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産後ママの肌悩みを解決。美容研究家・モデル有村実樹が教えるスキンケア講座&ランチ会をレポート

May 24, 2024

  • 取材・執筆:宇治田エリ
  • 撮影:大畑陽子
  • 編集:服部桃子(CINRA, Inc.)

更新日:2024年05月20日

「産後すぐに育児が始まって、自分のスキンケアもままならない」「出産したら、肌質が変わったのに育児に追われてスキンケアも見直せない」……。産後のスキンケアに困るママたちは多いのではないでしょうか。そんな産後ママたちに向けて、「健康美塾」と、“陣痛きたかも”“ステップ離乳食”などのアプリサービスを展開する「カラダノート」が『産後ママのためのスキンケア講座&ランチ会』イベントを2024年3月27日に100本のスプーン TOYOSUにて開催しました。

イベントでは、モデルで美容研究家の有村実樹さんをゲストに招き、ママに嬉しい時短肌ケアをレクチャー。また、産後ママならではのお悩みを共有しながら学びを深めていきました。参加したママたちも大満足の当日の様子をレポートします。

肌ケアにお悩みを抱えた産後ママたちが集合

イベントが行なわれたのは、小さな子どもを連れたファミリーやランチをしにきたビジネスパーソンで賑わう豊洲。

会場となる100本のスプーンTOYOSUに訪れたママたちは、今回のイベントのために設けられた託児スペースに子どもを預け、座談会の席へと集まりました。子ども1人につき保育士1人がつくということで、みなさん安心した様子でイベントの開始を待ちます。

この日のMCを務めるのは、フリーアナウンサーの川手耀さん。初めに、イベントを主催する第一三共ヘルスケア株式会社から「健康美塾」の担当を務める加藤美輪子らが登場し、産後ママならではのからだの不調をケアしたいという想いを込めた挨拶を行なったのち、特別ゲストの有村実樹さんが登場。

前半では「産後ママのお悩みを解決する時短肌ケアテクレクチャー」、後半では「産後ママのスキンケアあるある…これってOK?座談会」というテーマで、100本のスプーンの料理をいただきながらの、およそ1時間半にわたるイベントが幕を開けました。

産後で肌質が変わるのはなぜ? 皮膚科医が回答

2016年に結婚し、2021年に第1子を出産した有村さん。美容研究家として日々自身の肌に向き合い続けてきた有村さん自身も、妊娠、出産を機に肌質の変化をはっきりと感じたと言います。

有村:妊娠してからニキビができやすくなり、出産後は睡眠時間が削られからだの疲れも溜まっていたせいか、痒くなったり赤みが出たり、かぶれたりという、いままでに起こったことのない肌トラブルがたくさん出てきて。正直焦りました。

そのような体験談に、参加したママたちも深く頷きます。そもそも、なぜ産後の肌質は変化するのでしょうか? その問いに対して、皮膚科医の大井美恵子先生からの解説が紹介されました。

初めの、Q1産前産後で肌質は変わるのでしょうか? という問いに対しては、明確に「変わります!」との答えが。

続いて、Q2肌質が変わる場合、その原因は何でしょうか? という問いに対しては、授乳による貧血、ホルモンの変化、ストレス、そして有村さんも悩まされていたという寝不足が原因としてあげられました。

有村さんは寝不足による肌の不調を解消するため、実際にこのような対策をしていたといいます。

有村:特にこまめな授乳が必要な時期は、ゆっくり寝られずに寝不足になるママさんも多いはず。私も子どもが寝ついたのについスマホを見てしまい、せっかくの休むチャンスを逃してしまうことがありました。ですから、スマホを見るのは一切やめて、昼は短い時間であっても子どもと一緒に寝て、ある程度の月齢になったら、パートナーとも協力のうえ、夜の11時以降は自分も布団に入ると決めていました。

そして、Q3産後の肌トラブルの特徴はあるのでしょうか? という問いに対しては、乾燥によって引き起こされるトラブルのほか、貧血によってシミが出てくる、ホルモンバランスの乱れによって抜け毛が多くなるといったトラブルも引き起こされるとの回答が。

