反応として体内で炎症が起こります。炎症の過程で出されるさまざまなシグナルには子宮を収縮する物質などもあり、からだがそれを出産の合図と勘違いすることで、早産や低体重児のリスクを高めてしまうんですね。じつは喫煙よりもハイリスクなのですが、妊活や妊娠を機に禁煙はしても歯周病ケアをしようという発想にはなかなかならないのが現状です。

妊娠すると麻酔やレントゲンに制限が出ますし、出産後は赤ちゃんのお世話が忙しく、自分のケアのために通院すること自体が難しくなるので、妊活の前にデンタルチェックを受けておくことをおすすめしています。

妊娠期はつわりで歯ブラシを口に入れるのが難しい方もいます。そういう場合でもデンタルフロスや指にガーゼを巻いたものであれば大丈夫なこともありますので、歯科医師と相談しながらできる範囲でのケアを心がけましょう。

歯周病対策にマストな歯間ケア

松田:歯周病対策として、どんなケアが必要でしょうか?口腔ケアのアイテムとして、歯ブラシ以外にもデンタルフロスや歯間ブラシなどが市販されていますよね。

照山:歯周病対策に最も大事なのは歯間ケア、つまり歯と歯のすき間を掃除することです。順番としては、歯ブラシよりも先に歯間ケアを徹底することが重要です。歯周病予防の成分が入った歯磨き粉を使っていても、汚れが詰まっていたらせっかくの成分がすみずみまで行き渡りませんから、まずは歯間ケアをして、そのあと歯と歯茎の境目をめがけて軟らかめの歯ブラシで歯を1本ずつマッサージするように磨くのがポイントです。

松田:歯間ケアをしてから歯ブラシなんですね。順番を逆にしている方も多いと思うので、ここは今日の歯磨きから取り入れたいところですね。

——歯間を掃除するデンタルフロスにも持ち手がついているものと糸だけ巻いてあるものがあり、それとは別に歯間ブラシもありますが、おすすめはありますか?

照山:一番使い勝手が良いのが糸巻状のデンタルフロスです。「乾布摩擦」のように擦れるのがいいところで、歯のカーブに沿わせて丁寧に動かすことでぬめり汚れが一気に取り除けます。

歯と歯のすき間が広い方や、被せ物をしている方、年齢を重ねて歯茎が下がってきた方は、歯間ブラシのほうが使いやすいと思います。この部分は歯間ブラシ、こっちはデンタルフロス、というように、場所によって使い分けができるといいですね。

松田:ちなみに、歯磨きはどのくらいの時間をかけてすればよいのでしょうか。

照山:口の大きさや歯並びによって汚れのつき方が変わってくるので一概には言えないのですが、歯並びがきれいで汚れが残りにくい方であれば、1本ずつ磨くイメージで歯ブラシを当てていくと5分くらいでピカピカになりますよ。

松田:歯磨きのあとの口ゆすぎは何回くらいがおすすめですか?

照山:むし歯ケアか歯周病ケアかで口ゆすぎの考え方はまったく異なります。まずは歯科医の診断を受け、自分がむし歯と歯周病のどちらのリスクが高いのかを知るところから始めましょう。

むし歯予防のため、歯磨き粉に含まれているフッ素を口のなかにとどまらせるなら、「ゆすぎはしっかり、1回だけ」がいいのですが、これは歯の硬い(白い)部分に効果的な対策。歯周病ケアは歯茎というピンク色で軟らかい部分のケアです。歯と歯のすき間の汚れを取ってしっかりゆすぎ、さらに歯周病ケア用の洗口液(マウスウォッシュ)などで仕上げるのがおすすめです。

松田:歯周病とむし歯で口ゆすぎも変わるというのは知りませんでした。歯磨きはもちろん、いろんなケアを一緒にすることでよりきれいな口内に近づくんですね。

——最後に、「健康美塾」の読者にメッセージをいただけますか。

照山:歯周病は「沈黙の病」といわれるように、痛みなどの自覚症状がない怖い病気です。100を超える全身疾患と歯周病がリンクしているのではないかという研究もあり、口のなかだけでなく、からだ全体に大きな影響があります。「口の健康は全身の健康」ということを意識して、日頃の口腔ケアを行なっていただけたらと思っています。

「マズい」がくせになる!?歯周病のトータルケアブランド「クリーンデンタル」

照山先生が警鐘を鳴らす歯周病の恐ろしさ。口内を清潔に保つことが、歯周病ケアで重要なポイントでした。その歯周病菌を殺菌する成分を3種含んだ「クリーンデンタル」が2024年2月にリニューアル。どうパワーアップしたのか、ブランドマネジャーの松田一成に話を聞きました。

発売から38年、こだわり抜いて開発された味

クリーンデンタルは1985年に発売開始した歯磨き粉のブランドです。製薬会社が開発した歯磨き粉ということで、成分にはこだわり抜いています。味は正直「マズい」というお声もよくいただきますが、それにはわけがあるんです。塩(塩化ナトリウム)をはじめとした約10種もの薬用成分や重曹(炭酸水素ナトリウム)(※1)が配合されており、複雑な味をつくっています。重曹と塩はクリーンデンタルの磨き上がりには欠かせない成分ですが、特にこの二つの味がマズくて……。そこで、研究を重ねた結果、おいしい味にするのではなく、『3日使えば慣れる』味を目指したというわけです。お客さまのなかには、「最初はビックリしたけど、爽快感がたまらない」「1週間使えばクセになる味」とおっしゃる方もいるんですよ。
※1 重曹は添加物として配合

歯周病予防の処方を強化してリニューアル

発売から38年が経ち、歯周病予防に対する、1,000円以上の高価格帯のなかでは最もシェアが高い歯みがき粉です(※2)。今回のリニューアルではペースト状の歯磨き粉5種類と薬用リンス(液体歯みがき)が新しくなりました。内容としては、大きく3点挙げられます。

1 歯周病やむし歯などの原因菌を殺菌する成分をシリーズ最高濃度(※3)で配合
2 目的別に選べる3品目では、口臭予防や知覚過敏症状、美白など、成分も強化
3 歯みがき粉では、スクリューキャップからワンタッチキャップへ変更(※4)

歯周病対策はシニアのもの、といった印象をもつ方がいるかもしれませんが、照山先生もお話しされていたように、歯周病予防を始める時期は早いほうが良いので、ぜひ30代・40代の方も歯周病予防に取り組んでいただきたいですね。

特に女性は、歯周病の悪化に女性ホルモンが関与しているということもわかっていますので、積極的なケアが大切です。将来の歯と歯茎への投資として、ぜひクリーンデンタルをお試しください。

※2 出典:インテージ SRI+ 22年4月〜23年3月1,000円以上の歯磨きカテゴリー推計販売規模(金額)
※3 当社従来品との比較で最高濃度
※4 50gは除く

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