シミの見分け方。シミは、色や形、広がり方で、ある程度見分けることができます。

肝斑(かんぱん)

ほほ骨に沿って左右対称に出る薄茶色のシミ 肝斑と思われます。

肝斑は、とくに額、ほほ骨のあたり、口の周辺に左右対称に生じます。目の周囲にはできず、色が抜けたように見える点が特徴的です。レーザー照射すると悪化するといわれています。妊娠後や経口避妊薬の服用などにより誘発・悪化するので、女性ホルモンが関連しているといわれています。高齢者ではほとんど見られないといわれています。


こめかみ近く
[チビ肝斑(かんぱん)]


顔や口の周りにも
出たタイプ


もやっと広がった
蝶々タイプ


ほほ骨に沿って筆で
書いたような


左右対称だが
大きさが違う

日光性黒子(にっこうせいこくし)

平らで境界がはっきりした黒っぽいシミ。左右対称ではない。 日光性黒子[老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)]と思われます。

日光性黒子は、中年以降に好発する色素斑です。
顔以外にも手や背中、腕などに多く出るものです。

ソバカス

子供のころからある小さいまるい色素沈着 ソバカス[雀卵斑(じゃくらんはん)]と思われます。

ソバカス(雀卵斑)は、顔に出る細かいつぶ状の色素斑です。
3歳頃から出始めて思春期に特に目立つようになります。

炎症後色素沈着

炎症の後に残った色素沈着炎症後色素沈着と思われます。

炎症後色素沈着は、ニキビや化粧品などによる炎症が治った後に生じる
褐色のシミで、年齢・性別に関係なく、また顔以外にも全身にできるものです。

対称性真皮メラノサイトーシス

小さいまるい色素沈着が散在的に見えたり、集まって見えます。左右対称にあります。対称性真皮メラノサイトーシス(ADM※)と思われます。

季節によって薄くなったり濃くなったり等の変動が少ない色素斑です。
※ADM:acquired dermal melanocytosis

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