有村さん自身も「貧血の自覚症状はなかったけれど、だるさは感じていたので、ワンハンドで簡単に食べられるおにぎりを用意したり、インスタントであっても野菜が入っているものを取り入れたり、とにかくしっかり食べることを意識していました」と当時を振り返ります。

産後ママのお悩みを解決。有村さん直伝スキンケアテクニック

産後の肌トラブルの種類やその原因を学んだあとは、すぐに実践できる、有村さん流の時短スキンケアテクニックのレクチャーが始まりました。

まずは子どもと一緒にお風呂に入ると後回しにしてしまいがちな、夜のスキンケア方法について。

有村:夜のスキンケアの基本的なステップは3つです。最初に使う化粧水はササっと。次に必ずミルクで蓋をします。そして余力があれば、クリームでしっかりと保湿をしてあげましょう。

とはいえ、子どもから目を離せないときはどうしてもあるもの。有村さん自身も、自分のスキンケアよりも子どものスキンケアや着替えを優先してしまい、何も塗らずに過ごした結果肌トラブルを引き起こした経験があるそう。

有村:スキンケアは基本的に『水分を与え、油分で蓋をする』ことさえできればOKなので、最初の2ステップはやってあげてください。ただし、大人の肌は水分を失いがちなので、ぜひクリームまでつけてあげる日を増やしていただきたいですね。

さらにスキンケアをするうえで大切なマインドセットや集中するための方法も語られました。

有村:1分、少なくとも30秒でも時間があれば、スキンケアは完了できます。その短い時間を自分のために使うことは、決して悪いことではありません。30秒、1分くらいのあいだなら、子どもをバウンサーなどに座らせて待ってもらっても、きっと大丈夫ですから。

続いては、意外と知らない、スキンケアの「使う量」と「力の入れ方」について、タッチアップモデルで実際のステップを再現しながらレクチャーいただきました。

有村:夜のスキンケアは朝のスキンケアよりも倍ぐらいの量を、たっぷり使うことが一番のポイントです。まず化粧水は顔全体から首あたりまで塗ります。ミストタイプのものを選べば、短時間で顔全体に塗れるので効率的。顔全体に3回しほど吹きかけましょう。その後、手である程度馴染ませます。

有村:次のミルクは、顔だけでなく首にも塗るので多めの3プッシュぐらい出したら、一度手のひら全体に伸ばします。こうすることで、効率よく顔全体にミルクをつけることができます。

有村:次に、指先で鼻の下や口周り、こめかみ、もみあげなどのフェイスラインにまで広げてあげましょう。

有村:首は手をクロスさせて色々な角度から塗ってあげると、塗りもれを防ぐことができます。余裕があれば意外と日焼けしやすい耳の裏側やうなじにも塗ってくださいね。

そして忘れてはいけないのは、年齢感が出やすい目元のケア。

有村:もうワンステップできるなら、アイケアも。目尻や上瞼だけでなく、シワの始まりと言われる目頭や下瞼にもしっかり塗ります。アイクリームを米粒1粒大に出して、目尻に塗るときは目元を動かす筋肉があるこめかみまで塗ってあげるのがポイントです。

最後のステップであるクリームは、大きめのパールサイズを手にとり、ミルクと同じく手のひら全体に広げてください。塗り方はやさしく手を滑らせるか、ハンドプレスをするようにしてつけても構わないです。ここでも首周りは手をクロスさせてまんべんなく塗り、塗り忘れがちな生え際の部分、そして唇回りにも塗ってあげましょう。

余った分は手に塗ってハンドケアをしたり、そのほかの乾燥が気になるからだの部分に使ったりしてください。どのステップも、ある程度手で馴染ませてあげたら、次のステップへ進んで大丈夫ですよ。

また、焦っているとついつい適当になってしまう力の入れ具合について。

有村:皮膚が引っ張られない程度を意識しましょう。寝ている赤ちゃんを起こさないよう触る時のように、スルスルとやさしく表面を撫でるような感じで、なるべく肌刺激を少なくしてあげてくださいね。

その後は、有村さんへの質問タイムに。レクチャーを受けて、参加者から次々に手が上がります。

「時間があるときにプラスするのにおすすめのアイテムは?」という質問には、「オイルですね。私の場合、化粧水の後に美容液感覚で肌馴染みのいいオイルを使い、その後にミルクやクリームで蓋をしています」と回答。

また、参加したママたちが「あるある」と共感した「寝かしつけの際に化粧を落とさずに朝まで寝てしまった時の対処法は?」という質問には、

「メイクと皮脂が混ざって汚れが頑固になるので、いつもよりもクレンジングをたっぷり使って落とします。特にミルクタイプのクレンジングは肌あたりやさしいのでおすすめ。洗い流すときは、丁寧にぬるま湯を馴染ませて乳化させると汚れが落ちやすくなります」とアドバイス。

肌のゆらぎにどう対処する?「産後ママのスキンケアあるある」座談会

後半の座談会では、デザートを楽しみながらママたちが「産後ママのスキンケアあるある」クイズに参加。2グループに分かれ、ママ同士で話しながらゲームを進め、皮膚科医の大井先生による解説によりさらに学びを深めていきました。

1つ目のあるあるは、入浴後のスキンケアに時間を空けてしまうというもの。1時間も過ぎてしまえば意味がないと諦めてしまうのか、やらないよりは……と化粧水をつけるのか、悩むところです。

答えは○で、大井先生からも「やらないよりかは良い」とのこと。ただし、入浴後は20分を境に急激に乾燥が進んでしまうそうで、時間が空く場合もできる限り20分以内にスキンケアを完了させると良いということでした。

続いては、シートマスクに関するあるあるです。手軽にしっかりと保湿できるシートマスクは、活用している人も多いようで、ママたちも「これは問題あり」「逆に乾燥すると聞いたことがある」と×を回答。

こちらも正解で、大井先生からも「パッケージに記載されている時間を守り、それが終わったら次の保湿ステップに移るのがベターです」とのアドバイスが。

クイズ終了後は有村さんを交えた座談会に移り、追加の質問や、季節の変わり目に起こりがちな悩み対策などについて語られました。

朝のスキンケアについて、具体的にどのような方法がおすすめ? という質問が。

有村:朝起きたら、余分な油分を落とすために、泡で出てくる洗顔料などを使って顔全体、もしくは気になる部分だけを軽く洗うのがおすすめです。スキンケアは、メイクのノリを良くするという観点からも、化粧水と乳液(クリーム)、または化粧水とオイルを、すっと伸ばせるくらいの量つけたら日焼け止めを塗るというステップで十分だと思います。

さらに、花粉など季節の変わり目に肌があれがちで、ゆらいでしまう場合の対処法については、

有村:まずは肌にうるおいを与え、肌のバリア機能をサポートすることを優先したいところです。ゆらぎがちな肌を健康に保つためには、新しいスキンケアを試すといった攻めのスキンケアは避けましょう。私の場合は、スキンケアは低刺激性の製品にしぼったうえで、夜はクリームをたっぷり塗り、日中は思い切ってベースメイクを諦め、日焼け止めだけにして肌を整えています。

と、肌への刺激を最低限に抑える「守りのスキンケア」の大切さが説かれました。

「1分を大切に」。有村さんの想いがこもったメッセージ

「みなさんの1分、30秒という時間を、ぜひ大切にしてあげて」。イベントの終わりにあらためて投げかけられた、有村さんからの熱いメッセージは、ママたちの心にも響いたよう。

イベント終了後には、「いつもはバタバタで自分のスキンケアもご飯も後回しだったので、とても貴重な時間になりました」「自分の肌ケアは手抜きしまくりだったので、意識を変えることができました」「同じ悩みを抱えるママたちと肌について話せたことで、自分ももっとできる! と勇気をもらえました」といった声がありました。

今回参加していただいたママたちには、第一三共ヘルスケアの敏感肌向けフェイスケアシリーズ「ミノン アミノモイスト」をはじめとした製品がお土産として渡されました。イベント中に有村さんもおすすめしていたミノン アミノモイストのアイクリームとオイルには、ママたちも興味津々。「さっそく実践に移したい」と、笑顔で会場をあとにしました。

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